便利屋サービス21コラム

2025.4.28

遺品整理は何から始める?いつからやるべき?トラブルを避ける方法も解説

「遺品整理は何から始めるべき?」
「遺品整理で捨ててはいけないものや、トラブルを避ける方法が知りたい」

家族が亡くなって悲しみに暮れる間もなく直面するのが遺品整理ですが、多くの人は何から始めるべきか、何を捨ててはいけないのかわからず、なかなか整理が進みません。

この記事では、遺品整理のプロの目線から整理は何から始めるべきか、適切な整理の時期、具体的な片付けの手順やトラブルを回避する方法まで解説します。
後半では遺品整理業者へ依頼するメリットやその場合の費用にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

遺品整理は何から始める?最初にすべき3つのこと

遺品整理は何から始める?最初にすべき3つのこと

いざ遺品整理を始めようとしたときに「一体何から始めたらいいの」と、困惑する人は少なくありません。
ここからは、遺品整理は何から始めるべきか、まずすべき3つのことを紹介します。

①遺言書やエンディングノートの確認

遺品整理で一番最初にすべきは、遺言書やエンディングノートの確認です。
遺言書やエンディングノートには故人が遺産相続や重要書類の保管場所について記しており、これを確認することで亡くなった方の意思を反映させた遺品整理ができます。

最初に遺言書やエンディングノートを見ておけば「絶対に捨ててはいけないもの」を再確認できるので、誤って重要なものを捨ててしまう心配がありません。
さらに、意外と苦労する重要な書類探しなどの時間も省けるので、遺品整理がスムーズに進みます。

②遺品整理スケジュールを決める

次に遺品整理のスケジュールを決めましょう。
遺品整理は「単に故人の持ち物を整理するだけ」と簡単に考える人が多いのですが、実際に取り組むとかなり時間がかかります。

そのため、事前に人手が確保できる期間にあたりをつけて、スケジュールを決めておくのがおすすめです。

なお、遺品整理をいつから始めるべきか迷う方が多いですが、特に決まりはありません。
人手がある方が遺品整理は進めやすいので、四十九日法要で親族が集まったタイミングなどに設定するのが一般的です。

特に期限がない場合は、気持ちが落ち着いてから遺品と向き合って整理をすると良いでしょう。
ただし、以下2パターンに該当する場合は早めに遺品整理が必要です。

  • 相続に関する手続き
  • 故人が賃貸物件に住んでいた場合

遺品整理を始める時期については次の見出しで解説するので、そちらを参考にしてください。

③仕分けルールの決定

遺品整理で大事なのが、仕分けルールの決定です。
仕分けルールを決めずに遺品整理を始めると、1つ1つの遺品に対して「これは捨てるべきか…」と思考を働かせなければならず、なかなか整理が進みません。

遺品整理は亡くなった方との思い出が蘇って感情が乱れやすくなるので、その場で冷静に判断しようと思ってもなかなかできないもの。
そのため、事前に捨てるものと捨てないもののルールを決めておくのがおすすめです。

参考までに筆者が遺品整理をした際は、揉め事にならないように親族で以下のようなルールを決めました。

  • 貴金属など資産価値が高いものは残す(あとで親族で相談)
  • 古い電化製品などは捨てる
  • スーツなど再利用できそうな衣類は残す
  • VHSなど再利用できないものは捨てる
  • アルバムなどはデジタル化して処分
  • 食器類は親族で相談
  • 明らかなゴミ(10年以上前の書類など)は捨てる

勝手に捨てると親族間でトラブルになることが多いので、事前に話し合うのが重要です。

遺品整理はいつから始めるのが適切か

遺品整理はいつから始めるのが適切か

遺品整理を始める時期に明確な決まりはありません。
いくつか適切な時期があるので、1つずつ内容を解説します。

葬儀後気持ちが落ち着いてから始める

人が亡くなったあとは葬儀や役所、銀行への手続きなどやることがたくさんあるので、それらの手続きが終わり、気持ちが落ち着いてから始めると良いでしょう。
各所への手続きと遺品整理を並行してやろうとしても、タスクが多すぎて混乱してしまいます。

ただでさえ家族を亡くして悲しみにくれている時期なので、無理に早く始める必要はありません。
まずは必要な手続きを早めに済ませたうえで、「遺品と向き合おう」と思えたときに始めると良いでしょう。

四十九日後から相続税申請までに済ませるのが一般的

一般的に遺品整理は四十九日法要が終わり、相続税の申請期限までに済ませると良いでしょう。
四十九日は法要で親族が集まりやすく、遺品整理後の形見分けをおこなうにも最適なタイミングです。
遺品整理にはある程度人手が必要なので、四十九日法要後に遺品整理の予定を組み、事前に親族に連絡しておくと整理がスムーズにに進みます。

また、相続税の申請までに遺品整理をしておかないと、正確に遺産の把握ができず申告漏れが発生する可能性があります。
相続税の申告は『相続の開始があったことを知った日の翌日から10か月以内』に提出する必要があるので、この日を目安にスケジュールを決めると良いでしょう。(参照:B1-2 相続税の申告手続|国税庁

賃貸物件の解約や相続放棄がある場合は早めに始める

遺品整理を急がなければならないケースもあるので、この場合は早めに遺品整理を済ませましょう。
まず、故人が賃貸物件に住んでいた場合は、葬儀後すぐに遺品整理を始めなければなりません。

賃貸物件の契約が解除される期限までに、部屋を開け渡す必要があるからです。
もちろんこの期限を過ぎても良いのですが、その場合は余分に賃料がかかるので、なるべく早めに遺品整理を済ませるようにしてください。

もう1つのケースは、相続放棄を考えている場合です。
相続放棄とは故人の財産の相続権を放棄する手続きで、故人に借金があるような場合におこなわれます。

なお、相続放棄は相続人が故人の死亡を知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所へ書類を提出しなければなりません。

ただし、相続放棄を考えている場合は遺品整理して良いか事前に弁護士に相談してください。
相続放棄は「一切の相続をしない」という意思表示なので、遺品整理をすると「相続の意思がある」と判断されて、放棄が認められなくなるリスクがあります。

ちなみに筆者のパートナーも相続放棄経験者。
遺品整理について弁護士に相談したところ「不用品の処分であれば問題ない」という見解だったそうです!
故人によって事情は違うので、弁護士に相談してから遺品整理するようにしてくださいね。

遺品整理を始める時期については遺品整理の適切なタイミングとは?時期の決め方や遺品整理の注意点でも解説しています。

遺品整理の具体的な進め方

遺品整理の具体的な進め方

次に遺品整理の具体的な進め方を解説します。

STEP1:重要書類や貴重品を探す

遺品整理では一番最初に、重要書類や貴重品を探しましょう。
これらの物品は相続にも関係してくる重要なものなので、一番最初に探して他のものと混ざらないように分けておくと安心です。

具体的には以下のようなものを最初に探し出しておきます。

  • 通帳や印鑑
  • 有価証券
  • 不動産の権利証
  • 保険証券

エンディングノートや遺言書がある場合は保管場所が書かれていることが多いので、取り出しておきましょう。

◆重要書類や貴重品が見つかりやすい場所

遺品整理で困るのが、重要書類や貴重品の隠し場所がわからないというパターンです。
便利屋サービス21では、以下のような場所を探すようにお客様にアドバイスしています。

  • タンスの引き出しや仏壇周辺
  • 書斎の机の中
  • 本棚の中
  • 食器棚
  • 寝室の畳の下
  • 枕の中

特に高齢のお客様は大切な書類を箪笥の引き出しや仏壇に隠している事例が多いです。

また、独居の方は通帳を枕の中に隠したり、食器棚に入れているようなケースもありました。
なかなか貴重品や重要書類が見つからない場合は、以上の場所も捜索場所に入れてみてください。

STEP2:部屋ごとに仕分けをしていく

重要書類の捜索が終わったら、部屋ごとに遺品の仕分けを始めます。
人手がある場合は各部屋ごとに割り振りを決めて、手分けして仕分けすると早く終わります。

段ボールにゴミ袋をかけたものを3つ用意し、それぞれに「必要/不要/保留」と大きく書いたものを使って仕分けをするとスムーズです。
最初のルールで必要だと判断したものは「必要の箱」へ、不用品は「不要の箱」へ、少しでも迷ったものは「保留の箱」にひたすら入れていきましょう。

なお迷った際に親族同士で「これどう思う?」などと話し合わないようにしてください。
雑談しているとあっという間に時間が過ぎるので、一旦保留にしてあとで親族間で話し合うようにしましょう。

STEP3:不用品に重要なものが混ざっていないか確認する

仕分けが終わったら、各部屋の「不用品」の箱を確認しましょう。
不用品の基準は個人個人で異なるので、一応すり合わせをした方がトラブルが起こりません。
不用品の中身を皆で確認して、親族のなかで「これは私が引き取りたい」という人がいれば、その人に分けましょう。

実は筆者も母親の遺品整理をした際に、不用品のすり合わせを怠りあとでトラブルになったことがあります。
母が書き溜めていた直筆のレシピ集を私が捨ててしまい、それが欲しかった叔母(母の姉)を泣かせてしまいました。
今でも叔母からはたまにチクリと言われています。

一度捨てたものは取り戻せず一生の後悔になるので、慎重に判断しましょう。

STEP4:不用品を処分する

親族で不用品に必要なものが混ざっていないか確認したら、不用品を処分します。
一般ゴミに出せるものは分別してゴミ捨て場へ出しましょう。

ゴミの量が多い場合は、自治会に事前に報告しておくとトラブルになりません。
車が用意できる場合は、地域のごみ収集センターへ直接持ち込むこともできます。

自治体によりますが、10kg単位で100円程度で引き取ってもらえます。
粗大ゴミも持ち込める場合があるので、自治体に確認してから持っていくと不用品の処分がスムーズです。

なお、皆が遠方に住んでおりゴミ捨てが難しいような場合は、不用品回収業者にゴミ処分を任せる方法もあります。
ゴミの量によって費用は変わりますが、スピーディかつ仕分け不要でゴミを持っていってもらえるので便利です。

補足として、位牌や仏壇など「捨てづらいけど誰もいらないもの」が残る場合があります。
このケースではお寺などでお焚き上げ供養をしたうえで、処分すると良いでしょう。

勝手に処分すると「縁起が悪い」と怒る人もいるので、親族間で話し合って処分するようにしてください。

STEP5:形見分けや供養をする

最後に残ったものを形見分けしましょう。
遺言書やエンディングノートに形見分けの内容が書いてあれば、その通りに物品を親族で分け合います。

特に形見分けの指示がなければ、親族で話し合って形見の品を分けてください。

なお、形見分けはトラブルが起こりやすいので弁護士や税理士などを呼び、同席してもらうのがおすすめです。

筆者の親戚が形見分けした際に「過去に故人に金を貸した」「昔事業を手伝った」と主張し、財産分与を要求する人が出てかなり揉めていました。
このような争いも起こるので、専門家を同席させておいた方が安心です。

遺品整理で捨ててはいけないものとは?

遺品整理で捨ててはいけないものとは?

遺品整理のルールを決めるうえで「捨ててはいけないものとは何か」と迷う人は非常に多いです。
具体的に以下3種類に当てはまるものは捨てないようにしましょう。

①相続に関係するもの

遺品整理で相続に関係するものは、絶対に捨ててはいけません。
相続に関係するものを捨てると正しく財産を把握できず、相続手続きに支障が出る可能性があります。

例えば、通帳や印鑑を誤って捨ててしまえば現金が引き出せず、相続人で分配できません。

また、不動産の権利証書などを捨ててしまえば、不動産の所有権移転登記ができなくなります。

実は筆者も母の遺品整理の際に、実印を捨ててしまい、銀行の手続きにかなり時間を要しました。
銀行に事情を話して対処はしてもらえたものの、必要書類を揃えて何度も銀行に行くなど手間がかかってしまいました。

以上のように相続に関するものを捨てると余計な手間が増えたり、資産を相続できない可能性があるので、絶対に捨てないようにしましょう。

②売却すれば現金化できるもの

遺品整理で見落としがちなのが、売却すれば現金化できるものです。
捨ててしまえばただのゴミですが、売却すれば現金として親族で分配できるかもしれません。

例えば、古いブランド品や仕立ての良いスーツ、家具や家電、古い書籍や切手コレクションなどは価値に気付かず捨てられてしまうものの代表です。
これらのものは売却すれば数千円以上の価値がつくこともあるので、迂闊に捨てない方が良いでしょう。

遺品整理を始める前のルール決めで「売れそうなものは捨てない」と、親族で認識を共有しておくことをおすすめします。

自分たちで遺品の価値がわからない場合は、捨てる前に遺品の買取業者を呼ぶのがおすすめです。
買取業者が遺品から買取可能なものを選んでくれるので、手間なく遺品を現金化できます。

ちなみにバブル時代などに作られた仕立ての良い服は、古くても売れますよ!
筆者の母の遺品にかなり肩の古いスーツがあったのですが、「モノがよい」としてスーツ10着で3万円程度で買い取ってもらえました!

③故人との思い出の品

故人との思い出の品も、遺品整理で捨ててはいけないものです。
思い出の品は捨ててしまったらもう取り戻せないからです。

故人が亡くなった以上、これから新たに思い出を作ることはできません。
あとで「あれはとっておけばよかった」と後悔しないように、思い出が詰まった品はなるべく捨てないようにしてください。

例えば筆者は、亡くなった祖父の名刺を30年以上大切に遺品としてもっています。
親族が捨てようとしていたのですが、名刺の裏に祖父の直筆が残っていたので私が貰い受けました。
几帳面な字を見ていると祖父の面影を思い出せるので、今でももらってよかったと思っています。

故人との思い出は人それぞれなので、迂闊に捨てずに親族でしっかり話し合って、それぞれが故人を偲べる品を残しておきましょう。

ここまでが遺品整理で捨ててはいけないものです。

ですが「親族で共通認識を作るのが難しい」「うっかり捨てないか不安」と感じる人もいるでしょう。
そのような場合は次の見出しで紹介する『遺品整理業者』の利用がおすすめです。

遺品整理を何から始めるかわからない方は遺品整理業者がおすすめ

遺品整理を何から始めるかわからない方は遺品整理業者がおすすめ

遺品整理を何から始めるかわからない人、仕分けに自信がない人は遺品整理業者を利用しましょう。

①膨大な遺品もスピーディに整理できる

遺品整理で最も大変なのが仕分けと不用品の処分です。
仮に人手があっても、仕分けや処分のノウハウがなければかなりの時間と労力がかかります。

そこで遺品整理業者に依頼すれば、膨大な遺品もスピーディかつ正確に仕分けできます。
遺品整理業者は多数の遺品整理を経験しており、また片付けのノウハウも知り尽くしているからです。

もちろん、捨ててほしくないものなどは事前に聞き取りして作業をするので、勝手に大事なものを捨てる心配はありません。
さらに、不用品回収も請け負える業者が多いので、遺品整理後は不用品をそのまま回収してもらえます。

②相続や形見分けのアドバイスを受けられる

遺品整理士がいる遺品整理業者を選べば、相続や形見分けについてのアドバイスも受けられます。

遺品整理士とは…

遺品整理の方法や相続、形見分け、グリーフケアなどの専門知識を有したことを認める民間資格です。
民間資格ですが行政との提携も認められており、信頼できる資格です。

トラブルにならないように公平な形見分けの方法をアドバイスしたり、相続の下準備などについて指南を受けられます。

なお、遺品整理士は遺族の悲しみに寄り添う「グリーフケア」の知識も有しており、感情に寄り添った遺品整理や形見分けをサポートしてくれるでしょう。

便利屋サービス21には「遺品整理士」資格をもつスタッフが在籍しています。
さらに、業界初の心理カウンセラー資格があるスタッフによる対応も可能なので、お客様の悲しみに寄り添いつつ、的確な遺品整理やアドバイスが可能です。

遺品整理士の詳細を知りたい方は遺品整理士認定協会の評判とは?遺品整理士ってどんな職業か解説をご覧ください。

③供養やお焚き上げサービスが利用できる場合がある

遺品整理業者を呼べば、供養やお焚き上げサービスをワンストップで利用できる場合があります。
通常は供養やお焚き上げは菩提寺に頼むなど、別の手続きが必要です。

しかし、遺品整理業者によっては自社と独自に提携しており、位牌や仏壇、人形などの供養やお焚き上げの依頼を代行してもらえます。
オプションになっていることが多いので費用はかかりますが、別で寺社に依頼するよりも手間がなく、費用が安い可能性が高いです。

自宅に仏壇や位牌など捨てづらいものがある方は、遺品整理業者を利用して供養も済ませると良いでしょう。

④貴重品の探索なども依頼できる

遺品整理で貴重品が見つからず、相続手続きができないと悩む人は非常に多いです。
そんなときは、遺品整理業者の貴重品探索サービスを利用しましょう。

貴重品探索サービスとは、遺族に代わって遺品整理のプロが貴重品を探し出すサービスです。
遺品整理業者はこれまで多くの遺品整理をした経験から、現金や通帳、重要書類の隠し場所に知見があります。

そのため、遺族では探せない秘密の隠し場所から重要な品を見つけ出すことが可能です。
もちろん重要な書類や現金だけでなく、指輪や思い出の品などまで、遺族が探して欲しいものはなんでも探索依頼できます。

例えば便利屋サービス21ではゴミ屋敷状態の家の遺品整理で、「親が大切にしていたぬいぐるみを探して欲しい」という依頼を受けて見事発見した実績もあります。
ぬいぐるみの特徴を伝えていただければ、遺品整理をしながら探索が可能です。

⑤遺品と向き合う辛さを軽減できる

遺品整理をする時期によっては、まだ故人がこの世からいなくなったことに対して、気持ちの整理がついていない人もいます。
その状態で遺品と向き合うのは、精神的にも辛いものです。

そこで遺品整理業者へ依頼すれば、直接遺品と向き合わなくて済み、精神的な辛さを軽減できます。
プロの業者は遺品整理の知識をもち、また故人へのリスペクトを忘れずに丁寧な作業が可能です。

実は筆者も細かなものの遺品整理は、業者に依頼して終わらせました。
相続や形見分けに必要なものは親族として、その他の品は私一人でしたのですが、遺品を見ると涙が出てしまい、なかなか終わらなかったからです。

遺品整理業者は私の気持ちにも配慮しながら遺品整理をしてくれたので、頼んでよかったと今でも思っています。

遺品整理を業者に依頼した場合の費用相場

遺品整理を業者に依頼した場合の費用相場

遺品整理業者へ整理を依頼する場合にどの程度費用がかかるのか心配な人もいるでしょう。
遺品整理の費用は間取りや物量によって違いますが、一般的に以下の金額が相場となります。

間取り 料金(税込)
1R 40,000円〜
1LDK 70,000円〜
2DK/2LDK/3DK 160,000円〜
3LDK-4DK 220,000円〜

また、遺品整理に供養やハウスクリーニング、特殊清掃などのオプションを追加依頼する場合は、以下の費用が追加されます。

サービス内容 料金(税込)
供養やお焚き上げ 無料(合同供養)〜20,000円(個別供養)
ハウスクリーニング 20,000〜100,000円
特殊清掃 10万円〜

費用はかかりますが、自分たちで遺品整理をする手間や労力を省けるうえに、誤って遺品を捨てるなどのトラブルを避けられるのは大きなメリットです。
また、遺品整理の費用は買取などを利用して抑えられる可能性もあるので、ぜひ利用を検討してみてください。

なお、少しでも安く遺品整理業者を利用したい場合は相見積もりを取るのが大切です。
遺品整理業者への見積もりの注意点は遺品整理の見積もり依頼時の注意点|見積書の雛形や費用相場も紹介でまとめています。

便利屋サービス21で対応した遺品整理の依頼

便利屋サービス21で対応した遺品整理の依頼

生前ご家族が住んでいた部屋に残された大量の遺品整理【千葉県柏市】

今回は千葉県柏市のお客様からご依頼をいただき、遺品整理を実施した事例を紹介します。
ご家族が住んでいた家は賃貸物件であり、早急に遺品整理がしたいとのご連絡でした。

見積もりのために家に伺うと家の中はかなりものが多く、依頼者様も「自分でやろうにも物が多すぎて、とても明け渡しに間に合わない」とおっしゃっていました。
今回は物がかなり多く、不用品回収に加えて原状回復作業も追加したいとのことでしたので、見積もりは総額35万円を提示し、分割にてご契約に至りました。

「とにかく急いでいる」とのリクエストでしたので、作業員を4名派遣して作業を開始。
6時間かけて遺族の方から「とっておいてほしい」と言われたものと不用品を仕分けし、ハウスクリーニングや原状回復の作業も完了させました。

お客様からは「何から始めるかすらわからない状態だったので、大変助かりました」と感謝の言葉をいただいています。

便利屋サービス21の遺品整理の特徴

便利屋サービス21の遺品整理の特徴は、遺品の仕分けはもちろん、以下のようなサービスをワンストップでご依頼いただける点にあります。

  • 供養
  • 買取
  • 探索
  • 遺品整理後の清掃作業
  • 特殊清掃
  • ゴミ屋敷状態の遺品整理
  • 不動産売却サポート

遺品の供養や買取をしている業者はほかにもありますが、ゴミ屋敷状態の遺品整理や不動産売却サポートまでご依頼いただけるのは、弊社の強みです。
さらに、遺品整理士や心理カウンセラー資格をもつスタッフによる対応、女性スタッフの指名も可能と、お客様の気持ちや状況に寄り添った遺品整理をいたします。

遺品整理についてよくある質問

遺品整理についてよくある質問

最後に遺品整理についてよくある質問をまとめました。

Q1:衣類などはいつ処分すれば良いですか?

故人の衣類は気持ちが落ち着いたタイミング、または遺品整理後の形見分けのタイミングで処分すると良いでしょう。
まだ使えるものや欲しい人がいるものは分けて、使い道がないものは処分するのがおすすめです。

衣類を捨てるのが心苦しい場合は、NPO法人や海外へ寄付をする方法もあります。
なお、仕立ての良いスーツや着物、コートなどは売却して必要な人に使ってもらうこともできるので、遺品整理業者へ査定を申し出るのがおすすめです。

Q2:相続放棄する場合は遺品整理を急いだ方が良いですか?

相続放棄をする場合は「相続放棄をする人が故人の死亡を知った日から3ヶ月以内に、書類の提出が必要」なので、相続よりも早く着手しましょう。

なお、相続放棄は「プラスの財産もマイナスの財産も放棄する」のが基本なので、遺品整理の際に現金を受け取るようなことはできません。
遺品整理が相続の意思と見なされる場合があるので、事前に弁護士等に相談して、遺品整理をして良いか確認するのがおすすめです。

Q3:遺品整理業者を選ぶ際のポイントはなんですか?

遺品整理業者を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • 産業廃棄物運搬許可などの必要資格を取得していること
  • 口コミが良いこと
  • 問い合わせ時の対応が感じが良いこと
  • 料金体系が明瞭なこと
  • 現地見積もりをしてくれること
  • 会社情報等をHPで公開していること

また、優良な遺品整理業者を選ぶには複数の会社に相見積もりをとって、業者ごとのサービスや費用を比べるのがおすすめです。
遺品整理業者とのトラブルを回避し、優良業者を選ぶ方法は遺品整理業者とのトラブルの事例と対策を解説!優良業者の選び方とはでまとめています。

まとめ:遺品整理を何から始めるかわからない場合は便利屋サービス21へご相談ください

まとめ:遺品整理を何から始めるかわからない場合は便利屋サービス21へご相談ください

急に家族が亡くなり遺品整理に直面したとき「何から始めるかわからない」と悩むのは当然です。
悲しみのなかで冷静に遺品の仕分けや形見分けなどの事務的な作業をするのは、かなり難しいもの。

自分で遺品整理をする場合はまず遺言書やエンディングノートを確認し、故人の意思を確認してください。
その後仕分けのルールやスケジュールを決めて、手分けして整理をしましょう。

ただし、物が多すぎたり仕分けに自信がないなどの事情があるなら、遺品整理業者へ依頼するという選択肢もあります。

便利屋サービス21では、遺品整理から供養やお焚き上げはもちろん、遺品の買取や回収、不動産の売却までフルサポートが可能です。
遺品整理士在籍、遺品整理士協会からも優良事業所に認定されていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ご相談・お見積もり無料!東京・千葉・神奈川・埼玉エリアで遺品整理にお悩みなら便利屋サービス21がおすすめ!
群馬県・栃木県・長野県・岡山県・広島県・山口県・島根県・鳥取県の一部でもご対応できるようになりました!対応可能エリアはこちらからご確認ください!