「実家の遺品整理が大変すぎて進められない…」
「実家は誰も使ってないし、このままでも良い?」
このように空き家の遺品整理をせずに放置してしまっている方は少なくありません。
しかし、実は遺品整理をせずに空き家を放置するのは非常に危険です。
本記事では遺品整理をせずに空き家を放置するのが危険な理由と対処法を解説します。
空き家の遺品整理にかかる費用相場も解説しているため、この記事を読めば安心して空き家の遺品整理を進められるようになります。
目次
遺品整理をせずに空き家を放置する5つの問題点
遺品整理をせずに空き家を放置するとなぜ危険なのでしょうか?
実は、遺品整理をせずに空き家を放置すると以下の5つの問題が生じてしまうからです。
①税金・水道光熱費などのコストがかかる
遺品整理をせずに空き家を放置すると生じる問題の1つ目は、税金や水道光熱費などのコストがかかることです。
例えば、空き家は住んでいなくても所有しているだけで固定資産税が毎年発生します。
そのため、遺品整理をせずに空き家をそのままにしておくと税金を支払い続けなければいけません。
また、遺品整理をしていないと必要な物を取りに行ったり掃除をしたりするために、空き家へ出入りする機会が増えます。
その際、電気や水道が使える状態にしておく必要があるため水道光熱費が発生してしまいます。
このように遺品整理をしないまま空き家を放置してしまうと、その家に住んでいなくても税金や水道光熱費などのコストがかかってしまうのです。
さらに、故人の遺品の中にはレンタル品や未払いの請求書が含まれていることがあります。
遺品整理をしないまま放置すると、それに気付かず延滞料金が発生し、高額な費用を請求される可能性もあるので注意しましょう。
②害虫・害獣が発生する可能性がある
遺品整理をせずに空き家を放置する問題の2つ目は、害虫・害獣が発生する可能性があることです。
遺品整理をしていない空き家は、害虫・害獣にとってエサや住処となる物が多く生活・繁殖しやすい環境です。
そのため、外部から空き家に害虫・害獣が入り込んで繁殖し、大量発生してしまう可能性があります。
害虫・害獣が発生すると外部から感染症を持ち込んだり糞尿をしたりするため、空き家の衛生環境が悪化します。
また、後ほど詳しく解説しますが害虫や害獣によって建物が傷んだり、近隣住民とトラブルになったりする可能性もあるため害虫・害獣が発生することは大きなリスクです。
空き家と害虫・害獣の関係については以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
▶害虫が発生しない空き家の管理方法!放置するリスクと駆除方法も解説
▶空き家のネズミ駆除が必要な理由とは?予防策や駆除方法も解説!
③建物の損傷・倒壊の可能性が高くなる
遺品整理をせずに空き家を放置する問題の3つ目は、建物の損傷や倒壊の危険が高くなることです。
空き家に遺品など物がたくさん残されていると、風通しが悪くなり湿気がこもる原因になります。
湿気がこもると「木材が腐る」「鉄がサビる」などの建物の劣化が通常よりも早くなってしまいます。
さらに、害虫や害獣がエサや住処を求めて空き家に入り込むことで、建物の損傷が悪化することもあります。
例えば、シロアリが発生すると家の柱や床の木材を食べてしまい、建物の強度が大幅に低下し、倒壊の危険が高まります。
また、ネズミやハクビシンなどの害獣が住みつくと、フンや尿によって床や壁が腐食してしまうこともあります。
建物が倒壊してしまうと、隣家の建物を損傷してしまったり近隣住民にけがをさせてしまったりと被害が出る可能性があり非常に危険です。
被害が出る前に早めに遺品整理を進めるようにしましょう。
④放火や不法侵入など犯罪に巻き込まれる可能性が高くなる
遺品整理をせずに空き家を放置する問題の4つ目は、放火や不法侵入など犯罪に巻き込まれる可能性が高くなることです。
実は放火は火災原因の中でも長年1位になるほど頻発しており、深刻な問題です。
遺品整理されていない空き家は「人の出入りが少ない」「燃えやすい物が多い」など放火犯に狙われやすい条件がそろっているため、放火の危険性が高まります。
実際に過去には空き家や倉庫が連続して放火される事件も発生しており、空き家に対して放火の危険性を感じる人も少なくありません。
また、遺品整理がされておらず長期間放置されている空き家は「人が住んでいない」とみなされやすく、不法侵入者によって荒らされたり犯罪の拠点として利用されたりする可能性もあります。
国も、管理されていない空き家があることによって周辺地域の治安が悪化するリスクがあると指摘しています。
参考ページ:
半径200Mで相次ぐ不審火 放火の可能性【高知】
京都市消防局:放火火災を防止しましょう!
空き家を放置するリスク
⑤近隣住民とトラブルになる可能性がある
遺品整理をせずに空き家を放置する問題の5つ目は、近隣住民とトラブルになる可能性があることです。
例えば、以下のような理由から近隣住民は空き家に対して不安や不満を感じることがあります。
- 空き家で発生した害虫や害獣が近隣住居に出入りしている
- 空き家の庭の草木が隣家に侵入している
- 空き家が放火や不法侵入などの犯罪に巻き込まれることで自分の家にも被害が出るのではと不安に感じている
そのため、空き家に対して不安や不満を感じている住人から苦情を言われたり、訴えられたりしてトラブルになってしまう可能性があるのです。
近隣住民とトラブルになると空き家を訪れるたびに人目が気になったり、空き家を売却する時に近隣住民からの評判が悪く買い手が見つかりにくくなったりする可能性があります。
一度近隣住民とトラブルになると解決には時間がかかるケースが多いため、トラブルになる前に遺品整理をして空き家を適切に管理するようにしましょう。
空き家を所有しているなら知っておきたい『空き家対策特別措置法』とは
空き家対策特別措置法は正式には『空家等対策の推進に関する特別措置法』といい、適切に管理されていない空き家によって地域住民の生活環境が悪化してしまうことを防ぐ、または改善するための法律です。
空き家対策特別措置法では「害虫・害獣などが発生している」「窓や壁が破損している」「倒壊の危険性がある」など適切に管理されていない空き家に対して、自治体が指導・勧告など改善を求めたり、それでも放置した場合には強制的に取り壊すなどの対応ができると定めています。
自治体からの改善要求に従わないと、段階によって税金の優遇措置が受けられなくなったり、過料(罰金)を課されたりすることもあります。
そのため、自治体から指導・勧告を受ける前に自分から空き家を適切に管理しておくことが重要です。
参考ページ:
国土交通省|住宅:空き家対策 特設サイト
住宅:空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報 – 国土交通省
空き家の遺品整理をする2つの方法とそれぞれのメリット・デメリット
空き家の遺品整理をするには次の2つの方法があります。
- 自力で遺品整理をする
- 遺品整理の専門業者に依頼する
それぞれのメリット・デメリットを解説しますので、ぜひ自分に合った方法を取り入れてみてください。
方法①自力で遺品整理をする
空き家の遺品整理をする1つ目の方法は、自力で遺品整理をする方法です。
自分だけで、もしくは身内や友人と一緒に遺品整理を進めるため「費用が安い」「自分のペースで進められる」などのメリットがあります。
一方、膨大な作業量になるので時間と労力がかかるというデメリットがあります。
特に遠方に住んでいる場合や仕事や家事などで忙しい場合などは自力で遺品整理をするのは難しいでしょう。
メリット |
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デメリット |
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こんな人にオススメ |
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方法②遺品整理の専門業者に依頼する
空き家の遺品整理をするもう1つの方法は、遺品整理の専門業者に依頼することです。
業者がメインで遺品整理を進めてくれるので、自分の時間や労力はあまりかけずに遺品整理を進められます。
また、捨ててはいけない物や供養の方法など遺品整理について自分ではわからないことがあった時も、専門家に相談できるので安心です。
遺品整理の専門業者に依頼するデメリットは費用が高くなることですが、自分で遺品整理をするのに必要な時間と労力を考えると決してコスパが悪いわけではありません。
メリット |
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デメリット |
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こんな人にオススメ |
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自力で空き家の遺品整理をする4ステップ
自力で空き家の遺品整理をする場合はとりあえず始めてしまうと余計に時間がかかってしまったり、終わりが見えずに挫折してしまったりしがちです。
空き家の遺品整理をスムーズに進められる4ステップを解説します!
ステップ1:事前に相続人全員に確認をする
まずは遺品整理の前に相続人全員に空き家の遺品整理について確認しておきましょう。
空き家にある物は全て相続の対象です。
そのため、相続人全員の同意なく空き家にある遺品を保有したり処分したりすることはできません。
相続人の一部で勝手に遺品整理を進めてしまうと、後からトラブルになってしまう可能性もあります。
遺品整理をしようと思ったら、まず最初に相続人全員に連絡をしましょう。
相続人全員で一緒に遺品整理を進められるよう日程調整をできるとベストです。
日程調整が難しい場合は誰が何を相続するかや、作業する人にどこまで任せるかなどを確認しておけると良いでしょう。
ステップ2:時間と人手を確保し、必要な道具を準備する
次に空き家の遺品整理に必要な時間と人手を確保し、必要な道具を準備します。
確保するべき時間と人手に見当をつけるには、自分で1時間ほど片付けてみるのがオススメです。
1時間片付けた量と残りの量を比べることで、時間と人手の見当をつけやすくなります。
実際に遺品整理を始めてみると思ったよりも時間がかかったり、途中で体調不良などが起こって作業ができなかったりすることがあるため、予備日を設けるなど時間は余裕をもって設定しましょう。
遺品整理には時間と人手に加えて、適切な道具も必要です。
汚れても良い服や軍手・マスクなどの身を守るための物や、ゴミ袋・段ボールなど仕分けと処分に必要な物などを準備しましょう。
必ず必要なわけではありませんが、あると遺品整理で大活躍するのが台車です。
遺品整理では形見やゴミなど重い物を運ぶ機会が多いため、台車があることでスムーズに物が運べて時間と消費体力の削減になります。
ステップ3:遺品の仕分け・処分をする
遺品整理の準備ができたら、実際の遺品の仕分け、処分をしていきましょう。
まずは明らかにゴミとわかる物を捨てて空き家の中の物の量を減らします。
こうすることでゴミを捨てた達成感と作業が進んでいるという実感がわき、遺品整理に対するモチベーションにつながります。
その後、保管する物と手放す物に仕分けますが、この仕分けでなかなか物が捨てられずに悩む方が少なくありません。
物を手放す時は以下の4つの手放し方があります。
- 処分する
- 供養する
- 不用品買取を利用する
- 寄付する
「思い出がある」「捨てるのがもったいない」という理由で処分するのが難しい場合は、まだ使える物を買い取ってくれる不用品買取や寄付を利用するのがオススメです。
新しい人のところで思い出の品がまた活躍すると考えることで手放しやすくなるからです。
ステップ4:清掃をする
空き家から物がなくなったら清掃をします。
仕分けと処分が終わると遺品整理全てが終わった気持ちになる方もいますが、頑張って清掃まで済ませてしまいましょう。
カビや汚れなどは時間が経つほど落ちにくくなってしまうからです。
さらに、遺品整理後も空き家を維持する場合は定期的な清掃など管理が不可欠です。
空き家の管理については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
▶空き家のメンテナンス不足がトラブルに?管理方法や実家じまいの方法 – 便利屋サービス21
自力での空き家の遺品整理を成功させる4つのコツ
自力で遺品整理をすると時間がかかったり、悩んだりすることが多く、挫折してしまうケースも少なくありません。
最後まで空き家の遺品整理ができるよう、空き家の遺品整理を成功させる4つのコツを解説します。
コツ1:処分しない物の基準を明確にしておく
自力で空き家の遺品整理を成功させる1つ目のコツは、処分しない物の基準を明確にしておくことです。
遺品整理で時間がかかるのは「その遺品を保管するのか手放すのか」「保管するとした誰が保管するのか」「手放すとしたらどうやって手放すか」など仕分けの段階です。
つい思い出の品などは全て保管しておきたくなりますが、大量に保管すると自分の家が物であふれてしまうためなるべく保管する物は少なくする必要があります。
あらかじめ処分しない基準を決め、それ以外は基本的に手放すと決めておくと、スムーズに整理できます。
処分しない物の基準決めの参考に、遺品整理で捨ててはいけないとされている物をご紹介します。
- 遺言書
- 通帳印鑑
- 現金
- 有価証券
- 貴重品
- 鍵
- 携帯やパソコン
- 身分証明書
- 請求書やローンの明細
- レンタル品
コツ2:害虫がいる可能性が高い場合は事前に害虫駆除剤を使用しておく
自力で空き家の遺品整理を成功させる2つ目のコツは、害虫がいる可能性が高い場合には事前に害虫駆除剤を使用しておくことです。
遺品整理の途中で害虫が出てくると害虫駆除に時間を使ってしまったり、モチベーションが下がってしまったりします。
そのため、遺品整理をする前日にくん煙剤タイプの害虫駆除剤を使用して生きた害虫と片付け中に出会ってしまう可能性を下げておきましょう。
しかし、物が多すぎると煙が届かない場所があり害虫が生き延びていることもあります。
また、害虫駆除剤を使用したとしても害虫の死骸は自分で捨てなければいけません。
害虫が苦手で死骸を片付けられない人は業者に依頼するのがオススメです。
コツ3:玄関や廊下など動線をまず確保する
自力で空き家の遺品整理を成功させる3つ目のコツは、玄関や廊下などの導線をまず確保することです。
特にゴミ屋敷のように空き家に物がたくさんあり、玄関や廊下が物で埋まっている場合はこの工程がとても重要になります。
狭い玄関や廊下を無理に物を運び出すのは怪我をしてしまう可能性があり危険だからです。
そのため、最初に玄関や廊下のスペースを確保して安全に作業できる環境を整えましょう。
また、必要な物と処分する物など整理した遺品の置き場所を決めておくことも重要です。
スムーズに作業を進められるよう段取りをつけることで、効率よく遺品整理を進めることができます。
コツ4:1部屋ずつ片付ける
自力で空き家の遺品整理を成功させる。4つ目のコツは1部屋ずつ片付けることです。
探し物がある場合や人数がいる場合などはついつい複数の部屋の遺品整理を進めてしまいがちです。
しかし、複数の部屋の遺品整理を進めてしまうとその作業量の多さから作業の終わりが見えずにモチベーションが下がる原因になってしまいます。
さらに、遺品整理中の記憶が混じってどこに何があるのかわからなくなり後で困ることもあります。
1部屋ずつ片付けていくことで1部屋の遺品整理が終わるごとに達成感を感じられ、遺品整理を続けるモチベーションにつながります。
また、どの部屋に何があったかなども把握しやすいため、誰が何を相続するか遺品の分配なをする際もスムーズに進められます。
空き家の遺品整理を業者に依頼した場合の流れと費用相場
遺品整理を専門業者に依頼したことがあるという人はあまり多くありません。
そもそも、遺品整理をする機会があまりないからです。
そのため「空き家の遺品整理を業者に依頼したいけど、利用したことがないから不安…」「遺品整理の専門業者にどうやって依頼すれば良いかわからない」と悩んでいる方もいるはずです。
そんな方のために空き家の遺品整理業者に依頼した場合の流れと費用相場について解説します。
依頼から作業までの流れ
空き家の遺品整理を業者に依頼してから作業までの流れは以下の通りです。
- 問い合わせる
- 見積もりを作成してもらう
- 契約する
- 作業をしてもらう
- 作業完了確認後、費用を支払う
まずは電話やメールなどで業者に問い合わせます。
基本的には業者からの質問に答えていけば大丈夫ですが、問い合わせ前に以下の内容を確認しておくとスムーズです。
- 空き家の場所
- 大体の物の量
- 見積もりの候補日
- 要望 (遠方なので代行をお願いしたい、不用品買取もしてほしいなど)
見積もりは電話での聞き取りや写真データなどで見積もりを作成してくれる業者もありますが、実際に現場を見て見積もりを作成してくれる出張見積もりがオススメです。
実際に現場を見てより正確な見積もりを作成してくれるので、実際の費用支払いの時との差額が少なくなるからです。
作業中の立ち合いが必要かどうかは業者によっても異なりますので、気になる方は問い合わせの時に確認しておきましょう。
費用相場
空き家の遺品整理を業者に依頼した場合、一軒家の場合の費用相場は20万円以上になります。
間取り別の費用相場は以下の通りです。
間取り | 料金相場 |
1R・1K | 50,000円~80,000円 |
1DK・1LDK | 50,000円~160,000円 |
2DK・2LDK | 90,000円~200,000円 |
3DK・3LDK | 170,000円~240,000円 |
4LDK以上 | 250,000円~ |
実際にかかる費用は、空き家の物の量や駐車場があるかどうか、空き家のある地域などによって異なります。
自分のケースの費用相場が知りたい場合には、1社だけではなく複数の業者から見積もりをとって比較する相見積もりがオススメです。
優良業者を選ぶためのチェックポイント
遺品整理業者の中には、お客様と以下のようなトラブルを起こす悪徳業者も存在しています。
- 作業後に見積もりよりも高額な費用を請求された
- 処分しないようにと頼んだ物を勝手に処分された
- 契約したが作業が始まらない
こうした悪徳業者ではなく優良業者を選ぶためには、次のポイントをしっかりチェックしておきましょう。
- ホームページに住所、連絡先などが明記されている
- 遺品整理に必要な許可や資格を保有している
- Googleなどの口コミが良い
- 見積もりの対応が丁寧でわかりやすい
遺品整理の場合はゴミを運ぶための「一般廃棄物収集運搬業許可」や買い取った物を販売するための「古物消許可」などの許可が必要です。
これらの許可を保有している、もしくは保有している業者と提携している業者を選ぶようにしましょう。
参考ページ:
こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル-料金や作業内容に関するトラブルが発生しています-(発表情報)
空き家の遺品整理にかかる費用を安くする4つの方法
「空き家の品整理を業者に依頼したいけど、費用の準備が難しい…」
「なるべく安く遺品整備を進めたい…」
そんな方にオススメの空き家の遺品整理にかかる費用を安くする4つの方法をご紹介します。
その1:できるだけ自分で片付ける
空き家の遺品整理にかかる費用を安くする1つ目の方法は、できるだけ自分で片付けることです。
遺品整理業者の費用は空き家にある物が多いほど高くなります。
できるだけ自分で片付けて空き家の中にある物を減らすことで、遺品整理費用を安くできます。
例えば、燃やすゴミなら週1、2回ある自治体のゴミ収集を利用すれば無料もしくは業者に依頼するより安くゴミを処分できます。
ただし、1回に出せるゴミの量を定めている自治体も多く、ゴミが多い場合は何回かに分けて出さなければいけないので急いで片付けたい場合はあまり向かない方法です。
粗大ゴミも自治体の収集を利用すると安く処分できますが、引越し時期などの繁忙日には収集日まで時間が空くことがあります。
また、粗大ゴミは玄関や庭などに自力で出す必要があるため、人手が確保できないなど粗大ゴミの運搬が難しい場合には業者の利用がオススメです。
参考ページ:
燃やすごみ 台東区ホームページ
その2:相見積もりをする
複数の業者に見積もりを依頼することを相見積もりといいます。
相見積もりをすることで、複数の業者の費用がわかるのでより安い業者に依頼することができます。
しかし、相見積もりをするときは費用の値段だけではなく、その費用にどのサービスまで含まれているのかやスタッフの対応なども比べることが重要です。
- 1番安い業者にしたけれど、回収してもらえる物の量が決まっており遺品整理が終わらなかった
- スタッフの対応が雑で悲しい気持ちになってしまった
以上のように値段だけで業者を選ぶと後悔してしまう可能性があります。
自分に必要なサービスが全て含まれておりスタッフの対応も丁寧な業者を選ぶことで、後悔しない遺品整理をすることができ、より高いコストパフォーマンスが得られます。
その3:不用品買取を利用する
不要な物を買い取ってくれる不用品買取を利用することで、遺品整理にかかる費用を安くできます。
処分にかかるはずだった費用をかけずに買取金額を受け取れるので非常にお得です。
不用品買取を利用する場合は「自分で店舗に持ち込まなければいけないのか」「業者が出張買取をしてくれるのか」を必ずチェックしておきましょう。
また、出張買取可能な業者でも、ゴミ屋敷のように物が多すぎたり不衛生な状況だったりすると依頼を受けてくれない業者もあります。
出張買取を依頼する際に空き家の状態を伝え、依頼可能かを確認しておけると安心です。
不用品買取を利用する場合にオススメなのは遺品整理と一緒に不用品買取をしてくれる業者に依頼することです。
遺品整理と不用品買取を同時に進めることで、値段のつく物は買い取ってもらって値段のつかない物はその場で処分できるのでスムーズに遺品整理を進められます。
その4:使える補助金がないかなど自治体に相談してみる
自治体によっては空き家の遺品整理に対して補助金などがある場合もあるため、一度自治体に相談してみるのもオススメです。
例えば、東京都では東京都が設置する『東京都空き家ワンストップ相談窓口』に相談し、都内の空き家の家財整理又は解体を実施する空き家所有者に対して補助金を交付しています。
ゴミ屋敷になってしまっている場合はゴミ屋敷の片付けに対する支援が適用できる可能性もあります。
足立区では『足立区生活環境の保全に関する条例』に基づき、審議会などで必要と認められればゴミ屋敷を協力団体が片付けてくれたり、片付け費用を区が負担してくれたりするケースもあります。
自治体の補助金では相談・申請したとしても条件に当てはまらない場合は交付されないことに注意が必要です。
また、補助金に対する年間予算などが決まっている場合もあるため、補助金の利用を考えている場合はなるべく早めに自治体に相談してみましょう。
参考ページ:
東京都空き家家財整理・解体促進事業|補助金一覧
足立区のごみ屋敷対策事業
空き家の遺品整理を業者に依頼するなら便利屋サービス21がオススメ
空き家の遺品整理業者に依頼するなら便利屋サービス21がオススメです。
便利屋サービス21がオススメな理由を3つご紹介します。
遺品整理専門のアドバイザーが多数在籍
便利屋サービス21には遺品整理専門のアドバイザーが多数在籍しており、『遺品整理優良事業所認定』も受けている業者です。
遺品整理優良事業所認定とは遺品整理士認定協会による「法令を順守しているか」「作業の品質レベルが高いか」「お客様からのクレームがないか」などの厳しい基準をクリアした優良業者の証です。
「遺品整理を何から始めて良いかわからない」
「供養ってどうすれば良いの?」
「処分したい物があるけど、処分の方法がわからない」
上記のような遺品整理についてのお悩みならなんでもご相談ください。
遠方の空き家やゴミ屋敷など様々なご依頼に対応可能
便利屋サービス21では、遠方の空き家の遺品整理代行やゴミ屋敷になってしまっている空き家の遺品整理など様々なご依頼に対応可能です。
例えば、遠方の空き家まで自分で遺品整理をしに行くのが難しいケースでは、お写真で作業前後の様子を確認していただいたり、形見をご自宅にお届けしたりしています。
自分で遺品整理ができなくても悔いの少ない遺品整理ができるようサポートさせていただきます。
また、便利屋サービス21はゴミ屋敷片付けの専門業者でもあるため遺品が多すぎてゴミ屋敷になっている空き家や、ゴミ屋敷に多い害虫駆除・消毒などのご依頼も可能です。
さらに、遺品整理から物件の売却サポートまで対応するワンストップサービスもご提供していますので、遺品整理後の空き家についてお悩みの方もぜひご相談ください。
頭金0円で後払い・分割払いがご利用可能
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「一人暮らししていた叔父がなくなり、部屋の片づけをしないといけない…」
「遠方に住んいるし忙しいし、自分では片付けられない…」
- 作業内容:残置物の全撤去/不用品の分別・処分/薬品を使ったハウスクリーニング
- 作業時間:6時間
- 費用:16万円 (8回払い)
一人暮らしされていた叔父様が亡くなったため、叔父様が住んでいた都営団地のお部屋を片付けたいけれど自分では難しいとお悩みのお客様からのご依頼です。
部屋は床が見えないほどの不用品とゴミであふれており、入りきらない分はベランダにまで放置されていました。
スタッフ4人で作業を進めさせていただき、6時間で作業が終了しました。
朝とは見違えるほどキレイになった部屋を見て、お客様はとても驚いていらっしゃいました。
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空き家の遺品整理についてのよくある質問
空き家の遺品整理についてのよくある質問に、実績豊富な便利屋サービス21がお答えします。
遺品整理しないまま空き家を売却することはできますか?
遺品整理をしないままでも空き家の名義が自分であれば、空き家を売却することは可能です。
しかし、遺品整理をしないまま空き家を売却する場合は「買い手が見つかりにくい」「買取金額が安くなる」などのデメリットがあります。
空き家の売却には主に以下の2つの方法があります。
- 仲介業者が入って個人が購入する
- 不動産会社が購入する
遺品整理をしていない空き家は個人のお客様からは敬遠されやすく、買い手が見つかりにくくなります。
また、不動産会社が購入する場合は購入後片付けやリフォームを行うため、それらにかかる費用を踏まえてなるべく安い金額で購入しようとします。
空き家の立地や広さなどの条件にもよりますが、手間やお金をかけてでも一度遺品整理やハウスクリーニングをしてから空き家を売却したほうが良いケースも少なくありません。
便利屋サービス21では空き家の売却サポートも行っておりますので、お悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。
相続放棄をすれば空き家の遺品整理はしなくても良いですか?
相続放棄をすると、資産を相続できない代わりに負債も相続しなくてすむようになります。
このことから空き家の遺品整理の負担が大きいので相続放棄を考えているという方もいるはずです。
しかし、実は相続放棄した場合でも空き家の遺品整理をしなければいけないケースがあります。
「空き家を相続するまでにどのぐらい相続人が空き家を使用していたか」「空き家が周囲にどの程度悪影響を及ぼしているか」などケースによって判断が異なるため、空き家の相続放棄を考えている方は弁護士などの専門家に一度相談してみた方が良いでしょう。
遺品整理をすれば空き家はそのままにしておいても良いですか?
遺品整理をしても建物の劣化や害虫・害獣が発生する恐れなどがあるため、空き家は定期的な清掃などの管理が必要です。
具体的には、1、2ヶ月に1回つぎの作業を行います。
- 換気
- 拭き掃除・掃き掃除
- 水道の通水
- 水回りの掃除
- 郵便物の回収
- 建物のメンテナンスが必要かのチェック
自分での管理が難しい場合には、以下の方法を検討してみると良いでしょう。
- 業者に定期的なメンテナンスを依頼する
- 空き家を賃貸に出す
- 空き家を売却する
まとめ:自分に合った方法で空き家の遺品整理を進めよう
遺品整理をしないまま空き家をそのままにしておくと、犯罪に巻き込まれたり近隣住民とトラブルになったりといくつものリスクがあります。
空き家は自力で遺品整理する、もしくは業者に依頼するなど自分に合った方法で適切に管理しましょう。
自分に合った遺品整理や空き家の管理方法がわからない場合は、まず業者に相談・見積もりをしてみるのがオススメです。
便利屋サービス21では無料でご相談お見積もり可能ですので、ぜひお受け軽にお問い合わせください。
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