便利屋サービス21コラム

2022.6.3

空き家の片付けにかかる費用と時間は?自力で片付ける方法も解説!

「誰も住んでいない実家の片付け、いつまでにどうやってやろうかな……」
「空き家の片付け、自分でやるのは大変そう……でも業者に依頼すると費用が心配」

本記事では、空き家の片付けにかかる費用と時間、そして自力で空き家を片付ける方法について解説しています。

空き家の片付けを自力でする場合と業者に依頼する場合について詳しく知ることで、自分に合った片付け方法を選ぶことができるようになります!

空き家の片付けをしないといけない理由とは?

「空き家を片付けるのは手間もお金もかかりそう……」
そんな理由から、空き家をそのままにしているという方は少なくありません。

しかし、実は空き家をそのままにしておくと大きな問題が発生する可能性があります。
空き家の片付けをしないといけない理由について、詳しく解説します!

固定資産税がかかる

日本の法律では、建物や土地を所有している場合、固定資産税という税金を払わなくてはいけません。
固定資産税は、誰も住んでいない建物や土地に対してもかかります。

固定資産税の支払いの義務は、毎年1月1日にその土地や建物を所有している人に対して、発生します。
(参考:固定資産税・都市計画税(土地・家屋) | 都税Q&A | 東京都主税局)

つまり、空き家を所有し続けると、毎年発生する固定資産税を払い続けることになるのです。

さらに、固定資産税には金額が上がるリスクもあります。

近くに大きな道路ができた、人気が出て需要が増えたなどの理由により地価が上がると、固定資産税評価額という金額が上がります。

この固定資産税評価額を基に固定資産税は計算されているため、固定資産税も上がることがあるのです。
固定資産税評価額は3年ごとに見直されます。

そのため、空き家のある地域の様子は時々確認しておいた方が良いでしょう。

犯罪に巻き込まれるリスクがある

空き家をそのままにしておくと、放火や空き巣、不法占拠など犯罪に巻き込まれるリスクがあります。

例えば、2024年3月12日には、北海道旭川の空き家への不法侵入で男性が逮捕されました。
男性はお金に困っており、人が住んでいなさそうな家を狙って侵入し、ご飯や物を盗もうとしていたと供述しています。

(参考:「仕事をしていないのでお金もなく、ご飯も食べていない。たまたま見つけた家に入り、ご飯や金を盗もうとした」空き家に侵入した男を逮捕 北海道旭川市)

この他にも、殺人事件や自殺の現場になってしまったり、放火されてしまったり、空き家だったために犯罪に利用されてしまったケースが多くあります。

行政から指導や勧告などを受ける可能性がある

指導・勧告とは、行政から口頭や書面で状況を改善するよう求められてしまうことです。

近年、どんどん空き家が増加しています。
国土交通省が各自治体に行ったアンケートでは、多くの自治体が空き家によって周辺の地域や環境に対する悪影響があると答えました。

国土交通省が各自治体に行ったアンケートでは、迷惑土地利用の発生により、風景・警官の悪化や、防災や防犯機能の低下など様々な悪影響があると答えています。

(画像引用元:自治体の空き家対策に関する調査研究報告書 第2部空き家の現状整理P7)

この空き家の問題に対して、平成26年に『空家等対策の推進に関する特別措置法』が成立しました。

そのまま放置すると倒壊などの恐れがある空き家を『特定空家』とし、行政が指導や勧告、命令ができるようにしたのです。

さらに空家等対策の推進に関する特別措置法は令和5年に改正され、特定空家だけでなく窓や壁などが一部破損しているような『管理不全空家』にも行政による指導や勧告ができるようになりました。
(参考:国土交通省|住宅:空き家対策 特設サイト)

空き家の片付けは自力でできる?業者に依頼するべき?

空き家を片付ける場合、まずは自力で片付けようと考える方が多いのではないでしょうか?

しかし、空き家の片付けは自力で行えるケースと、専門業者に依頼した方が良いケースがあります。
それぞれのケースについて詳しく解説します!

空き家の片付けを自力で行えるケース

空き家の片付けは、ケースバイケースですが一般的には3DK以下の間取りなら自力で片付けられると言われています。

また、間取りだけではなく以下の条件を満たしているかどうかも重要です。

  • 人手・時間が確保できる
  • 全体的な物の量が少ない
  • 大型の家具や家電などが少ない

必要な人手の数と時間の長さは、空き家の広さと物の量、作業する人の体力や得意不得意にもよって変わってきます。

物の量があまり多くない空き家であれば、あくまで目安ではありますが、自分を含めて3人以上、3〜4日間のスケジュールを確保できると良いでしょう。

全体的な物の量が多い場合は、物の処分に必要な人手と時間が多くなりすぎ、自力での片付けが難しくなってしまいます。

大型の家具や家電の搬出作業は慣れない人にとっては負担が大きいため、これらの量は必ず確認が必要です。
大型の家具や家電が多い場合には、業者に依頼した方が良いでしょう。

空き家の片付けを業者に依頼した方が良いケース

以下のケースは自力で行うには負担が大きすぎるため、業者に依頼した方が良いケースです。

  • 部屋数が3DKよりも多い
  • 人手・時間の確保が難しい
  • 物の量が多い
  • 大型の家具や家電が多い
  • 片付けなければいけない期日が決まっている

部屋数が3DKよりも多いと、家具や物の数も必然的に多くなってくるため、業者に依頼した方が良いと言われています。

また、売却や遠方への引越しなど、片付けなければいけない期日が決まっている場合にも業者の利用がおすすめです。

自力で片付けると、怪我や体調不良、急用など予期せぬトラブルなどでスケジュールが遅れることがあります。
業者に依頼すれば確実に、短時間で予定日に片付けることができるため安心です。

空き家の片付けにかかる費用相場と時間目安

空き家の片付けをする場合の費用相場と時間目安をご紹介します。

ここでは間取りごとにご紹介していますが、実際には物の量や種類などによっても変わってきます。
詳しく知りたい方は一度見積りをとってみるのがおすすめです。

業者に依頼する場合

空き家の片付けを業者に依頼した場合の費用相場と作業時間の目安は以下になります。

間取り 費用相場 作業時間目安
1R・1K 30,000~80,000円 半日~1日
1DK・1LDK 50,000~200,000円 1日
2DK・2LDK 90,000~300,000円 2~3日
3DK・3LDK 150,000~500,000円 3~5日
4DK・4LDK以上 220,000円~600,000円 3~5日

業者に依頼すると、自力で片付けを行うよりもどうしても費用が高くなってしまいます。

業者の費用の内訳を占めているのは、主に以下の3つです。

  • 人件費
  • 処分費用
  • 車両代

整理や搬出を行うスタッフの人件費がかかるのはもちろんですが、不用品の処分や、不用品を搬出する時に使う車両代などにも費用がかかっています。

ここに、ハウスクリーニングなどのオプションを追加するとオプション代もかかります。

逆に、家にあるいらない物でリサイクルできる物は、不用品買取を利用することで買取金額分を減額できることもあります。

作業時間はあくまで目安なので、業者に相談すればより短い時間で作業を完了させることもケースによっては可能です。
もし、すぐに空き家を売却したいなどお急ぎの場合は、見積りの時に遠慮なく相談してみましょう。

自力で行う場合

自力で空き家の片付けを行う場合の費用相場と作業時間の目安は以下になります。

間取り 費用相場 作業時間目安
1R・1K 15,000円~ 1日~
1DK・1LDK 15,000円~ 1日~
2DK・2LDK 20,000円~ 2週間~
3DK・3LDK 25,000円~ 3週間~

自力で空き家の片付けを行ったとしても、必要な道具の準備や、不用品の処分には費用がかかります。

必要な道具の準備は、大体3,000円〜5,000円必要です。

不用品は主に、燃やすゴミなど収集で出せるゴミ、粗大ゴミ、家電リサイクル法に則って処分する必要があるゴミに分かれます。

燃やすゴミなど収集に出せるゴミについては、一度に出せる量が自治体で決まっています。
それ以上の場合はその次以降の収集に分けて出すか、有料で廃棄してもらう手続きが必要です。

収集に出す際のゴミ袋も購入する必要があります。
例えば、東京都武蔵野市の場合、40リットル相当のごみ袋は1枚80円です。片付けをすると10枚、20枚はすぐに使用してしまうことが多く、それだけで2000円近くなってしまいます。
(参考:有料ごみ処理袋・粗大ごみ処理券取扱店|武蔵野市公式ホームページ)

粗大ゴミや家電などは、物一つ一つにそれぞれ処分費用がかかります。

特に家電リサイクル法の対象となる冷蔵庫やエアコン、テレビ、洗濯機は専門の業者に処分を依頼する必要があり、費用も高額となります。

家電リサイクル法対象品目 リサイクル料金の目安(税込)
エアコン 972円~2,041円
テレビ 1,296円~3,688円
冷蔵庫・冷凍庫 3,672円~6,037円
洗濯機・衣類乾燥機 2,484円~3,202円

(引用元:家電リサイクル法対象品目 台東区ホームページ)

空き家の片付けを自力で行う場合と業者に依頼する場合の比較

空き家の片付けは、自力で行う場合も業者に依頼する場合もそれぞれにメリット・デメリットがあります。
そんなメリット・デメリットをまとめ、比較してみました。

人によって、どんなメリット・デメリットを大きく感じるかは異なります。
ぜひご自身にとってよりメリットの大きい方はどちらか考える参考にしてみてください。

自力で行うメリット・デメリット

空き家の片付けを自力で行うメリットは以下の2つです。

  • 自分のペースで進めることができる
  • 費用を少なく抑えられる

他の人と一緒に作業をすると気疲れしてしまう方にとっては、自力で片付けをし、自分のペースで進める方が気が楽です。

空き家の片付けを自力で行うデメリットは、以下の4つです。

  • 多くの時間と労力が必要になる
  • 怪我をするリスクがある
  • 最後までキレイにできない可能性がある

自分のペースで片付けを進められるのが自力で片付けを行うメリットではありますが、思ったよりも時間がかかったり、疲れてしまったりすることがあります。
モチベーションも下がり、最後まで空き家をキレイにできないことも少なくありません。

業者に依頼するメリット・デメリット

空き家の片付けを業者に依頼するメリットは、以下の4つです。

  • 短時間で終わる
  • 労力を使わずに終わる
  • 怪我をするリスクがない
  • プロの仕上がりのキレイな家になる

空き家の片付けにかかる負担や時間を考えると、圧倒的に自力で片付けるよりも業者に依頼した方が楽です

一方、空き家の片付けを業者に依頼するデメリットは以下の2つがあります。

  • 費用がかかる
  • 自分のペースで進めることができない

多くの人にとって気になるデメリットは、やはり費用がかかる点でしょう。
費用相場を見ても、決して簡単に支払える額ではありません。

しかし、空き家をそのままにしておくことで発生する固定資産税や、犯罪に巻き込まれることなどのリスクを考えると、必要経費として考えた方が良いとも言えます。

自力で行う場合と業者に依頼する場合の比較まとめ

空き家の片付けを自力で行う場合と、業者に依頼する場合の比較をまとめると以下のようになります。

自力で行う場合 業者に依頼する場合
費用 安い(無料ではない)
相場:15,000円~
高い
相場:30,000円~
時間 長い(終わらない可能性あり)
相場:1日~
短い
相場:半日~
安全性 怪我をする危険がある 怪我をする危険性が低い
その他のメリット 自分のペースで進めることができる プロの仕上がりのキレイな部屋になる

実際にかかる費用や時間は、間取りや物の量によって大きく異なります。

空き家の片付けを自力で行う場合と業者に依頼する場合、どちらのメリットが大きいかは人それぞれです。
自分のケースのメリット・デメリットを比較し、自分に合ったやり方を選ぶことをおすすめします!

例えば、時間がない人は短い時間で片付けられる業者に頼むのが良いでしょう。

自分の時間をかけずにキレイにすることができ、売却など期日がある場合にもしっかり間に合わせることができます。

逆に、時間や手間はたくさんかけられるけれど、お金をかけたくない人は自力で行う方がメリットが大きくなるでしょう。

空き家の片付けを自力で行う7ステップ

空き家の片付けを自力で行うのには色々な方法があります。
片付けが得意な人なら、自分なりの方法で行っても問題なく進めることができるでしょう。

しかし、片付けが苦手な人や、自力で行う事に不安がある人は、以下でご紹介する7ステップに沿って進めるのをおすすめします!

ステップ1:片付けを行う日程を決めて時間を確保する

まずは片付けを行う日程、作業する人の時間を確保します。

一緒に片付けをしてもらいたい人には、最初に以下の項目を伝えておくと実際の作業とイメージしていた作業のずれを少なくできます。

  • 空き家の広さ
  • 空き家にある物の大体の量
  • 主に手伝ってもらいたいこと(力仕事、車の運転、不用品の仕分け、清掃など)

ステップ2:必要な道具を準備する

空き家の片付けをスムーズに行うためには道具が必要です。

空き家を片付ける前に、以下の物を準備しておくと作業を効率的に進めることができます。

  • マスク
  • 軍手
  • ゴム手袋
  • 室内履き
  • ゴミ袋
  • 住居用洗剤
  • バケツ
  • 雑巾
  • ビニールひも
  • ハサミ
  • ホウキ
  • チリトリ
  • 害虫駆除剤

それ以外にも、以下の物があるとより便利ですので、こちらも揃えておくのをおすすめします。

  • 帽子
  • メガネ
  • ブルーシート
  • トング

空き家の片付けに必要な物リスト

ステップ3:不要な物の処分方法を確認する

不要な物の処分方法をあらかじめ確認しておきましょう。

空き家のある自治体の役所やホームページで、燃やすゴミや燃えないゴミ、粗大ゴミの回収方法を確認します。

家電リサイクル法の対象である冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機などは購入した家電販売店があればそこで回収可能かを確認します。

購入した家電販売店で回収できない場合は、自治体の指定業者に引き取ってもらえるか自治体に相談してみましょう。
(参考:3秒でえらべる家電の捨て方|一般財団法人 家電製品協会)

まだ使える家具や家電、洋服などリサイクルしたい物を不用品買取を利用して処分する場合には、不用品買取を行っている業者に連絡し、以下の点を確認しておきます。

  • 出張買取可能か、店舗に持ち込んでの買取のみか
  • 買い取れなかった物は業者と自分、どちらが処分するか

不要な物を処分する際に車が必要な場合、レンタカーの手配などもしておきましょう。

ステップ4:害虫駆除剤を使用する

空き家での片付け作業の前に、まず害虫駆除剤を使用することをおすすめします。

空き家には害虫が発生してしまっていることが多いです。
片付けの最中に害虫がいると、不快な思いをしたり、作業がしにくくなってしまいます。

害虫駆除剤は製品によって何時間前に使用すれば良いかが異なります。

使用後すぐに室内に入れる物もありますが、2~3時間は室内に入らない方が良い物もあります。
使用上の注意をよく読み、使用するようにしましょう。

害虫駆除剤については、以下の記事で詳しく解説しています。
【効果大⁉】バルサンを使ったゴミ屋敷の︎害虫駆除方法を解説!

ステップ5:必要な物と不要な物を分ける

空き家にある物を、必要な物と不要な物に分けていきます。

不要な物は、さらに処分方法に応じても仕分けしておきます。

例えば、以下のように仕分けます。

  • 燃やすゴミ
  • 燃えないゴミ
  • 粗大ゴミ
  • 家電リサイクル法に従って処分するゴミ
  • リサイクルセンターに持ち込む物

不要な物の処分方法は自治体によっても異なるため、空き家のある自治体の規則に従って仕分けるようにしましょう。

必要な物はこの後保管場所に移動させるため、箱や袋などに入れ、移動させやすい状態にしておきましょう。
箱や袋には何が入っているか明記しておくと、移動・保管がしやすくて便利です。

ステップ6:不要な物を処分して必要な物は保管場所に移動する

不要な物を処分方法に応じて仕分けることが出来たら、それぞれ処分します。

当日中に処分できない物は一か所にまとめ、処分方法が分かるようにメモを貼っておきましょう。
庭などに置いて置く場合は、雨や風にさらされないようブルーシートをかけておくと安心です。

次に、必要な物を、現在の住居やトランクルームなどの保管場所に移動します。

必要な物の移動を不要な物の処分より先にしてしまうと、不要な物と間違えて必要な物の一部を移動し忘れてしまうことがあります。

また、後から必要な物が出てきて、何度も保管場所と空き家の移動をしなければならなくなることもあります。

そのため、不要な物の処分を終えてから必要な物の移動を行うのがおすすめです。

ステップ7:清掃をする

空き家の中から物が無くなったら、清掃を行います。

もし売却をするのであれば、どの程度キレイにするかによって、売却時の値段が変わる可能性があります。
売却する業者が決まっている場合は、業者にあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

空き家の片付けを自力で成功させる3つのコツ

「処分して良いのか、とっておいた方が良いのかわからない物ばっかり!」
「やってもやっても終わる気がしない……」
空き家の片付けを自力で行うのは、非常に大変です。

そんな空き家の片付けを自力で成功させる3つのコツをご紹介します。

スケジュールに余裕を持つ

「思ったよりも物が多かった」
「途中で体調を崩してしまった」
「来れる予定の人がこれなくなってしまった」

空き家の片付けを自力でしていくと、このようにスケジュール通りにいかないことがよくあります。

スケジュールから遅れてしまうと、その後の片付けの時間がとれなくなってしまったり、モチベーションが下がってしまったりして、空き家の片付けを諦めてしまいやすくなります。

そのため、元々予備日を設けるなどスケジュールには余裕を持つようにしましょう。

処分する基準を明確にする

必要な物かどうか一つ一つ時間をかけて悩んでしまうと、いつまでたっても片付けは終わりません。
あらかじめ、処分する物と残す物の基準を明確にしておきましょう。

まず、必ず捨ててはいけないのは以下の物です。

  • 現金
  • 通帳・カード
  • 印鑑
  • 身分証明書
  • 年金手帳
  • 遺言書

他にも、以下のような物があったらとっておきます。

  • 支払通知書
  • 美術品・骨董品
  • 貴金属

これ以外の物に関しては、自分や家族なりの処分する物と残す物の基準を決めておくことをおすすめします。

思い出の品に関しては以下の記事を参考に、処分するかどうかを判断するのがおすすめです。
捨てられない思い出の品を後悔せずに断捨離する方法 – 便利屋サービス21

小さいスペースから片付け始める

空き家の片付けを成功させるには、最後までモチベーションを保つことが重要です。
小さいスペースから片付け始めることで、達成感を感じやすく、片付けのモチベーションを保ちやすくなります。

最初はスペースが小さく、物もあまり多くない玄関から始めるのがおすすめです。
次に洗面台など他の小さいスペースや物が少ないスペースを掃除します。

物が多くて広いスペースであるリビングは最後にしたり、さらにリビングの中でも区画を区切ったりして片付けると良いでしょう。

空き家の片付けを業者に依頼する3ステップ

片付けを業者に依頼したことがなく、そもそもどうやって依頼したら良いかわからないという方も多いかと思います。

空き家の片付けを業者に依頼するのに必要な3ステップについて解説します!

ステップ1:空き家の住所・間取りを確認して業者を探す

まずは、空き家の住所と間取りを確認します。
可能であればこの時に大体の物の量が把握できると、業者に相談しやすくなります。

地域によって対応している空き家の片付け業者は異なります。
空き家の片付け業者を探し、空き家のある地域に対応しているかを確認しましょう。

『〇〇(住んでいる地域) 空き家片付け』
以上のような検索キーワードでも、対応している業者を探すことができます。

ステップ2:業者に見積りを依頼する

空き家のある地域に対応している業者を見つけたら、見積りを依頼します。

電話やメールだけで見積りを出してくれる業者もありますが、出張見積りで実際に空き家を見て見積りをしてくれる業者の方が安心です。

空き家の片付け費用は、ゴミの量によって大きく異なります。
そのため、電話やメールだけの見積りの場合、実際の請求金額と変わってしまう可能性が高くなります。

ステップ3:契約・実際

見積りに納得したら作業の日時を決め、契約します。

契約時には、契約書をしっかり読み、心配なことや疑問があれば、契約書にサインする前に業者に聞いておきましょう。

特に、契約書の以下のポイントは意識して確認しておく必要があります。

  • 住所・日時(期間)・料金・サービス内容に間違いはないか
  • 追加料金はないか(もしくはどのような条件で発生するか)
  • 免責事項の記載があるか、内容はおかしくないか

免責事項とは、予期せぬ事態が起きた時にどこまで業者が責任を負い、どこから責任を免れるかの範囲を書いたものです。
何か問題が起きた時に、この免責事項があることで深刻なトラブルになりにくくなります。

無事に契約を終えたら、契約した作業の日時に業者に空き家の片付けを行ってもらいます。

作業の立ち合いは必要な場合と、立ち会わなくても大丈夫な場合がありますので、契約の時に確認しておくと安心です。

安心して依頼できる空き家の片付け業者を選ぶ3つのコツ

空き家の片付け業者の中には、実は悪徳業者も存在します。

「見積りよりも高額な請求をされてしまった!」
「家具に大きな傷をつけられた!」
悪徳業者に依頼してしまい、このようなトラブルに巻き込まれてしまう方もいらっしゃいます。

安心して依頼できる空き家の片付け業者を選ぶ3つのコツをご紹介します。

必要な許可・資格を持っている業者を選ぶ

空き家の片付けをするには、必要な許可や資格があります。

例えば、不用品を収集・運搬するためには「産業廃棄物収集運搬業許可」や「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。

また、不用品を買取、販売するためには「古物商許可」が必要になります。
こうした必要な許可や資格を持っている業者を選ぶことが重要です。

優良業者の場合、持っている許可や資格の情報をホームページで開示していることが多いです。

便利屋サービス21でも、以下のようにホームページに記載しています。

便利屋サービス21会社概要ページスクリーンショット

(画像引用元:会社概要|不用品回収・粗大ゴミ回収・ゴミ屋敷片付け業者|便利屋サービス21)

許可や資格を持っていない、または開示していない業者は危険ですので避けるようにしましょう。

相見積りをとる

複数の空き家の片付け業者から見積りをとることで、自分の場合の相場がわかり、必要なサービスなども見極めることができます。

見積りが極端に安い業者は、後から高額な請求をする可能性があるため注意が必要です。
また、見積りを取る際にはスタッフの応対も信頼できるかどうかよくチェックしておきましょう。

口コミをチェックする

業者の口コミもチェックするようにしましょう。
口コミは業者のホームページや、googleの口コミ、業者比較サイトなどで見ることができます。

実際に依頼した人の口コミをチェックすることで、悪徳業者を見抜きやすくなります。

特に、「スタッフの〇〇な対応が良かった」「〇〇してくれて助かりました」など、具体的なスタッフの様子が評価されている口コミは信用度が高いです。

空き家の片付け業者に支払う費用を安くする3つの裏ワザ

空き家の片付けを業者に依頼したいけれど、金額がやはり気になるという方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめの、少しでも空き家の片付け業者に支払う費用を安くする3つの裏ワザをご紹介します!

補助金を利用する

空き家の片付けには補助金などが利用できる可能性があります。

例えば、東京都渋谷区では空家などの適正管理を図る工事などを行う場合、消費税を除く費用の50パーセントが助成されます。

この適正管理を図る工事には建物の解体だけでなく、『敷地内における廃棄物および不法投棄物などの撤去および処分』も含まれているため、片付けにも利用できます。
(助成されるためには区の調査、審査が必要です)
(参考:空家等適正管理支援事業 | 融資・助成 | 渋谷区ポータル)

補助金が支給されるかどうかは自治体によって異なるため、空き家のある自治体に一度相談してみるのがおすすめです。
東京都に関しては『補助金等一覧 | 東京都 空き家情報サイト』のページからも調べることができます。

もし空き家がゴミ屋敷になっている場合には、ゴミ屋敷の片付けにも補助金が出る場合があります。
自治体に相談する際に合わせて聞いてみると良いでしょう。

買取を利用する

不用品買取を利用することで支払い費用を減らすことができます。
不用品買取とは、不用品の中にまだ使える家具や家電、洋服などがあった時、業者が買い取ってくれるサービスです。

不用品を買取してもらえれば、買取金額分の収入があるだけではなく、その不用品を回収するのに必要だった費用も不要になるため一石二鳥です。

ただし、不用品買取を行ってくれる業者の中には、店舗まで自分で持ち込まないと行けない業者や、出張買取してくれても希望の日時の買取が難しい業者もあるため注意が必要です。

不用品買取を利用するなら、空き家の片付けと不用品買取を同時に行ってくれる業者に依頼するのがおすすめです。
それぞれの業者に問い合わせる手間が減り、買取と片付けも同時に作業できるため日程調整をする必要もありません。

自分で処分できる物は自分で処分する

空き家の片付けでは、処分する必要のある物が多いほど費用も高くなります。
そのため、あらかじめ自分で処分できる物は処分しておくことで支払い費用を抑えることができます。

特に、粗大ゴミは自治体の回収が使えると安く処分できることがあります。

自治体の粗大ゴミ回収は地域によって回収してくれる頻度が異なるため、空き家の自治体のホームページなどで確認すると良いでしょう。

空き家の片付けを業者に依頼するなら便利屋サービス21がおすすめな理由

たくさんある片付け業者の中から1つの業者を選ぶのはなかなか大変な作業です。
片付け業者にも色々あり、それぞれの業者に特徴や得意分野があります。

空き家の片付けを業者に依頼するなら、以下の理由から便利屋サービス21がおすすめです!

汚れた荷物もそのままでOK!専門業者だから全てお任せ!

便利屋サービス21は豊富な知識と経験を持った専門業者です。
どんな状態の空き家でも、そのまま全てお任せいただけます。

こちらのご依頼では、一年間全く手入れができていないという空き家の片付けと清掃をさせていただきました。

群馬県前橋市にお住まいのお客様のご依頼の空き家の写真

「空き家の管理が負担」
「売却したいけれど、物はあるし、汚れもあるし、このままじゃ売却できない……」

▼群馬県前橋市にお住まいのお客様からのご依頼

  • 作業時間:一日(8時間)
  • 作業内容:空き家の片付けと清掃
  • 支払い方法:頭金0円の分割払い

離れた場所にお住まいで、お仕事も忙しくされ、管理が難しくなった空き家を売却することにしたお客様からのご依頼です。

お仕事で忙しいお客様に代わり、不用品の回収と汚れていた箇所の清掃を、スタッフ4名で行いました。

「頭金0円で分割払いできるので助かりました。こんな暑い中での作業、本当にありがとうございました。」と、お客様には喜んでいただくことができました。

群馬県前橋市で空き家の片付けにお悩みなら便利屋サービス21がご対応可能です!

便利屋サービス21なら不用品の回収はもちろん、ハウスクリーニングや特殊清掃などもお任せいただけます。
樹木の剪定・伐採・草刈り作業も可能ですので、空き家の庭の管理でお困りの方にもおすすめです。

片付けと同時に買取可能で費用がお得!

便利屋サービス21はリサイクルショップ様や中古品販売店様と協力関係を結んでいます。
そのため、様々なジャンルの不用品の買取が可能です。

もちろん片付けと同時に買取を行いますので、作業もスムーズです。

さらに、買取金額は処分費用と清算してからのご請求になりますので、支払い費用を抑えることができます!

後払い・分割払いを利用すれば頭金0円でご依頼可能とはいえ、やはりお支払い費用は安い方が安心できるとご好評をいただいております。

便利屋サービス21の不用品買取計算方法

(画像引用元:【即日/最短対応!】不用品回収・粗大ゴミ・残置物撤去|便利屋サービス21)

不動産売却まで一括サポートプランがある!

「売却ってどうやってしたらいいんだろう?」
「ローン中の物件でも売却できる?」

頑張って空き家を片付けても、次は売却の手続きをしなきゃいけないことを考えて憂鬱になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

便利屋サービス21なら片付けから不動産売却まで一括サポートするプランがあります。

片付け費用を売却後の後払いにするご対応も可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。

不動産売却についてはこちらのページも是非ご覧ください。
【実家の片付け・空き家OK】不動産売却から売却に伴う片付け|便利屋サービス21

まとめ:空き家を片付けるなら自分に合った方法で!

空き家の片付けにかかる費用と時間は、ケースによって異なります。
そのため、自分に合った方法を選ぶ必要があります。

自分の場合はどうなんだろうとお悩みの場合は、ぜひ一度便利屋サービス21にご相談ください。

ご相談・お見積りは無料で、電話・メール・LINEからお問い合わせいただけます。
空き家をなるべく早く片付けて、スッキリさせましょう!

頭金0円でご依頼可能!東京・千葉・神奈川・埼玉エリアで空き家の片付けにお悩みなら便利屋サービス21