「親の遺品を捨てられない…整理しないといけないのは分かってるんだけど」
「自分で遺品整理をするのは時間的にも難しいので、業者に依頼しても良い?」
遺品整理で捨てられないとお悩みの方は多いはずです。
故人の思い出が詰まった品を捨てると故人が可哀想、思い出が消えるような気がすると思ってしまいますよね。
そこで、この記事では遺品を捨てられない理由と気持ちを軽くする考え方、捨てない遺品整理の方法、遺品整理業者に依頼するメリットを解説します。
目次
親の遺品を捨てられない理由
親が亡くなった後に遺品を捨てられない理由を整理してみましょう。
自分でも意識していなかった理由で、親の遺品整理に手をつけられていないことに気付くかもしれません。
- 親との思い出が消えてしまう気がする
- 故人が可哀想だと感じてしまう
- バチが当たるような気がする
- 捨てて良いものと悪いものの判断がつかない
- 遠方で遺品整理の時間がない
- 遺品が膨大で捨て方もわからない
親との思い出が消えてしまう気がする
親の遺品を捨ててしまうことで、親との思い出自体が消えてしまうような気がして捨てられない場合もあります。
筆者も親が亡くなったあと死亡届を出してガスや水道を止めて、さらに遺品まで捨てると親がこの世から完全に消えてしまうような気がしました。
そのため、なかなか遺品整理に手をつけられなかったのです。
あなたが遺品を捨てられないのは、親の思い出を手放せないからかもしれません。
故人が可哀想だと感じてしまう
あなたは優しいので、遺品整理をすると親がかわいそうな気がするのではないでしょうか。
そのため、親が大事にしていた家具やお皿、宝石などを売ったり、捨てたりするのは気が引けてしまうのです。
確かに、私物がどんどん捨てられていくのを見ると、故人が悲しむような気がします。
あなたが遺品を捨てられないのは、大事な品物を捨てられる親に同情しているからかもしれません。
バチが当たるような気がする
故人の思い入れがある品物を捨てると、親から恨まれるのではと考える人もいます。
また、故人のものを受け継がずに捨てるのは、ものを粗末にしているような気がするでしょう。
筆者も母が大事にしていた家具を捨てる際に「化けて出たらどうしよう」と考えてしまいました。
あなたが遺品を捨てられないのは、心のどこかで遺品を捨てたらバチが当たると思っている可能性があります。
捨てて良いものと悪いものの判断がつかない
身近な人が初めて亡くなった場合に、遺品整理で捨てて良いもの、悪いものの区別がつかずに捨てられない場合もあります。
相続に関する物や形見分けする物を分別しながら、本当に不要な物だけを捨てる必要があるからです。
万が一大切なものを捨てたら取り返しがつかないと考えると、遺品を捨てられなくなります。
遠方で遺品整理の時間がない
実家が遠方にある場合には、遺品整理のためのまとまった時間が取りにくいです。
遺品整理は家の広さによってはまとまった時間が必要ですが、会社員として働いていると気軽に休みも取れません。
特にあなたが一人っ子で地元に残った兄弟もいないと、代わりに遺品を捨ててくれる人もおらず、なかなか遺品を捨てる機会を作れないでしょう。
遺品が膨大で捨て方もわからない
遺品の量が膨大すぎたり、捨て方自体がわからない場合もあります。
筆者の地元はゴミの分別がかなり細かく、月に1回しか回収してくれないゴミがあるなど、捨てるのも一苦労でした。
さらに巨大なタンス5つ分くらいの衣装も遺されており、捨て方がわからないものも。
遺品の量が多すぎたり、地元を離れて久しく分別方法がわからない場合も、なかなか遺品が捨てられないでしょう。
捨てられない人が遺品整理に取り組むコツ
持ち家で賃貸の解約期限がない場合は、急いで遺品整理をする必要はありません。
しかし、遺品整理を放置するとだんだん面倒になり、実家を放置してしまう可能性も。
筆者がなかなか捨てられなかった遺品整理に取り組んだ際に意識したコツを共有するので、ぜひ参考にしてください。
- 相続関係など必要最低限のものだけ整理する
- ノートに親を失った寂しさを書いて気持ちを落ち着ける
- 気持ちが落ち着いたタイミングで誰かと一緒に遺品整理する
- 供養やお焚き上げをして罪悪感を減らす
相続関係など必要最低限のものだけ整理する
まず親が亡くなったあとは、最低限相続に関係するものだけ整理しておきましょう。
相続税の申告と納付は死亡日から10ヶ月以内と期限が決まっているため、早急に対応しなければなりません。(【参考】No.4205 相続税の申告と納税|国税庁)
そのため、基本的に相続関係だけは先に済ませておくようにしましょう。
本来は同時に遺品整理をするのが良いのですが、気持ちの整理がつかないうちに無理に遺品を捨てると、後で後悔するかもしれません。
現金や不動産、有価証券、高価な宝石やバッグなどを先に整理しておき、遺品整理は後ほど着手しても良いでしょう。
ノートに親を失った寂しさを書いて気持ちを落ち着ける
親が亡くなったあと、悲しみから立ち直れず遺品整理ができない方は、まず気持ちを落ち着けましょう。
筆者も遺品整理に着手すると涙が出て何もできなかった経験があり、その際はノートを使って感情を整理しました。
友達に話すのも良いですが、あまり暗い話を他人にするのは気が引けます。
ノートなら遠慮なく悲しみを吐き出せるので、感情のままに気持ちを書き出してみましょう。
書き終わった後にまた感情が蘇ることがありますが、その場合は再度ノートに吐き出し、何度か繰り返すと気持ちが落ち着きます。
気持ちが落ち着いたタイミングで遺品整理に取り組めば、感情が乱れずに遺品を捨てられるでしょう。
気持ちが落ち着いたタイミングで誰かと一緒に遺品整理する
しばらくして親を失った悲しみが癒えたタイミングで、誰かと一緒に遺品整理をしてみましょう。
気持ちが落ち着いたと思っても、いざ遺品を目にすると捨てられなくなる可能性があります。
そんな時は、親戚や信頼できる友達と遺品整理をするのがおすすめです。
単純に人手があると整理のスピードが速くなりますし、人目があった方が感情を抑制し、遺品を捨てる際に思い切りがつきやすいです。
遺品を捨てる際に誰かに相談しながら進めることもできるので、誰か親しい人と一緒に遺品を捨てると良いでしょう。
供養やお焚き上げをして罪悪感を減らす
遺品に故人の魂が宿っているのではと考えてしまう人は、供養やお焚き上げを検討しましょう。
供養やお焚き上げとは、故人の魂が安らかに眠れることを祈願してもらうことです。
遺品を捨てる前に供養やお焚き上げをしておけば、遺品を捨てる罪悪感を軽減できます。
筆者も遺品整理の前に、特に母が大事にしていた品だけは供養をしてもらいました。
供養やお焚き上げは近くのお寺、神社でお願いできます。
また、お坊さんに自宅に来てもらって、現地での供養も可能です。
宗派と地域、供養の方法によって費用が変わりますが、大体の相場は以下の通りです。
持ち込んで合同供養してもらう | 無料〜1万円 |
持ち込んで個別に供養してもらう | 1万〜10万円程度 |
現地で供養してもらう | 2万〜7万円 |
遺品を捨てられない状態を脱却するための考え方
筆者も母が20代で亡くなり、5年くらいは遺品整理できずに実家を放置していました。
筆者が遺品を捨てる決意をするきっかけとなった考え方を共有するので、ぜひ参考にしてください。
- 親はあなたに気持ちに区切りをつけて欲しいと思ってる
- 捨てずにリサイクルや売却する方法もある
- 遺品自体に親の魂や思い出が詰まっているわけではない
- 遺品を全部捨てなければならないわけじゃない
- 遺品整理をしないと運気が下がる
- 遺品整理を自分でしないのは悪いことじゃない
親はあなたに気持ちに区切りをつけて欲しいと思ってる
遺品を捨てられない方は、親御さんが本当に遺品を捨てて欲しくないと思っているか考えましょう。
実は親はあなたに遺品を捨てて、気持ちを整理して欲しいと思っているかもしれません。
筆者は友人から「実家に帰るたびに泣いてたら、お母さんも遺品捨てなさいっていうよ」と言ってもらい、勇気をもらいました。
ずっと泣いているよりも、遺品を捨てて前向きに幸せに生きることが、親の望みなのではないでしょうか?
捨てずにリサイクルや売却する方法もある
遺品を捨てられないなら、捨てずにリサイクルや売却する方法もあります。
筆者の友達は親の死後に遺品の着物をリメイクしてハンカチやバッグにし、今も大切に使っています。
また、筆者も母の遺品の一部を業者さんに買い取ってもらいました。
遺品整理は必ずしも捨てなければならないわけではなく、リメイクしたり、本当に必要な人の手に渡るように売却するのも手段の1つ。
遺品を捨てられない人は、捨てずに済む遺品整理を検討してみましょう。
遺品自体に親の魂や思い出が詰まっているわけではない
筆者は友人から「遺品自体に親の魂や思い出が詰まっているわけではない」と言われ、遺品を捨てることができました。
実は、遺品に個人の魂が宿るという解釈は仏教にはないそうです。
しかし、どうしても遺品を捨てるのが気が引けるのであれば、供養やお焚き上げをすれば安心です。
遺品供養やお焚き上げは、近くのお寺や神社に連絡をしてお願いできます。
筆者は最寄りのお寺に持ち込んで、合同でお焚き上げをしてもらいました。
また、親との思い出は私たちの記憶に残っており、遺品を捨てたら思い出が消えるわけではありません。
今は遺品を捨てると親の存在や思い出が消えると考えるのは間違いだと思っています。
遺品を全部捨てなければならないわけじゃない
そもそも遺品整理の際に、遺品を全て捨てなければならないわけでもありません。
筆者も遺品整理とは、生前親が住んでいた家を空っぽにするものだと思い込んでおり、なかなか着手できませんでした。
特に思い出がある品や親が大切にしていた遺品は、形見として手元に残しておいて良いのです。
例えば、親が大事にしていたバッグや宝石だけ残してあとは捨てるなど、思い入れのあるものだけ残しましょう。
筆者はアルバムなどはデータにしてもらい、本体のアルバムは全て処分しました。
単純にものを残すのではなく、写真やデータとして手元に置いておくこともできますよ。
遺品整理をしないと運気が下がる
親の遺品を捨てると運気が下がったり、バチが当たると思っている人もいますが、実は真逆で遺品を捨てないと運気が下がるそうです。
風水では「古いものを使わずに残しておくことは、運気低下につながる」とされています。
筆者は風水を気にするタイプなので、これを聞いて使わない遺品は捨てる決意がつきました。
きっとご両親もあなたに運気が低いままでいて欲しくはないはずです。
遺品を使いもせずに放置しているのなら、感謝して手放した方が運気的にも良いでしょう。
遺品整理を自分でしないのは悪いことじゃない
遺品を捨てられない人のなかには、整理のためのまとまった時間がとれない方もいるでしょう。
代行業者があると知っていても「遺品整理を自分でしないのは、悪い気がする」と思っていませんか?
実は筆者も、遺品整理を人に依頼するのは親への不義理だと思っていました。
しかし、お友達から「いつまでも放置すると、逆に親が怒るかも。そういう時は業者さんを頼っても良いのよ」と言ってもらい、代行業者さんを利用することにしました。
確かに考えてみれば、いつまでも遺品を放置している状態こそ、親の望みとは違う気もしたのです。
あなたも、遺品整理を自分でやらなければならないと思い込む必要はないと思います。
捨てられない人向け!捨てない遺品整理の方法
どうしても遺品を捨てられない人向けに、捨てない遺品整理の方法を共有します。
筆者も遺品を捨てられなかったので、この方法と業者さんの手を借りて、なんとか遺品を処分しました。
- 親戚に形見分けする
- 価値のある遺品を売却する
- 学校や施設に寄付して再利用してもらう
- 着物が衣類はリメイクして使う
- データ化して残しておく
親戚に形見分けする
どうしても遺品を捨てたくないなら、できるだけ親戚に形見分けしましょう。
筆者の自宅にも大きな桐ダンスがあり、処分に困りましたが、親戚に必要な人がいたのでもらってもらいました。
再利用してもらえば、遺品を捨てる罪悪感なく遺品整理が進みます。
衣類や宝石類など、人が欲しがりそうなものは、欲しい人に譲りましょう。
価値のある遺品を売却する
ブランドバッグやアクセサリーなど、価値がある遺品の場合は売却するのも良いでしょう。
遺品を現金に変えられるだけでなく、買取業者が必要な人へ販売して、その品物が必要な人の手に渡ります。
筆者は遺品を売るのが悪いことかと思っていましたが、業者さんが「買い取って、必要な人にお渡ししますね」と声をかけてくれて、安心して手放せました。
ただ遺品を捨てるよりも罪悪感も少ないので、買取対象になる品があれば売却しましょう。
学校や施設に寄付して再利用してもらう
古くなった衣類や食器類などは、学校や施設に寄付して再利用してもらえる場合があります。
筆者の自宅にも衣類や食器類が大量にあり、全て捨てるのは忍びなかったので、周辺で寄付を募っている施設や団体を探して、引き取ってもらいました。
遺品を捨てずに、人の役に立つ方法で処分できるので、きっと親御さんも喜びますよ。
着物や衣類はリメイクして使う
親が気に入っていた着物や衣類を、リメイクして使うのもおすすめです。
筆者のお友達はトートバッグやハンカチにして、親の遺品を大事に引き継いでいます。
着物や衣類をそのまま取っておくと収納に困りますが、リメイクすればコンパクトで実用的になるので、活用しやすいです。
データ化して残しておく
遺品を捨てるのに抵抗がある人は、遺品をデータにして残すと良いでしょう。
筆者は遺品整理前に親が住んでいた時の状態を写真に残して、思い出として保管しています。
遺品整理が終わった後に、見知った実家の様子が変わるのが悲しかったからです。
写真ならいつでも見返せますし、データなので嵩張りません。
写真アルバムなどもデータにしておくと、場所を取らずに見たい時に見られます。
遺品を捨てられないとお悩みの方は、以上のような方法で遺品を捨てずに整理してみてください。
親の遺品が捨てられない人は遺品整理業者に依頼するのがおすすめな理由
ここまで遺品を捨てられない人向けに、遺品整理を進める考え方や捨てない整理の方法を紹介しました。
しかし、どうしても自分でやると思うと億劫になったり、悲しみが蘇る人もいると思います。
そんな方は、筆者も利用した遺品整理業者への依頼がおすすめです。
筆者が遺品整理業者をおすすめする理由を紹介します。
- 業者のスタッフの目があるので感情を抑制しやすい
- 形見分けや目録の作成のサポートもしてもらえる
- 価値のある遺品の売却も片付けと同時にできる
- 膨大な量の遺品もスピーディに片付けてくれる
- 遺品を分類する必要がなく粗大ゴミなども回収してくれる
業者のスタッフの目があるので感情を抑制しやすい
遺品整理業者に依頼すれば、スタッフさんが自宅に来て一緒に遺品整理をしてくれます。
一人だと悲しくて号泣して片付けられないこともありますが、第三者の遺品整理業者さんがいてくれることで、感情を抑えて淡々と作業できます。
もちろん、完全にスタッフさんに整理をお任せして、どこか別の場所で待機しておける場合もあるので、立ち合いすら辛い方は問い合わせ時に相談してみましょう。
遺品を捨てるのが辛くて片付けられない人にとって、感情を抑制できる環境を作り出せるのは大きなメリットだと思います。
形見分けや目録の作成のサポートもしてもらえる
遺品整理業者には、遺品整理士の資格保持者が在籍している場合が多いです。
遺品整理士とは遺品整理に関しての知識を持つプロで、遺族に代わって遺品の整理や掃除、不用品の仕分けをしてくれます。
また、遺品整理士は相続に関する目録の作成や形見分けの知識もあるため、相続手続きに関してのお悩みも相談可能です。
なお、便利屋サービス21では、遺品整理士の免許を登録がございます。(遺品整理士:IS10297号・特定遺品整理士:TS10216号)
2024年度に遺品整理士認定協会より優良事業所の認定も受けていますので、安心して大切な遺品の整理をお任せください。
便利屋サービス21の会社概要や資格はこちらでご確認いただけます。
貴重品の分類や探し出しも依頼できる
遺品整理の際に、親との思い出の品や権利書などの重要書類が見つからないケースもあります。
遺品整理業者は遺品整理のプロであり、長年の経験から重要書類や貴重品を探し出し、紛失しないように仕分けてくれます。
筆者も親が大事にしていた指輪を紛失したのですが、遺品整理の際に遺品整理業者の方が見つけてくれて、大変助かりました。
遺品整理をプロに依頼することで、自分では探せない小さな無くし物なども見つかる可能性があります。
価値のある遺品の売却も片付けと同時にできる
遺品整理業者の中には、古物商の資格を取得しており、買取も同時に可能な業者があります。
実家に価値がある遺品が残っている場合は、遺品整理の際に売却をお願いすると良いでしょう。
買取してもらった費用は、遺品整理の料金に充当できるので、片付けの費用を抑える効果もあります。
補足として便利屋サービス21では、古物商許可番号を取得しています。(古物商許可番号:306601806089号)
無許可で買取を行う悪質な遺品整理業者もありますので、弊社のように免許を取得した優良な事業者に買取をお任せください。
遺品整理にかかる費用を知りたい方はマンションの遺品整理を業者に依頼した際の費用相場を遺品整理業者便利屋サービス21が解説でまとめています。
膨大な量の遺品もスピーディに片付けてくれる
整理する対象の遺品が膨大な量であっても、遺品整理業者ならスピーディに片付けてくれます。
筆者の母はとにかく捨てられない人で、遺品の物量が非常に多くて困っていました。
しかし、遺品整理業者の方へ依頼したところ、3LDKマンションをたった1日で片付けてくれました。
自分でも少しは親族に譲ったり、片付けをしてはいましたが、想定以上に速く遺品整理が終わりました。
遺品整理を急ぐ必要がある場合などは特に、遺品整理を業者さんに依頼することをおすすめします。
遺品を分類する必要がなく粗大ゴミなども回収してくれる
遺品整理業者さんに片付けを依頼すれば、遺品の分類やゴミ出しの必要はありません。
遺品を仕分けて必要なものは残し、不要と判断したものは全て回収してくれるからです。
筆者が依頼した際にも、家電や家具など捨てにくいものも回収してくれたので、手間がかからず本当に楽に遺品整理ができました。
分別なども「全てこちらでやっておきます」と言ってくれ、非常に助かった経験があります。
遺品整理の後の不用品処分まで任せられるので、遺品整理の手間を省略したいなら、ぜひ遺品整理業者に依頼しましょう。
遺品が捨てられないお悩みに関するQ&A
最後に、遺品を捨てられない方が抱えがちなお悩みについて、よくある質問をまとめました。
- 遺品整理は義務ですか?
- 亡くなった人の洋服を着るのはスピリチュアルや風水的には良くないのですか?
- 遺品整理はいつすべきですか?
遺品整理は義務ですか?
基本的に親が亡くなった場合に、法廷相続人が遺品整理の義務を負います。
相続とは、故人が持っていたすべての権利・義務を受け継ぐことです。
つまり、故人が持っていたものの処分や整理も、相続人の責任でおこなう必要があります。
特に亡くなった親が賃貸物件に住んでいた場合などは、法定相続人の義務で遺品整理をし、なおかつ解約の諸費用の負担が必要な点に注意してください。
亡くなった人の洋服を着るのはスピリチュアルや風水的には良くないのですか?
亡くなった人の服を着るのは良くないとする風水の説もあるが、他の説では着る人の気持ちによるとされています。
大事なのは着用する際の気持ちで、故人の気持ちを引き継ぐという思いで着用するなら、問題ありません。
むしろ、全く使っていない衣類を放置することが風水的には悪いので、何らかの形で活用すると良いでしょう。
遺品整理はいつすべきですか?
遺品整理のタイミングは、一般的に葬儀後や形見分けのタイミング、相続税の申告前におこなう場合が多いです。
しかし、相続税の申告以外は特に決まったタイミングはなく、持ち家で急ぐ必要がないのであれば、自分のペースで遺品整理をしても問題ありません。
先に相続に関係する遺品整理だけは済ませておき、その他の遺品整理は後回しにしても良いでしょう。
遺品整理のタイミングについては遺品整理は49日前がおすすめ!法要前に遺品整理するメリットとは?をご覧ください。
便利屋サービス21で対応した遺品整理の事例
神奈川県横浜市旭区にお住まいのお客様より、遺品整理のご依頼をいただきました。
古書集めを趣味としていたお母様の遺品整理が進んでおらず、実家には古書や骨董品が大量に残っていました。
人に譲ろうと思っていたそうですが、なかなか貰い手が見つからないまま年月が経過。
お客様は都内にお住まいのため、片付け専門業者に依頼して遺品整理をしようと思い立ったそうです。
お母様が生前大切にされていた遺品を丁寧に分別し、お客様に許可をいただいたうえで丁重に処分までおこないました。
ご遺族の方の気持ちに寄り添いながら作業を実施し、完了後には「やっと気持ちに区切りがついた気がします」とお礼の言葉をいただきました。
遺品整理で捨てられないことにお悩みなら便利屋サービス21へご相談ください
遺品整理で故人が大切にしていたものを捨てられないという気持ちは、誰でも抱くものです。
しかし、使わない遺品をそのまま放置して、気持ちに区切りをつけられないのも良くありません。
故人はきっと、あなたに前向きに幸せになってもらってほしいと願っているはず。
便利屋サービス21は遺品整理士の資格を取得しているお片付け専門業者です。
遺品の整理にお困りなら、ぜひご相談ください。