「ゴミ屋敷になっている実家を相続したけど、どうしたら良いの?」
「ゴミ屋敷化した実家を片付けるのは大変そうだから、そのまま放置しても良い?」
ゴミ屋敷化した空き家を相続した場合、ほとんどの方がこれからどうすれば良いのか悩むかと思います。
本記事ではゴミ屋敷化した空き家のリスクやゴミ屋敷・空き家に関係する条例について解説します。
またゴミ屋敷化した空き家を片付けるための費用相場についても説明しています。
この記事を読むことで自分のケースに合った対処法がわかるようになります。
目次
ゴミ屋敷化した空き家を放置するリスク
忙しさや片付けへのモチベーションの低さなどから、ゴミ屋敷化した空き家をそのまま放置してしまう方も少なくありません。
しかし、実はゴミ屋敷化した空き家を放置するのは非常に危険です。
ゴミ屋敷化した空き家を放置するリスクについて詳しく解説します。
害虫・害獣の発生
1つ目に解説するゴミ屋敷化した空き家を放置するリスクは「害虫・害獣の発生」です。
ゴミ屋敷化した空き家には害虫・害獣のエサや住処になる物・場所がたくさんあります。
そのため、害虫・害獣が非常に発生・繁殖しやすい環境になっています。
害虫・害獣が発生してしまうと以下のような悪影響が起こる可能性があります。
- 害虫の死骸や害獣の毛などがアレルギーを誘発する
- 害虫・害獣が感染症などの菌を持ち込む
- 害虫・害獣が近隣住居に侵入し近隣住民とトラブルになる
空き家に害虫が発生してしまった場合のリスクと害獣であるネズミが発生してしまったリスクについては、それぞれ下記のページで詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
▶害虫が発生しない空き家の管理方法!放置するリスクと駆除方法も解説
▶空き家のネズミ駆除が必要な理由とは?予防策や駆除方法も解説!
放火・不法投棄などの犯罪に巻き込まれる
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると、放火や不法投棄などの犯罪に巻き込まれるリスクも高くなります。
もともと人の出入りの少ない空き家は放火のリスクが高いとされており、実際に2024年5月に山形県酒田市で空き家が放火される事件がありました。
さらに、ゴミ屋敷化した空き家の場合は燃えやすい物が多いため、大きな火事になりやすく非常に危険です。
また、不法投棄はゴミが放置されている場所や一目で管理されていないとわかる場所で起こりやすいとされていますが、ゴミ屋敷化した空き家はまさにその条件に当てはまります。
不法投棄された物は法律上その土地の持ち主が処分しなければいけないため、不法投棄されてしまうとゴミ屋敷化した実家を片付けるときの負担がより大きくなってしまいます。
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると落書きや不法侵入など他の犯罪に巻き込まれるリスクも高くなり、地域の治安にも悪影響を与えてしまいます。
参考ページ:
酒田市中心部で空き家などが焼ける火事相次ぐ 放火の疑い|NHK 山形県のニュース
「間違いありません」複数の建物などに灯油をまき火をつけた元消防団副分団長 新たに起訴された空き家の放火について起訴内容を認める(山形・酒田市) | 山形のニュース│TUYテレビユー山形 (1ページ)
川崎市 : 不法投棄を見かけたら
近隣住民とのトラブル
ゴミ屋敷化した空き家は以下のような状況になりやすく、近隣住民にとっては非常に迷惑な存在です。
- 近所の景観が悪化している
- ゴミ屋敷化した空き家からの悪臭が周囲に広がっている
- 害虫・害獣が近隣住居に侵入している
- 空き家への放火や不法侵入などにより近隣住民も犯罪に巻き込まれてしまう可能性がある
- 建物の老朽化や損傷が激しく倒壊などの恐れがある
そのため、ゴミ屋敷化した空き家を放置してしまうと近隣住民から苦情を言われたり、近隣住民の健康状態などに実害がある場合には訴えられたりしてしまうことがあります。
近隣住民とトラブルになると空き家を出入りするたびに苦情を言われたり、近隣住民への対応について悩んだりと非常に大きなストレスです。
そのストレスから自分も心身の健康状態を損なう恐れもあるため、近隣住民とのトラブルになる前にゴミ屋敷化した空き家を改善する必要があります。
建物の損傷・倒壊
ゴミ屋敷化した空き家を放置すると以下の理由から建物が損傷しやすくなります。
- ゴミの重さに床材や柱などが耐えきれず歪んだりひび割れたりする
- ゴミから出た液体や害虫・害獣の糞尿などにより壁や床材が傷む
さらに、木造建築の場合は次の理由から倒壊の危険性もあります。
- ゴミによって通気性が悪くなり木材が痛みやすくなる
- シロアリが発生・繁殖し木材を食べてしまう
建物が損傷してくると、現在は倒壊していなかったとしても万が一大きな地震が起きた場合に倒壊する恐れがあり非常に危険です。
建物だけでなくブロック塀やフェンスなども老朽化やゴミの重さに耐えきれなくなるなどの理由から倒壊の危険性がありますので、空き家を所有しているときは建物だけでなく庭やブロック塀など敷地内のあらゆることへの対策が必要です。
ゴミ屋敷化した空き家を放置した場合の行政の対応は?
ゴミ屋敷化した空き家を放置した場合に気になるのが「罰せられることはある?」「強制的に片付けさせられることはある?」など行政の対応だと思います。
結論から言うと、ゴミ屋敷化した空き家を放置した場合、行政から過料とよばれる金銭の支払いを命じられたり、強制的に片付けられたりする可能性があります。
行政から対応される条件や対応の内容について詳しく解説します。
周囲の環境に悪影響がある場合は行政が介入する可能性がある
行政がゴミ屋敷化した空き家に対応をするのは「倒壊の危険性がある」「衛生環境が悪い」など周囲の環境に悪影響がある場合です。
「家の中には物があふれているけれど外から見たらわからない」というような家の場合は行政が介入してくることは滅多にありません。
また、周囲の環境に悪影響がある空き家だとしても、突然「〇月〇日までに片付けなさい」と命じられたり罰則があったりするわけではありません。
最初に口頭や文書などで助言・指導をするような罰則の無い対応から始まります。
この助言・指導を無視したり、調査に協力しなかったりする場合により強制力の強い命令や罰則が科されるようになります。
行政から助言・指導を受けた場合には無視せずに従う、もしくは難しいときには行政にどうして難しいのかなどを相談をするようにしましょう。
国の空き家に対する法律
現在国では増え続ける空き家が問題になっており、平成26年に『空家等対策の推進に関する特別措置法』という法律を制定しました。
『空家等対策の推進に関する特別措置法』では倒壊の危険性が高いなど周囲に悪影響がある空き家に対して、自治体が所有者に指導や勧告など改善を求めたり、それでも放置されている場合には空き家を強制的に取り壊したりする対応ができると定めています。
さらに『空家等対策の推進に関する特別措置法』は令和5年に改正されて「そのまま放置すると倒壊の恐れがある空き家」だけではなく「壁や窓が壊れているなど管理不十分な空き家」に対しても指導・勧告の対応ができるようになりました。
勧告を受けると、それまで固定資産税に対して受けていた住宅用地特例という軽減措置が受けられなくなってしまいます。
土地の広さによっては6倍の固定資産税になってしまう可能性もあるため、勧告を受ける前に改善する必要があります。
参考ページ:
住宅:空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報 – 国土交通省
自治体の条例の例:練馬区
自治体によっては独自の条例で空き家やゴミ屋敷への対応を定めています。
例えば、練馬区では空き家やゴミ屋敷に対して『練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例』という条例を定めました。
『練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例』では「倒壊の恐れのある空き家」「周囲の環境に悪影響がある空き家」「堆積物等による不良な状態にある家(いわゆるゴミ屋敷)」に対して練馬区が以下の措置を行えるとしています。
種類 | 内容 | 罰則など |
①立ち入り調査 | 区の職員や委任した人が空き家の中に入って調査を行う | 立入調査を拒否したり妨げたりした場合は20万円以下の過料の可能性あり |
②助言・指導 | 改善した方が良い点について口頭や文書などで助言・指導を行う | 指導を無視した場合勧告の措置を実施する可能性あり |
③勧告 | 期日までに必要な改善をするように文書で勧告を行う | 勧告を受けた時点で住宅用地特例という軽減措置は受けられなくなる 勧告を無視した場合、命令の措置を実施する可能性あり |
④命令 | 期限までに必要な改善するように文書で命令を行う | 命令を無視した場合、50万円以下の過料と行政代執行の可能性あり |
⑤行政代執行 | 行政が所有者に代わって改善を行う | 改善にかかった費用の請求 |
*応急措置 | 緊急性がある場合には行政が応急措置を行う | 措置にかかった費用の請求 |
参考ページ:
練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例施行規則
ゴミ屋敷化した空き家を自力で片付けられるか見極める4つのチェックポイント
ゴミ屋敷化した空き家を片付けようと思ったら、どうすれば良いのでしょうか?
まずは自分で片付けようと考える方が多いかと思います。
しかし、ゴミ屋敷化した空き家を片付けるのは非常に大変なため、場合によってはゴミ屋敷専門の片付け業者への依頼が必要になります。
ゴミ屋敷化した空き家を自力で片付けられるかを見極める4つのチェックポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
その1:片付けるための時間・人手が確保できる
ゴミ屋敷化した空き家を自力で片付けられるかを見極める チェックポイントの一つは「片付けるための時間・人手が確保できること」です。
ゴミ屋敷化した空き家を片付けるには時間がかかります。
また、大きな家具や家電などの処分が必要な場合には、一緒に大きな家具や家電を運んでくれる人手も必要です。
どの程度の時間・人数が必要かはゴミ屋敷化した空き家にある物の量や種類によって大きく異なります。
自分のケースに必要な時間と人手に見当をつけるためには、まず短時間自分でゴミ屋敷化した空き家を片付けてみましょう。
その時間で片付けられたゴミの量と、残りのゴミ屋敷化した空き家にある物の量を比べれば大体の必要な時間や人手がわかります。
ゴミ屋敷化した空き家の片付けに必要な時間・人手の確保が難しい場合には、ゴミ屋敷片付けの専門業者への依頼を考えてみましょう。
その2:ゴミの量がひざ下以下
ゴミ屋敷化した空き家を自分で片付けられるのはゴミの量がひざ下以下の場合といわれています。
その理由は2つあります。
1つ目の理由はゴミの量が多いとゴミの分別や搬出などに長い時間と多くの労力がかかるからです。
そのため、時間や人手の確保が難しくなるのはもちろん、辛い片付けが長期化することで片付けようというモチベーションを維持するのが難しくなり挫折しやすくなります。
2つ目は膝下より上までゴミが積み上がっている場合、下の方の長い時間放置されていたゴミから悪臭が発生したり、害虫が繁殖していたりなど自分で片付けるのが難しい状況になっている可能性が高いからです。
ゴミから出た汚れが壁や床に染み付いていたり水回りにカビが繁殖していたりと専門家でないとキレイにできない状態になっているケースもよくあるため、ゴミ屋敷片付けの専門業者に相談してみることをオススメします。
その3:処分する大型の家具・家電が少ない
処分する大型の家具・家電が少なければ自分でゴミ屋敷化した空き家を片付けられる可能性があります。
しかし、処分する大型の家具・家電が多い場合は自分で片付けようとすると以下のように怪我や建物の破損などのリスクがあり危険です。
- 運ぼうとした家具を足の上に落としてしまい骨折してしまう
- 家具を引きずってしまい床が傷つく
- ギックリ腰になる など
また、大型の家具・家電の処分の際は家具・家電の種類に合わせてそれぞれ自治体や専門の業者に回収を依頼する手間と処分費用がかかります。
ゴミ屋敷専門の片付け業者に片付けから依頼すれば、まとめて全て回収してくれるので、安全かつ手間をかけずに大型の家具・家電を処分できます。
その4:害虫・害獣が大量発生していない
ゴミ屋敷化した空き家を自分で片付けられるかどうかを見極める4つ目のチェックポイントは「害虫・害獣が大量発生していない」ことです。
害虫・害獣が大量発生してしまっている空き家は害虫・害獣が外から菌を持ち込んだり、害虫・害獣の糞尿があったりと不衛生です。
室内に入って片付けの作業をするとアレルギー症状が出てしまったり感染症にかかってしまったりと健康被害が出る可能性があります。
また、大量発生してしまった害虫・害獣の駆除や室内の消毒などプロでないと難しい作業が発生します。
そのため、害虫・害獣が大量発生してしまっているゴミ屋敷化した空き家の場合は、ゴミ屋敷片付けの専門業者に片付けと一緒に消毒など必要な作業を依頼するのがオススメです。
ゴミ屋敷化した空き家を自力で片付ける場合の費用相場と手順
ゴミ屋敷化した空き家を自力で片付ける場合、ゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼するよりは安くすみますが必要な道具の準備や粗大ゴミの処分などに費用がかかります。
そんなゴミ屋敷化した空き家を自力で片付ける場合の費用相場と、スムーズに片付けるための手順を解説します!
費用相場
ゴミ屋敷化した空き家を自力で片付ける場合、物の量や種類によって大きく異なりますが、一軒家の場合4万円以上はかかると考えておいた方が良いでしょう。
一軒家にある家財処分費用をシミュレーションしてみるとそれだけで約3万円以上かかります。
これにゴミ袋・軍手など必要な道具の準備や燃えるゴミなど他の不用品の処分費用を考えると4万円以上はかかると考えられます。
また、ゴミを処理施設まで運ぶためにレンタカーを手配する場合はその費用も必要です。
片付ける手順
ゴミ屋敷化した空き家を自力でスムーズ片付けるには、以下の7ステップで進めていきます。
ステップ1:片付けを行う日程を決めて時間を確保する
ステップ2:必要な道具を準備する
ステップ3:不要な物の処分方法を確認する
ステップ4:害虫駆除剤を使用する
ステップ5:必要な物と不要な物を分ける
ステップ6:不要な物を処分して必要な物は保管場所に移動する
ステップ7:清掃をする
後回しにしやすい不要な物の処分方法の確認ですが、実はゴミの仕分け作業に入る前に確認しておくのがオススメです。
事前に処分方法を確認しておくことで、すぐに回収してもらえる物と回収まで日にちがかかる物が把握できます。
そのため、すぐに回収できる物は手前に、日にちがかかる物は奥や庭にビニールシートをかけて置いておくなど、スムーズに処分できる一時保管場所が決められるからです。
ゴミ屋敷を片付ける手順については以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
▶︎空き家の片付けにかかる費用と時間は?自力で片付ける方法も解説! – 便利屋サービス21
ゴミ屋敷化した空き家の片付けを業者に依頼する場合の費用相場と流れ
「ゴミ屋敷化した空き家の片付けって、どれくらいの金額で業者に依頼できるの?」
「業者への依頼はどんな風にすれば良いの?」
ゴミ屋敷化した空き家を自分で片付けるのは難しいけれど、業者に依頼するのは色々わからないことがあって不安という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のためにゴミ屋敷化した空き家の片付けをゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する場合の費用相場と依頼の流れを解説します!
費用相場
ゴミ屋敷化した空き家の片付けをゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する場合の費用相場は22万円以上です。
ゴミ屋敷片付けの専門業者の費用は物の量によって異なります。
例えば物が少ないワンルームであれば3万円以上が費用相場ですが、一軒家で天井まで物が積み上がっているような場合には50万円や100万円以上かかる場合もあります。
その理由は、物が多くなれば多くなるほど「作業するスタッフの人件費」「不用品の処分費用」「不用品を運搬するための車両費」などが高くなるからです。
自分の場合にいくらかかるのか不安な方は、まず業者に見積もりを依頼してみるのがオススメです。
ほとんどのゴミ屋敷片付けの専門業者では見積もりを無料で行ってくれます。
全く金額がわからないまま自力で片付けるかゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼するのか悩むより、見積もりの金額を見てからの方が比較しやすくなります。
業者に依頼する場合の流れ
ゴミ屋敷化した空き家の片付けをゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼する流れは以下の通りです。
(業者によっては異なる場合もあります)
①問い合わせ | 業者に電話やメール、LINEなどで問い合わせます |
②見積もりの作成 | 現地調査後、業者に見積もりを作成してもらいます |
③契約 | 見積もり・契約書の内容に同意できたら契約を結びます |
④作業開始 | 契約時に決めた日時に作業を開始します |
⑤作業終了確認・支払い | 作業終了後、問題ないかを確認をします
大丈夫であれば支払いを行います |
「キャンセル料はいつから発生するの?」
「作業中はずっと立ち会いが必要?」
上記のように業者や作業に対して疑問点や不安点があるときは遠慮なく問い合わせの際に確認してみましょう。
丁寧にわかりやすく応えてくれるゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼するのがオススメです。
業者に支払う費用を安くする4つのコツ
「ゴミ屋敷化した空き家の片付けは業者に依頼したいけど、支払う費用は安く抑えたい…」
このように思う方も多いのではないでしょうか?
実は、ゴミ屋敷片付けの専門業者に支払う費用には安くできるコツがあります。
そんなゴミ屋敷片付けの専門業者に支払う費用を安くするコツを4つご紹介します。
コツ1:できるだけ自分で片付ける
ゴミ屋敷片付けの専門業者に支払う費用を安くする1つ目のコツは、できるだけ自分で片付けることです。
ゴミ屋敷片付けの専門業者の費用は空き家にある物の量によって変わるため、自分で片付けて物の量を減らしておけば費用が安くなるからです。
オススメなのは、まず燃えるゴミや燃えないゴミなど自治体で無料回収してくれるゴミを片付けることです。
多くの自治体では一度に出せる量が決まっています。
例えば台東区で一度の回収に出せる燃やすゴミの量は45リットル袋で3つまでです。
ゴミを出す際は自治体のルールを守り、何回かに分けてゴミを出すようにしましょう。
次に、自治体の粗大ゴミの回収を利用するのもオススメです。
ただし、自治体の粗大ゴミの回収の場合は粗大ゴミを庭や玄関先まで自分で運ばなければいけません。
そのため、自治体の粗大ゴミ回収では運ぶのが難しい大きな家具や家電は避け、椅子など簡単に運べるゴミだけを依頼した方が安全です。
参考ページ:
▶︎燃やすごみ 台東区ホームページ
コツ2:相見積もりをする
ゴミ屋敷片付けの専門業者に支払う費用を安くする2つ目のコツは、相見積もりをすることです。
相見積もりとは複数の業者から見積もりをとることです。
相見積もりをするとより安い金額で依頼できる業者を見つけられます。
しかし、相見積もりをする際は金額だけでなくプランに含まれている作業の内容やスタッフの対応なども比べるようにしましょう。
1番安い金額の業者に依頼しても、害虫駆除など必要な作業が依頼できなかったり、スタッフの対応が悪くて作業中に嫌な思いをしたりする可能性もあります。
相見積もりをすることで自分に必要な作業が全て対応可能な業者に安心して依頼できるようになります。
また、安すぎるゴミ屋敷片付けの専門業者は後から高額な追加請求があったり、回収した不用品を不法投棄したりするような悪徳業者である可能性もあるので注意しましょう。
ゴミ屋敷片付けの専門業者の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎ゴミ屋敷の業者を選ぶ5つのコツ|費用の相場や安く抑える方法を紹介 – 便利屋サービス21
コツ3:不用品買取を利用する
ゴミ屋敷片付けの専門業者に支払う費用を安くする3つ目のコツは、リサイクルショップなど不要な物を買い取ってくれる不用品買取を利用することです。
不用品を買い取ってもらえれば処分費用がかからず、逆に買取金額を受け取れるので費用を安くするのに非常に効果的です。
ただし、不用品買取のお店や業者によっては「店頭買取しかしておらず自分で持ち込むためにレンタカーを手配したが、買取金額が低く赤字になった」「片付け業者と不用品買取業者の作業日の調整が上手く行かない」など問題が起きることがあります。
上記のような事態になるのを避けるためには、出張買取を行っている不用品買取業者や、不用品買取が可能なゴミ屋敷片付けの専門業者に依頼するのがオススメです。
特にゴミ屋敷片付け専門業者にまとめて依頼できると、片付けと不用品買取の作業が同時にできるので非常にスムーズです。
コツ4:自治体の補助金を利用する
ゴミ屋敷片付けの専門業者の費用を安くする4つ目のコツは、自治体の補助金を利用することです。
例えば、東京都では都内にある空き家の家財整理に係る費用について、限度額を5万円として費用の2分の1の金額まで補助金を交付します。
群馬県富岡市では「空き家を第三者に売る人」「税金を滞納していない人」など条件を満たした場合に、家財処分費や処分に使用するレンタカー代などに対して限度額を10万円として費用の2分の1の金額まで補助金を交付します。
ただし、自治体によっては年度ごとの予算が決まっており予算が無くなり次第補助金の申請ができなくなったり、翌年度以降は補助金を交付しなかったりすることがあります。
ゴミ屋敷化した空き家を片付けるのに自治体の補助金を利用したい方は、ぜひお早めに空き家のある自治体自治体のホームページや役所などで調べてみてください。
参考ページ:
東京都空き家家財整理・解体促進事業
【補助】令和6年度富岡市空き家家財道具等片付け補助金
ゴミ屋敷化した空き家の片付けを業者に依頼するなら便利屋サービス21がオススメ!
ゴミ屋敷化した空き家の片付けを業者に依頼するなら、便利屋サービス21がオススメです。
その理由を3つご紹介します。
不用品買取・害虫駆除などまとめてご依頼可能!
ゴミ屋敷化した空き家を片付けるときに同時に依頼したい不用品買取・害虫駆除・ハウスクリーニングなどを便利屋サービス21ならまとめてご依頼いただけます。
例えば、ゴキブリなどの害虫は市販の駆除剤で駆除できるイメージがあるかもしれませんが、ゴミ屋敷などで大量に発生してしまっているケースでは市販の駆除剤でも駆除しきれない可能性が高いです。
そのため、専門業者による駆除がオススメになります。
他にも便利屋サービス21ではゴミ屋敷に染みついた悪臭の消臭作業や、ネズミ・ハトなどの害獣害鳥駆除なども幅広いサービスをご提供しています。
もし「こんなことも依頼できる?」とお悩みのことがあれば遠慮なくご相談ください。
市販の駆除剤を使用した害虫駆除方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、駆除剤の使用をお考えの方はぜひご覧ください。
▶【効果大⁉】バルサンを使ったゴミ屋敷の︎害虫駆除方法を解説!
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便利屋サービス21では現金・クレジットカードでのお支払いはもちろん、クレジットカードのご利用枠がない方やクレジットカードをお持ちでない方でも頭金0円での分割払い・後払いもご利用いただけます。
自社ローンによる分割払いでは最大60回まで分割できるので、お客様の無理のない金額でお支払いいただけます。
(自社ローンのご利用・分割回数には審査・規定があります)
実際に頭金0円の分割払いをご利用してゴミ屋敷化した実家を片付けたご依頼をご紹介します。
「想い出のある実家がゴキブリの走り回るゴミ屋敷に…」
「両親の施設入所が決まって後日リフォームも行う予定なので、貴重品や思い出のある品以外の全ての家具や日用品を回収して欲しい」
- 作業時間 3時間
- 作業内容 ゴミと不用品回収・粗大ゴミの搬出
- 費用 75万円 (頭金0円、5万円×24回払い)
高齢のご両親の住む実家がゴミ屋敷になってしまったお客様からのご依頼です。
離れた距離に住むお客様が少しずつ片付けてもまたすぐに逆戻りになってしまうと悩まれていました。
今回はご両親が高齢者施設に入所できる目途が立ったため、プロに一気に片付けてもらおうと便利屋サービス21にご依頼くださいました。
ご両親が軽度の認知症になってしまった影響もあってたくさんの物にあふれていたご実家でしたが、スタッフ数人がかりでテキパキと物を運び出し、予定通り3時間で作業が終わりました。
スッキリした家の様子にお客様も安心したように笑顔を浮かべておられました。
【東京都八王子市でゴミ屋敷化した空き家にお悩みなら便利屋サービス21がオススメ!】
ゴミ屋敷化した空き家を片付けた後はどうすれば良い?
ゴミ屋敷化した空き家は一度片付けても、そのまま放置すると放火や不法侵入など犯罪に巻き込まれるリスクや老朽化によって倒壊のリスクが高くなります。
では、ゴミ屋敷化した空き家を片付けた後はどうすれば良いのでしょうか?
ゴミ屋敷化した空き家を片付けた後にとるべき4つの方法を解説します。
①維持する
「空き家を賃貸にも売却にも出したくない」「いずれ住もうと思っている」などの場合は空き家そのまま維持するという方法があります。
ただし、空き家を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。
空き家はメンテナンスしないと建物が老朽化しやすくなったり、庭木が伸びて隣家に侵入して近隣トラブルになったりする可能性があります。
月に一度を目安に以下のメンテナンスを行いましょう。
- 定期的な通気・換気
- 排水設備の通水
- 敷地内清掃
- 庭木の剪定
- 降雪地帯の場合は雪おろし
- 住宅の破損箇所のチェック
- 建物の傾きがないか確認
- 郵便物の点検
空き家のメンテナンスついては以下の記事で詳しく解説していますので、空き家の維持をお考えの方はぜひ参考にご覧ください。
▶空き家のメンテナンス不足がトラブルに?管理方法や実家じまいの方法 – 便利屋サービス21
②売却する
「空き家を定期的にメンテナンスするのが難しい」「固定資産税の支払いが負担」という方にオススメなのは空き家を売却することです。
空き家を売却するには主に以下の2つの方法があります。
- 仲介業者を通して個人に売却する
- 不動産会社に売却する
仲介業者を通して個人に売却するメリットは、不動産会社に売却するより高い値段で売れるケースが多いことです。
一方、不動産会社に売却するメリットは、個人に売るよりも買い手が見つかりやすい点になります。
便利屋サービス21では、ゴミ屋敷の片付けから不動産売却までワンストップで対応しております。
「売却についてよくわからないので相談したい」「ゴミ屋敷を片付ける資金がないので売却後に片付けの支払いをしたい」などゴミ屋敷化した空き家の売却についてお悩みの方はぜひ便利屋サービス21にご相談ください。
③賃貸に出す
片付けた後の空き家は賃貸に出すという方法もあります。
「今は住む予定はないけれど数年後は子どもが住むかもしれない」などすぐには売却したくない方にオススメの方法です。
他にも空き家を賃貸に出すと以下のようなメリットがあります。
- 家賃収入が得られる
- 人が住むと家が傷みにくくなる
ただし、空き家を賃貸に出すことには次のようなデメリットもあります。
給
- 湯器や電気の故障などトラブルがった時には自分が対応したり保証したりしなければいけない
- 入居者がいないと家賃収入が得られない
- 入居者を探すためにリフォームする必要がある場合がある
空き家を賃貸に出す場合は一般的には不動産会社に依頼しますが、その不動産会社を選ぶ手間も必要になります。
空き家を賃貸に出すという方法は家賃収入があるので一見お得に思いがちですが、賃貸に出すために必要なコストやデメリットも考えたうえで選ぶようにしましょう。
④行政の相談窓口に相談する
空き家をどうすれば良いか悩んだ時には行政の相談窓口に相談する方法もあります。
近年、日本では空き家の増加が問題となっています。
そのため、自治体によっては空き家問題専用の相談窓口を設けています。
東京都では『空き家ワンストップ相談窓口』を設置しており、空き家の相続、売却、賃貸、管理、住替え等に関する相談が可能です。
また、『空き家バンク』という自治体が空き家を売りたい・貸したい人と空き家を買いたい・借りたい人とをマッチングする取り組みも全国的に広がっています。
空き家バンクを利用している自治体の中には、空き家バンクに登録することで使える補助金があるケースもあります。
空き家バンクに登録してから発生した費用にしか補助金がもらえないこともあるので、売却や賃貸を考えているゴミ屋敷化した空き家を片付けようと思ったら、最初に空き家のある自治体の役所に相談してみると良いでしょう。
参考ページ:
建設産業・不動産業:空き家・空き地バンク総合情報ページ – 国土交通省
東京都空き家ポータルサイト | HOMEページ
ゴミ屋敷化した空き家についてのよくある質問
ゴミ屋敷の片付けや空き家の片付けに豊富な実績を持つ便利屋サービス21が、ゴミ屋敷化した空き家についてのよくある質問にお答えします!
空き家となったゴミ屋敷の片付けは誰がしなければいけませんか?
空き家となったゴミ屋敷の片付けは、所有者が御存命の場合はその人が、所有者が亡くなった場合は相続人が行います。
例えば、空き家となったゴミ屋敷の所有者が親御さんの場合は、親御さんが施設などに入所してたとしても、片付けたり業者の手配をしたりしてゴミ屋敷をキレイにする責任があるのは親御さんです。
もし親御さんが認知症などにより成年後見制度などを利用している場合は、成年後見人の方が片付けをするケースもあります。
もし空き家になったゴミ屋敷の所有者が亡くなった場合は、子どもや兄弟など亡くなった所有者の相続人がゴミ屋敷を片付けなければいけません。
空き家となったゴミ屋敷も相続される財産にあたるため、相続人が管理しなければいけないからです。
相続されるゴミ屋敷の片付けは遺品整理ともいえます。
遺品整理費用の負担などについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
▶遺品整理の費用は誰が払う?相続放棄は可能?費用を安くする方法とは – 便利屋サービス21
相続放棄すればゴミ屋敷化した空き家の片付けをしなくても良いですか?
もし相続する予定の空き家がゴミ屋敷になっていた場合、相続放棄をしたとしても自分が片付けなければいけない可能性があります。
こちらに関しては個々のケースによって異なるため、お悩みの際は弁護士などの専門家に相談することをオススメします。
弁護士への相談は、お住いの自治体の弁護士相談や国が設立した法テラスなどからできます。
ゴミ屋敷のまま空き家を解体・売却できますか?
ゴミ屋敷のまま空き家を解体・売却することは可能です。
しかし、ゴミ屋敷のまま空き家を解体・売却するのには次のようなデメリットがあります。
- 解体費用が高くなる
- 売却金額が下がる
- 売却したいが買い手が見つからない
解体費用が高くなったり買い手が見つからなくて売却できなかったりすることを考えると、費用がかかってもゴミ屋敷を片付けてから売却した方がコスパが良い可能性もあります。
空き家を売却・解体する際に空き家に残っている物をどうすれば良いかについては、以下の記事で解説していますのであわせてご覧ください。
▶︎空き家の残置物はどう撤去するのが良い?処分方法と業者の相場も解説 – 便利屋サービス21
まとめ:ゴミ屋敷化した空き家は放置すると危険!できるだけ早く片付けよう!
ゴミ屋敷化した空き家を放置するのは放火などの犯罪に巻き込まれるリスクや倒壊のリスクなどがあり危険です。
自力で片付ける、もしくはゴミ屋敷専門の片付け業者に依頼してできるだけ早く片付けましょう。
また、ゴミ屋敷化した空き家を片付けるときには片付けた後に空き家をどうするかも考えておきましょう。
ついつい売却や賃貸などの大きな決断は後回しにしがちですが、空き家を維持するには定期的なメンテナンスや固定資産税などコストがかかります。
便利屋サービス21ならゴミ屋敷片付けの費用を空き家の売却後に支払える制度など、片付けから売却までワンストップでお任せいただけるからこそのサービスがあります。
ゴミ屋敷化した空き家にお悩みなら、ぜひ便利屋サービス21にご相談ください。
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