「遺品整理をしなければいけないけど時間もお金もない……」
「そもそも遺品整理の費用は誰が払わないといけないの?」
遺品整理をするには費用がかかります。
故人を大切に思っていたとしても、遺品整理の手間や費用を負担に感じる方は少なくありません。
本記事では「遺品整理の費用を誰が払うのか」と「どうすれば遺品整理を安くできるのか」について解説します。
本記事を読むことで遺品整理の負担を軽くする方法がわかります。
遺品整理についてお悩みの方はぜひご覧ください。
目次
遺品整理の費用は基本的に相続人が負担する
遺品整理の費用は基本的に相続人が負担します。
相続というとお金などの資産を引き継ぐイメージが強いかもしれません。
しかし、実際は借金などの負債や未払いの料金、遺品の維持管理に必要な出費なども相続によって引き継ぐことになります。
そのため、遺品整理の費用は基本的には相続人が支払うことになります。
こんなケースは誰が払う?
遺品整理の費用を負担するのはほとんどのケースでは相続人です。
しかし、ケースによっては複数の人や別の人が遺品整理の費用を負担することもあるので、それぞれのケースについて解説します。
ケース1:相続人が複数いる場合
相続人が複数いる場合は遺品整理の費用を相続人で分割して負担します。
故人の財産は相続人全員で分割しますが、その分割される財産に遺品整理費用も含まれるからです。
記事上部でも解説したように、相続される財産である遺産にはお金や不動産などの資産だけでなく、借金など負債や遺品の維持管理に必要な出費も含まれます。
相続人が複数いるときは相続人全員で遺産のうち「誰が何を相続するのか」という話し合いをし、全員がその内容に同意する必要があります。
この「誰が何を相続するのか」という話し合いの中で遺品整理費用や実家を手放す場合は不動産の売却費用についても話し合っておきましょう。
ケース2:相続人はいないが連帯保証人がいる場合
故人が賃貸物件に住んでおり相続人がいないケースでは、連帯保証人が遺品整理費用を負担することがあります。
管理会社や大家に対して、連帯保証人は故人と同じ責任を負う義務があるからです。
部屋の借り主が亡くなった場合、連帯保証人は以下のように退去に必要な費用を負担しなければいけなくなります。
- 退去するまでの家賃
- 遺品整理にかかる費用
- 部屋の修繕に必要な費用 など
ケース3:相続人も連帯保証人もいない場合
相続人も連帯保証人もいない場合は、やむを得ず賃貸物件の管理会社や大家が遺品整理費用を負担することもあります。
しかし、相続人も連帯保証人もいないからといって管理会社や大家が勝手に遺品整理することはできません。
管理会社や大家が遺品整理をする場合は家庭裁判所に『相続財産管理人』の選任の申立てをします。
相続財産管理人には通常、弁護士などの専門職が選任されますが、この相続財産管理人に許可を得ることで管理会社や大家が遺品整理できるようになるのです。
相続放棄をすれば費用を支払わなくても良い?
「故人の資産があまりないので、遺品整理費用を出すと負担の方が大きくなってしまいそう…」
相続の状況や生前の故人との関係などから、相続放棄を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
相続放棄をすれば遺品整理の費用を支払わなくて良い可能性が高いですが、そもそも相続放棄できないケースもあります。
ここでは相続放棄の方法と相続放棄ができないケースについて詳しく解説します!
相続放棄の方法
故人が亡くなり、自分に相続する財産があることを知ってから【3ヶ月以内】に家庭裁判所で手続きを行うと相続放棄ができます。
例えば、故人と連絡をとっていなかったなどの理由から故人が亡くなってから半年後に亡くなったことを知った場合は、知った時点から3ヶ月以内に手続きをすれば相続放棄が可能です。
手続きには戸籍謄本が必要になりますが、故人との関係性によって戸籍謄本に必要な記載の内容が異なります。
本籍地と居住地が違う場合など戸籍謄本を取り寄せるには時間がかかる場合もありますので、早めに必要な記載事項を『相続の放棄の申述 | 裁判所』から確認し、準備しておきましょう。
相続放棄ができないケース
次のようなケースでは相続放棄ができないことがあります。
- 相続する財産をすでに使ったり処分したりしてしまった
- 遺産分割協議書に署名捺印してしまった
- 自分が相続する遺産があることを知ってから3ヶ月以上経過してしまった
相続する財産を使ったり処分したりしてしまうと相続放棄ができません。
つまり、遺品整理をしてしまうと相続放棄ができなくなるので注意が必要です。
遺産分割協議書とは、遺産を分割する際に『誰がどの遺産を相続するか』を取りまとめた書類のことです。
主に遺言書がない場合や法律で決められた相続人同士の相続の割合とは異なる分割をする場合に作成されます。
この遺産分割協議書に署名捺印した場合も後から相続放棄できません。
相続放棄の方法やできるかどうかについて悩んだ際は弁護士に相談してみましょう。
どの弁護士に相談して良いかわからない場合は、国が設立した法テラスやお住まいの自治体の弁護士相談のご利用などがオススメです。
参考ページ:
遺産分割協議書とは?作成の流れや手続きを解説 | 三菱UFJ銀行
相続放棄ができない場合とは
遺品整理費用の相場
遺品整理費用の相場は間取りや物の量によって大きく異なります。
一軒家の遺品整理をする場合、自力で行うなら4万円以上、業者に依頼するなら20万円以上が相場になります。
自力で片付ける場合に特に費用がかかるのが、粗大ゴミや家電など家財処分費用です。
3LDKの家財処分費用をシミュレーションしてみると、3万円以上かかります。
さらにこれに燃やすゴミなど他の処分費用、遺品整理や清掃に使う道具の費用などを考えると4万円以上かかると考えておいた方が良いでしょう。
間取り別の業者の費用相場は以下の通りです。
間取り | 料金相場 |
1R・1K | 50,000円~80,000円 |
1DK・1LDK | 50,000円~160,000円 |
2DK・2LDK | 90,000円~200,000円 |
3DK・3LDK | 170,000円~240,000円 |
4LDK以上 | 250,000円~ |
遺品整理費用を安くする3つのコツ
「遺品整理費用を自分が負担しなけきゃいけないなら、なるべく安くしたい……!」
そんな方のために遺品整理費用を安くする3つのコツをご紹介します。
①できる限り自分で整理する
遺品整理業者の費用は主に「人件費」「処分費用」「不用品を運搬する車両費」などにかかっているため、同じ間取りであっても物が多いほど費用が高くなります。
そのため、できる限り自分で整理して業者が処分する物を減らすことで業者に支払う費用を安くできます。
自分で整理するなら、燃やすゴミなど自治体の無料の回収に出せるゴミを処分しておくのがオススメです。
ただし、自治体の粗大ゴミ回収を利用する場合は玄関の前やマンションのロビーなど回収場所まで自分で運ぶ必要があります。
重さや大きさによっては自分で運ぶのが難しい場合もありますので、その場合は無理せず業者に依頼するようにしましょう。
②不用品買取を利用する
処分予定の遺品をリサイクルショップなどの不用品買取業者に買い取ってもらうことで、遺品整理にかかる費用を安くできます。
まだ使える家電や故人が趣味で集めていた物など、自分にとっては必要ない物であっても不用品買取業者なら買い取ってくれることがあるからです。
処分費用をかけずにすみ、むしろ買取金額を受け取れるので遺品整理費用を安くするのに効果的です。
不用品買取を利用するなら、不用品買取を行っている遺品整理業者に遺品整理とまとめて依頼するという方法もあります。
一つの業者に依頼することで業者とのやりとりの手間が減り、作業もスムーズに進むのでオススメです。
③相見積もりをとる
遺品整理業者を選ぶ際にぜひ行ってほしいのが、複数の業者から見積もりをとる相見積もりです。
相見積もりをすることでより安い業者を見つけられるだけでなく、複数の業者の料金プランやスタッフの対応を比べられるので、自分に合った業者を選べるようになります。
また、相見積もりをとるとトラブルになりやすい悪徳業者を見抜きやすくなります。
悪徳業者で特に多いトラブルが「作業後に見積もりより高額な請求をされた」というトラブルです。
見積もりが相場よりかなり安かったり見積もりが明確でなかったりする業者は、このようなトラブルを起こす可能性が高いと言えます。
相見積もりをとることで自分のケースの費用相場がわかり、見積書の見方もわかってくるため、トラブルになりやすい業者をさけることができるようになります。
遺品整理を業者に依頼するなら便利屋サービス21がおすすめ
「相見積もりをとりたいけど、業者が多すぎて選べない…」
そうお悩みの方にオススメしたいのが便利屋サービス21です。
遺品整理を業者に依頼するなら便利屋サービス21がオススメな3つの理由を解説します。
遺品整理専門アドバイザーが在籍!
「遺品整理ってどう進めればいいの?」
「遺品整理で捨ててはいけない物ってある?」
「供養ってどうやったらできるの?」
このように、遺品整理をしようとするとたくさんの疑問点や不安点が出てきます。
便利屋サービス21なら遺品整理専門アドバイザーが在籍していますので、遺品整理についてのあらゆるお悩みをお客様に寄り添って解決します。
もちろん遺品整理を全てお任せいただくことも可能ですが、便利屋サービス21にはお客様と一緒に遺品整理を進めるプランもあります。
大事なものと不用品を一人で分けることが困難な方、相談しながら行いたい方などにオススメです。
不用品買取など幅広いサービスを一括で依頼可能!
便利屋サービス21ではもう使わない不用品を買い取る不用品買取やハウスクリーニングなど、遺品整理に必要な幅広いサービスを一括でご依頼可能です。
孤独死の現場の特殊清掃、ゴミ屋敷の片付けなどもご対応できますので、「この状態の家でも遺品整理を業者に依頼できるの?」とお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
また、自分で訪れるのが難しい遠方の遺品整理代行も承っております。
代行でも安心していただけるよう、作業前後の写真確認や形見の送付なども行っておりますので、遠方の遺品整理にお悩みの方はこちらのプランもご検討ください。
頭金0円で後払い・分割払いが利用できる!
「遺品整理は早く進めたいけど、費用の準備は時間がかかりそう…」とお悩みの方は少なくありません。
便利屋サービス21なら頭金0円で後払い・分割払いがご利用できますので、すぐに遺品整理を進められます。
自社ローンの分割払いならクレジットカードの無い方でも分割払いがご利用できます。
最大60回まで分割可能なので、無理のない金額でお支払い可能です。
(自社ローンのご利用・分割回数には審査・規定があります)
実際に分割払いをご利用されたご依頼をご紹介します。
「賃貸物件に住んでいた親戚が亡くなったので遺品整理をなるべく早く進めたい…」
「自分で遺品整理をするのは遠いし、忙しいので難しい…」
- 作業時間:7時間
- 作業内容:遺品整理・ハウスクリーニング
- 費用:16万円(8回払い)
一人暮らしの叔父様が亡くなり、自身が忙しいことや住んでいる場所が遠く自分で遺品整理が難しいからと便利屋サービス21にご依頼いただきました。
部屋にはたくさんの物があり、汚れも溜まっていたので遺品整理だけではなくハウスクリーニングも行いました。
今回のお支払いの費用は16万円という一度に支払うには負担の大きい金額になってしまいましたが、8回払いにすることで1回の支払いが2万円になり無理なくお支払いいただけました。
【東京都練馬区で遺品整理の費用にお悩みなら便利屋サービス21がオススメ!】
遺品整理についてよくある質問
初めてや経験のあまりない状態での遺品整理に戸惑い、不安や疑問を抱く方は少なくありません。
実績豊富な便利屋サービス21が遺品整理についてのよくある質問にお答えします!
遺品整理をするタイミングはいつが良いですか?
遺品整理は「いつからいつまでにやらなければいけない」という決まりはありませんが、スムーズに進めやすいのが以下の6つのタイミングです。
- 葬儀直後(7日前後)
- 諸手続き後(14日~)
- 49日前
- 相続税申告前(~10ヶ月)
- 新盆・一周忌など法要の前
- 気持ちの整理がついた時・つけたい時
親族が集まる法事の前に遺品整理をすればその後法事で形見分けができ、必要な手続きの前に遺品整理をしておけば手続きがしやすくなります。
しかし、一番大事なのはご遺族の気持ちです。
深い悲しみの中無理に遺品整理を進めても、後悔が残ってしまったり、大きなストレスから心身の健康をくずしてしまったりする可能性があります。
賃貸物件の退去日が迫っているなど急ぎの事情がある場合は仕方ありませんが、そうでなければ、ご自身や親族の方々のご様子に合わせて遺品整理をするタイミングを決めるのが良いでしょう。
遺品整理のタイミングについてはこちらの記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。
▶︎遺品整理はいつから始める?おすすめの6つの時期と注意点
親族とトラブルにならずに遺品整理を進めるためのコツはありますか?
親族とのトラブルにならないように遺品整理を進めたいなら、遺品整理の前に親族に「遺品整理を進めても良いか」「遺品整理をどのようにわけるか」について確認をとっておきましょう。
特に故人の財産を相続する権利のある相続人が複数いる場合、必ず事前に相続人全員の同意が必要です。
誰が何を相続するか決まるまでは、勝手に遺品を処分したり譲り受けたりしてはいけないからです。
可能であれば相続人全員で遺品整理を進めたり業者の作業に立ち会ったりできると、その場で誰が何を相続するのか相談できるのでスムーズです。
親族同士での相談が上手く行くか不安な場合は、遺品整理業者や弁護士など遺品整理に詳しい第三者を交えての話し合いをオススメします。
安心して依頼できる遺品業者はどうやって見極めれば良いですか?
安心して依頼できる遺品整理業者を見極めるには、業者の公式ホームページや見積もりで以下の6つをチェックしましょう。
- 遺品整理士が在籍しているか
- 古物商許可など必要な許可・届出をしているか
- 料金システムがわかりやすい
- スタッフの対応が丁寧化
- Googleなどの口コミが良いか
- 実績は豊富か
遺品整理業者選びのときにしておきたいのが、記事上部でも解説しましたが複数の業者から見積もりをとる相見積もりです。
一社だけでなく複数の業者の料金プラン、見積もり、スタッフの対応を比べることで自分に合った遺品整理業者を選べるようになります。
遺品整理業者の選び方については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
▶︎遺品整理業者の正しい選び方は?悪徳業者を見分ける5つのポイント – 便利屋サービス21
まとめ:自分に合った方法で遺品整理の負担を減らそう!
遺品整理費用は基本的に相続人が支払いますが、相続人がいない場合には別の人が負担する場合もあります。
遺品整理費用の負担を減らしたい場合には自力でできるだけ片付けたり、相見積もりをして費用の安い業者を選んだりするのがオススメです。
ただし、遺品整理は費用の負担だけでなく手間や時間などの負担もあります。
「費用を安くするために、忙しいのに自分で遺品整理を進めて体調を崩してしまった」
「重い物を夫と2人で運ぼうとしたら、支えきれずに落としてしまい怪我をしてしまった」
上記のように費用を安くしようとして頑張りすぎると、体調をくずしてしまったり怪我をしてしまったりする危険もあります。
自力で遺品整理をした方が費用は安くすみますが、遺品整理にかかる全体的な負担を考えると業者に依頼した方が良いケースは少なくありません。
自身の忙しさや健康状態などを踏まえ、自分に合った方法で遺品整理の負担を減らしましょう。
便利屋サービス21ではお客様のお悩みやお困りごとに合わせて柔軟に対応させていただいております。
ご相談・お見積もりは無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
【ご相談・お見積もり無料!東京・千葉・神奈川・埼玉エリアで遺品整理費用を誰が払うかにお悩みなら便利屋サービス21がおすすめ!】
群馬県・栃木県・長野県・岡山県・広島県・山口県・島根県・鳥取県の一部でもご対応できるようになりました!対応可能エリアはこちらからご確認ください!