便利屋サービス21コラム

2022.12.26

アスペルガー症候群はゴミ屋敷になりやすい?特徴を理解して解決する方法

ゴミ屋敷の住人と聞くと、だらしない印象をもつ方も多いでしょう。けれども実際は、孤独感や認知機能の低下など、ゴミ屋敷になってしまう原因はさまざまな問題を抱えていると言われています。

「ゴミ屋敷になっているのはわかっているのに、自分で片付けられない」「そもそも以前から片付けることが苦手」という方の場合は、もしかするとアスペルガー症候群などの先天的な病気が原因かもしれません。

便利屋サービス21は、これまでに数多くのゴミ屋敷の片付けのご依頼を頂戴してきました。その中には「自分ではどうしても片付けられない」「家族が片付けができずゴミ屋敷化してしまっている」といったお悩みをもったケースも数多くありました。

この記事では、アスペルガー症候群の特徴と片付けられない理由、その特性を生かして片付けをする方法などを解説します。「自分や家族がアスペルガー症候群かもしれない」「対処方法や解決作が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

アスペルガー症候群とは?

アスペルガー症候群とは、自閉症スペクトラム症のうち知能や言語の遅れのない人たちのこと。後天的なものではなく、生まれつきもっている発達障害です。

特徴として、社会性・コミュニケーション・共感性・想像力などに困難を感じる、特定のものごとに強いこだわりをもつ傾向があります。また自分で決めたルールへのこだわりも強くルーティーンを好むため、予期しないことが起きると対応できなくなりやすいのです。

これらの特徴ゆえに、ゴミ屋敷化しやすいのがアスペルガー症候群です。だからといって、ゴミ屋敷になるのは仕方ないと諦める必要はありません。アスペルガー症候群の人は、特徴を理解してそれに合わせ対策すれば、片付けもできるようになり、ゴミ屋敷からの脱却も可能です。

いくつ当てはまる?アスペルガー症候群が片付けられない理由とは

こだわりが強くて捨てられない・要不要の判断が苦手

アスペルガー症候群の人は、不用品だとしても自分にとってこだわりの強いものはどうしても捨てられない傾向があります。明確なルールがない状態で要不要を判断することが苦手なため、どんどんとものを溜め込んでしまい、最終的にゴミ屋敷化してしまいます。

収納場所をイメージできない

アスペルガー症候群の人は、収納をイメージする・どこに何を片付ければうまく収まるのかイメージすることがあまり得意ではありません。収納する場所が決まっているものはいいのですが、新しくなにかを買ってきた時など、それをどこに片付ければいいのか、想像できないため収納ができないこともあります。

複数のことを同時にできない

アスペルガー症候群はマルチタスクが苦手な傾向が強くあります。例えば、服を脱いでソファーに置いた時に、スマホやテレビなど意識が別のものに向かえば、脱いだ服はどうでもよくなってしまいます。そのため、片付いていないものが増えていき、部屋全体が散らかりやすいのです。

相談できる相手がいない

共感性が低いといわれるアスペルガー症候群の人は、孤立しやすく心を割って相談できる友人をつくりにくい人が多いといわれています。自分以外の人が部屋を訪れる機会も極めて少ないため、ゴミ屋敷化が進んでしまいます。

アスペルガー症候群の特性を生かして片付ける

「得意なこと」と「苦手なこと」の差が大きいため、得意なことに巻き込んで苦手なことを補うようにします。また、苦手なことは無理に本人だけで取り組まず、まわりに協力してもらいましょう。

家族や友人に協力してもらう

「必要なもの」と「そうでないもの」をわけられないという人は、家族や友人に協力してもらうとよいでしょう。上手に片付けられない自分に落ち込んで、精神的に追い詰められてしまう方もいますが、原因はあくまでも脳機能の問題です。「片付けもできないダメな人間だ」のように、自分を責めて精神疾患などの発症リスクをおわないようにしましょう。

そのためにも、家族や友人がアスペルガー症候群かもしれない場合には、当事者を孤立させて追い詰めないためにも、理解者となってあげることがなにより大切です。

プロに頼る

片付けをしなければというプレッシャーや、身近な人に頼ること自体にストレスを感じてしまうという人は、プロに頼るのもオススメです。専門業者なら、即日対応でその日のうちにキレイな部屋にしてもらえるだけでなく、不要なものの引き取りや買取もしてくれます。

粗大ゴミの廃棄手続きや大量に出た不用品を決まった期日に捨てるなどの、日常のルーティーン以外のことをせずにすむのは、アスペルガー症候群の人にとっては大きなメリットです。

また、一度キレイになった部屋は、アスペルガー症候群の特性を生かしてその状態をキープすることが可能です。

キレイな状態を写真に撮っておく

アスペルガー症候群の人は視覚情報の処理が得意です。口頭で片付けた状態を説明されてもイメージできないことでも、キレイに片付いた状態の写真があれば一発で理解できます。

そのため、家族や友人・プロに頼ってキレイにした部屋を写真に撮り、それをいつでも見える場所に置いておくことで、自分で片付いた状態に戻せるようになります。

選定するのではなくルールを決めルーティン化する

「どこ」に「なに」を片付けるか、なにを捨てて残すのか、などを判断できず片付けが苦手なアスペルガー症候群。しかし「一度自分できめてルール化したものは徹底的に守らないと気が済まない」というポジティブな特徴を利用することで、片付けができるようになります。

キレイに片付いた部屋を基準に、ものを収納する場所・片付けるタイミングや時間帯などをルール化し、それをルーティンにすることで、苦手だと感じていた片付けも苦にならなくなるでしょう。

アスペルガー症候群が原因のゴミ屋敷の片付けなら便利屋サービス21へ

長年、どうしても片付けられないと悩んでいた人が、原因がアスペルガー症候群だったという例は数多くあります。なぜできないのか、その理由がわかれば高い集中力というポジティブな特徴を用いてゴミ屋敷から脱却することは可能です。

そのためにも、まずは部屋をキレイな状態に整え、それをキープする方法が最も近道といえるでしょう。

便利屋サービス21は、当日のご連絡でゴミ屋敷の片付け作業も可能です!分割支払いサービスもありますので、まとまった予算が用意できない場合でも、まずはぜひ一度、便利屋サービス21へお気軽にご相談ください。

東京・千葉・神奈川・埼玉周辺エリアでアスペルガー症候群によるゴミ屋敷を解決するなら便利屋サービス21

https://www.benri-consul.net/