「ゴミ屋敷の遺品整理は、どうやって終わらせたら良いの」
「ゴミ屋敷の片付けと遺品整理、役所の手続きを全部終わらせられる気がしない」
亡くなった方の家がゴミ屋敷になっていたら、原則は業者へ依頼してゴミ屋敷の片付けと遺品整理を同時に進めましょう。
ご遺族だけでゴミ屋敷の処理をするのは至難の業であり、遺品整理で仕分けるべき貴重品も捨ててしまう可能性があります。
この記事では、ゴミ屋敷の遺品整理の流れや自力でできるかの判断基準、自力で作業する場合のコツをまとめています。
後半では、遺品整理業者に依頼した場合の費用相場、遺品整理と同時にすべき手続きにも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
遺品整理はいつすれば良いのか疑問な方は、相続後の遺品整理はいつやるべき?トラブルを防ぐ5つのポイント解説でも紹介しています。
目次
ゴミ屋敷となった家の遺品整理…まず何をすべき?
亡くなった家族の家がゴミ屋敷になっていたら…遺品整理はどうすれば良いのでしょうか。
ゴミ屋敷の遺品整理をするために、まず何をすべきかタスクを整理しましょう。
1. 慌てて片付けを始めない
亡くなった方の家がゴミ屋敷だと知ったら、慌てて片付けたくなりますよね。
しかし、慌ててゴミ屋敷を片付けるのはかえって危険です。
まずゴミ屋敷には害虫や害獣が大量発生している可能性が高く、きちんとした装備がないと健康に悪影響なウィルス、カビ、ホコリなどを吸い込んでしまう可能性があります。
ゴミ屋敷の片付けにはきちんとした装備、そして準備が必要です。
さらに遺品整理をするには大量のゴミをどかし、その中から必要な遺品を探し出さなければなりません。
まずはゴミ袋やマスクなどの掃除用品、そして害虫駆除のための殺虫剤などを用意してゴミを集めるところから始めましょう。
2. 重要書類を探す
ゴミ屋敷の遺品整理で最も大切なのは重要書類を見つけ出すことです。
ゴミに紛れて捨ててしまうケースが多いので、ゴミの山を崩しながら中身を確認し、必要な書類が入っていないか確認します。
通帳や権利証などがある場合は、相続にも関係するので慎重に探しましょう。
もしも自分たちで重要書類を見つけ出す自信がないなら、自力ではなく遺品整理業者に依頼するのが一番です。
ゴミ屋敷の片付けと遺品整理を同時に行える業者に依頼して、重要書類を見つけてもらいましょう。
3. 役所への手続き
ゴミ屋敷の遺品整理では、各種役所への手続きも欠かせません。
故人名義の国民健康保険や介護保険、年金などの解約手続きが必要です。
また、ゴミ屋敷が持ち家の場合は固定資産税や上下水道の手続きも忘れずに行いましょう。なお金融機関への連絡もこの時点で済ませておくと安心です。
これらの手続きは時間がかかることが多いので、業者に依頼する場合でも早めに取りかかるようにしてください。
4. 近隣への配慮と挨拶
ゴミ屋敷状態になっている家は、近隣の迷惑になっているケースが多いです。
遺品整理を開始する際は、まず近隣住民への挨拶と説明を行いましょう。
片付けの期間や業者の出入りがあることを伝え、理解してもらっておくとトラブルを未然に防げます。
また、作業中は騒音や振動、ゴミの臭いなどに十分配慮し、近隣への迷惑を最小限に抑えるよう心がけてください。
5. 親族間での事前確認事項
ゴミ屋敷の遺品整理を始める前に、親族間で遺品の取り扱いについて事前に話し合っておきましょう。
まず親族との思い出の品の分配方法や、売却・処分する遺品の選定基準などを決めておきましょう。
遺品整理の最中に揉め事が起きないよう、可能な限り具体的に取り決めをしておくことをおすすめします。
親族間の連絡を密にとり、情報共有を怠らないのが秘訣です。
以上がゴミ屋敷の遺品整理を始める前に確認しておくべき主なポイントです。
慌てずに準備を整え、近隣への配慮を忘れず、親族間の意思疎通を図りながら、落ち着いて作業を進めていきましょう。
ゴミ屋敷の遺品整理は業者に依頼すべきか自力で行うか
ゴミ屋敷の遺品整理業者は、基本的に専門業者に任せるのがおすすめです。
遺品整理のみなら自力でできるかもしれませんが、ゴミ屋敷の場合は大量のゴミの処分が必要となります。
原則業者に依頼するのがおすすめ
原則として、ゴミ屋敷の遺品整理を親族だけでやるのは無理がある場合が多いでしょう。
ゴミ屋敷の片付けは膨大な労力と時間を要し、専門的な知識も必要とされます。
特に賃貸物件の場合、契約期間内に原状回復しなければなりません。
さらに、遺品整理を終わらせて解約手続きをするまでは賃料が発生するため、迅速な対応が求められます。
保証会社を利用していても、基本的に契約者が死亡した時点で契約が打ち切られてしまうため、早めに片付けをしなければなりません。
こうした事情を考えると、ゴミ屋敷の遺品整理は業者に依頼するのが賢明です。
遺族の精神的・時間的負担を避けるには業者依頼がおすすめ
また、ゴミ屋敷の遺品整理は肉体的にも精神的にも大きな負担を伴う作業です。
故人の思い出の品々を整理する過程で、遺族が深い悲しみに暮れてしまうこともあります。
ゴミの中から大切な遺品を探し出すのは骨の折れる作業で、遺族だけでは時間もかかり、負担も大きくなりがちです。
業者に依頼することで、遺族の心身の負担を和らげ、スムーズに遺品整理を進めることができるでしょう。
室内での死亡など専門知識が必要かどうか
ゴミ屋敷の遺品整理を自力で行うか業者に依頼するかを判断する際、部屋で死亡していた場合など、特殊清掃が必要かどうかも考慮する必要があります。
例えば、室内で数日以上放置されていた遺体の場合、体液が床に染み込んだり、害虫が発生していたりと、衛生面での対策が不可欠です。
また、消臭・消毒作業にも専門的な技術が求められます。
このような場合は、経験豊富な遺品整理業者に一任した方が無難でしょう。
遺品整理の内容によっては、自力で対応可能なケースもありますが、専門的な処理が必要な場合は躊躇せずに業者を頼ることをおすすめします。
遺品整理の費用はどのくらいかかる?
ゴミ屋敷の遺品整理の費用はどのくらいかかるのか不安な方もいるでしょう。
自力で片付ける場合と、業者に依頼した場合の費用相場について解説します。
自力でゴミ屋敷を片付ける場合
ゴミ屋敷の遺品整理を自力で行う場合、ゴミの処分費用が主な出費となります。
軽トラックでゴミを運ぶ場合の費用は1回あたり1万円前後が相場です。
部屋の汚れ具合によっては、清掃用具や衛生用品、ゴミ袋などの購入費も必要になります。
全体的な費用は、ゴミの量や部屋の広さにもよりますが、1LDKの部屋で10万〜30万円程度が目安と考えられます。
ただし、自力での遺品整理は時間と手間がかかるうえ、故人のプライバシーに関わる遺品を適切に取り扱う必要があるので、精神的な負担も大きいことを覚悟しておきましょう。
ゴミ屋敷状態での料金相場
ゴミ屋敷の遺品整理を業者に依頼する場合の料金相場は、部屋の汚れ具合や作業内容によって大きく異なります。
ゴミ屋敷の片付けと遺品整理を合わせて依頼すると、1LDKまでの間取りで10〜30万円、2LDK程度で30〜50万円程度必要です。
ゴミの量が多かったり、特殊清掃が必要だったりする場合は、さらに料金が高くなる傾向にあります。
依頼前に複数の業者から見積もりを取り、サービス内容と料金を比較検討しておきましょう。
間取り別の具体的な費用例
ゴミ屋敷の遺品整理を専門業者に依頼した場合に、費用を決める決め手は間取りです。
間取りが広いほど物量が多くなる傾向にあり、それだけ処理費用がかかります。
間取り | 費用相場 | 備考 |
ワンルーム | 10〜20万円 | 6〜8畳程度 |
1K/1DK | 15〜30万円 | 10〜13畳程度 |
1LDK/2K | 20〜40万円 | 20〜30畳程度 |
2LDK/3K | 30〜50万円 | 35〜40畳程度 |
3LDK以上 | 50〜100万円 | 40畳以上 |
なお、以下のような要因により費用は変動する可能性があります。
業者へ依頼する場合は、必ず現地での見積もりを取ってから依頼しましょう。
- ゴミの量や種類
- 特殊清掃の必要性
- エレベーターの有無
- 作業の緊急性
ゴミ屋敷状態の部屋での遺品整理の手順
ゴミ屋敷状態の部屋で遺品整理をする場合はまず、必要な道具と人員の確保から始めましょう。
なるべくスピーディにゴミ屋敷の遺品整理を進める方法を、お片付けのプロの目線で解説します。
STEP1:必要な道具と人手を集める
ゴミ屋敷の遺品整理では、大量のゴミを運び出すための道具と人手が不可欠です。
ゴミ袋や段ボール、軍手、マスク、ゴーグル、スコップ、ほうき、ちりとりなどの掃除用具を十分に用意しましょう。
ゴミ屋敷には大量のカビやホコリなどの有害物質が舞い散っているので、防護に手を抜いてはいけません。
また、運搬用のキャリーカートやバキュームカーのレンタルを検討するのがおすすめです。
お近くのホームセンター等で1日のみのレンタルなども利用できるので、検討してみてください。
作業には多くの人手が必要となるため、親族や知人に協力を仰ぎ人を集めておきましょう。
STEP2:まずは通路と作業スペースを確保する
ゴミ屋敷の片付けは玄関と廊下から始めて、通路と作業スペースを確保するのが最優先事項です。
ゴミを分別する際の動線を考え、最低限の導線を確保します。
この際、転倒や落下の危険があるものは優先的に撤去し、安全に作業ができるスペースを作ることが大切です。
まずは玄関のゴミを撤去して出入りをスムーズにし、玄関先にスペースがあればブルーシートなどを敷いて、作業スペースとして使いましょう。
STEP3:危険物や腐敗したものを除去する
ゴミの山に埋もれる中には、カッターナイフなどの鋭利なものや薬品、ガスボンベなどの危険物が含まれている場合があります。
また、腐敗した食品やネズミやゴキブリの死骸など、衛生上問題のあるゴミもあるでしょう。
作業者の安全と健康を守るためにも、これらの危険物や衛生上問題のあるゴミを優先的に取り除く必要があります。
手袋やトングを使って危険なものを除去していき、それから作業を始めましょう。
STEP4:ゴミ袋へ不用品を分別していく
部屋の片付けが進み、ゴミの全容が把握できたら、ゴミを種類別に分別していきます。
大まかに、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「リサイクル可能なゴミ」「処分に注意が必要なゴミ」などに分けるのが一般的でしょう。
故人の遺品の中から、思い出の品や必要書類なども丁寧に取り出していきます。
ゴミ屋敷の片付けは一朝一夕ではできませんので、こまめに休憩を取りながら無理のない範囲で進めることが大切です。
STEP5:重要書類や遺品を選別する
ゴミの分別と並行して、権利書や印鑑、通帳、実印など相続に必要な重要書類を丁寧に探し出します。
見落としのないよう、1点1点確認しながら重要書類を選別してください。
また、アルバムや位牌、冠婚葬祭の道具など、遺品の中から思い出の品や形見となりそうなものを大切に取っておきましょう。
古い家財道具の中には価値のあるものが眠っている場合もあるので、捨てる前によく確認することが大切です。
STEP6:不用品を廃棄して形見分けをする
STEP4とSTEP5でゴミと遺品を分別したら、ゴミの処分を進めると同時に、遺品の整理を行います。
遺品の中から形見分けをする品物を選び、供養の方法を検討しましょう。
不要な遺品は処分業者に引き取ってもらうなどして適切に処理します。
部屋の片付けが完了したら、エアコンやお風呂場などの汚れも丁寧に清掃して、ゴミ屋敷の遺品整理を完了させてください。
遺品整理を少しでも楽にするコツは遺品整理は想像よりも大変?少しでも楽に行うコツと注意点を解説でも紹介しています。
ゴミ屋敷の遺品整理をスムーズに進めるための基礎知識
ゴミ屋敷の遺品整理で「これ、どうやって処理したら良いの?」と迷いがちなものの処分方法を解説します。
①位牌や仏壇の供養について
ゴミ屋敷の遺品整理で見つかった位牌や仏壇は、適切に供養する必要があります。
ゴミとして処分することはできますが、位牌や仏壇などを捨てるのは抵抗があるはずです。
自宅で供養を続ける場合は、位牌や仏壇を丁寧に清掃し、故人を偲ぶ場所を設けましょう。
処分が必要な場合は、菩提寺やお寺、専門の業者に相談するのが一般的です。
いつもお世話になっているお寺などがあれば、供養の相談をしてみましょう。
②アルバムや写真の扱い
ゴミ屋敷の中から思い出の詰まったアルバムや写真が見つかります。
傷みの激しいアルバムや写真を撮っておきたい場合は、補修や修復をしてとっておいても良いでしょう。
また、そのままでは嵩張るので、写真をデータ化してデジタルアルバムを作成するのもおすすめです。
デジタル化することで、複数の家族で写真を共有することもできます。
③貴重品が見つかりやすい場所の例
現金や貴金属、美術品など、貴重品は意外なところにしまってあることが多いです。
今まで便利屋サービス21で貴重品を見つけた場所の例としては、以下のようなところがあります。
- 箪笥の引き出しや奥
- 衣装ケースや衣装箱の中
- 本棚の本の間、後
- 家具や家電の裏側、隙間
- 床下や天井裏
- 壁の中
- 枕ケースの中
慌てると見つからないことが多いので、貴重品を探す際は時間に余裕を持って、入念に探すことが大切です。
貴重品を見つけた際は、家族で話し合って適切に分配するようにしましょう。
遺品整理と同時に必要な手続き
ゴミ屋敷の片付けと遺品整理だけでなく、同時に必要な手続きも忘れずにおこなってください。
親族が集まって片付けに取り組める場合は、片付け担当と諸手続きの担当に分かれて作業をすると効率的です。
1. 不動産の名義変更
故人が所有していた不動産がある場合、相続人への名義変更が必要です。
不動産の種類によって、必要書類や手続きが異なります。
土地や建物、マンション等の不動産は相続登記や所有権移転登記が必要となります。
法務局に相続人の戸籍謄本や印鑑証明書、遺産分割協議書等を提出して、手続きを済ませましょう。
なお、不動産の名義変更は複雑な手続きが多いため、司法書士や行政書士に相談するのがおすすめです。
費用はかかりますが、自分で必要な書類を全て揃えて手続きをする手間が省けます。
2. 公共料金の処理
賃貸人が契約していた公共料金の解約も、遺族で済ませなければなりません。
もしもその物件に遺族が住む場合は、名義変更手続きをしてください。
電気やガス、水道、電話などサービス会社に連絡して、死亡届(または除票)や相続人の戸籍謄本等を提出します。
各会社によって提出書類が異なる場合があるので、事前に契約者死亡の旨を伝えて、必要な書類を確認しておきましょう。
3. 金融機関での手続き
亡くなった方名義の預貯金口座は解約が必要です。
解約手続きには以下のような書類が必要なので、手続き前に役所で取得しておきましょう。
- 死亡届(除票)
- 相続人の戸籍謄本
- 印鑑証明書
- 本人確認書類
- 口座の通帳とキャッシュカード
金融機関によって必要書類が異なる場合があるので、事前の確認が大切です。
また、故人名義のクレジットカードやローンがある場合は、速やかに解約や残債の清算を行う必要があります。
相続人全員の署名や印鑑証明書などが必要になる場合が多いので、事前に書類を揃えておくと手続きがスムーズです。
4. 年金や保険の確認
故人が年金を受給していた場合は、以下の手続きも必要となります。
- 年金の資格喪失届の提
- 未支給年金の請求
- 埋葬料の請求
必要書類は、死亡診断書、死亡届、相続人全員の戸籍謄本、相続人全員の印鑑証明書、口座情報などです。
生命保険に加入していた場合は、保険会社に連絡し、保険金の請求手続きを行います。
必要書類は、保険証券、死亡診断書、相続人全員の戸籍謄本、相続人全員の印鑑証明書、口座情報などが必要となります。
年金や保険の手続きは、期限が定められている場合があるので早めに着手しましょう。
5. 役所での各種届出
遺品整理と並行して、役所での各種届出も忘れずに行いましょう。
主な届出は以下の通りです。
- 死亡届:死後7日以内に死亡地の市区町村に提出
- 相続税の申告:死亡を知った日から10ヶ月以内に税務署に申告
- 所得税の準確定申告:個人の死亡年分の所得税についての税務署に申告
このほか、故人の職業や事情によって、健康保険や介護保険、年金の手続きが必要になる場合があります。
ゴミ屋敷の遺品整理と並行してこれらの手続きをおこなうのは大変な作業です。
冒頭でもお伝えしたように分担するか、遺品整理の部分のみ業者へ依頼して負担を減らしましょう。
ゴミ屋敷の遺品整理は業者に依頼した方が効率的な理由
ゴミ屋敷の遺品整理をゴミ屋敷の専門業者へ依頼した方が良い理由を説明します。
1.ゴミ屋敷をスピーディーに片付けてくれる
専門業者は、ゴミ屋敷の片付けに特化した専門知識と豊富な経験を持っています。
個人で行うよりも、はるかに効率的かつスピーディーに作業を進めることができるでしょう。
ゴミ屋敷の専門業者は大量のゴミを素早く運び出し、処分するノウハウを知っているからです。
また、必要な人員を派遣してくれるので1Kなどの狭めの住居から一軒家まで対応できます。
さらにゴミ屋敷は状況に応じて、ハウスクリーニングや消臭作業なども必要ですが、業者ならワンストップでこれらの作業に対応します。
2.重要書類や大切なものの探し出しにも対応してくれる
ゴミ屋敷の中から、重要書類や思い出の品を見つけ出すのは至難の業です。
大量のゴミに紛れて、貴重な物が埋もれてしまっている可能性が高いためです。
しかし、専門業者ならそのような状況でも、的確に重要な物を探し出すことができます。
まず、遺品整理の専門家はどのような場所に重要書類や貴重品が隠されているのか、経験に基づいて予測することができます。
タンスの奥や本棚の隙間、床下収納など、一般の人が見落としがちな場所もしっかりとチェックします。
また、大切な物を判別する目を持っているため、ゴミの中に紛れた写真やアルバム、思い出の品なども発見可能です。
遺族の方はその他の手続きをしたり、故人の思い出に浸りながら待っているだけで遺品整理が完了します。
3.遺品の整理や仕分けもサポートしてくれる
ゴミ屋敷の遺品整理で最も時間と手間がかかるのが、遺品の整理や仕分け作業です。
大量の遺品の中から、形見の品や思い出の品、処分する物を選別しなければなりません。
しかし、故人の物に思い入れがある遺族にとって、遺品の仕分けは心理的につらい作業となるでしょう。
そのような時こそ、遺品整理業者の出番です。
遺品整理のプロは、遺品の扱いに長けており、適切な判断基準を持っています。必要な物と不要な物を的確に見極め、スムーズに仕分け作業を進めてくれます。
その際、故人や遺族の心情に配慮しながら、丁寧にコミュニケーションを取ってくれるはずです。大切な思い出の品は、形見として遺族に引き継ぐことを提案してくれるかもしれません。
また、遺品の中から発見された思い出の写真を、アルバムにまとめる作業なども担ってくれるでしょう。
遺品整理業者は、単に物を片付けるだけでなく、故人の人生を一緒に振り返るパートナーとしての役割も果たしてくれます。
4.不用品の廃棄まで任せられる
ゴミ屋敷に残された遺品を整理し、仕分けることは、最も労力と時間を要する作業です。 大量の遺品の中から、貴重な思い出の品や形見となる物、処分すべき物を選別する必要があるためです。
しかし、故人への深い思いを抱える遺族にとって、この仕分け作業は精神的な負担となります。
このような状況において、遺品整理の専門業者が力を発揮します。
遺品整理のプロフェッショナルは、豊富な経験に基づく判断基準を持ち合わせており、必要な物と不要な物を迅速かつ的確に選別することができます。
また、専門業者は故人や遺族の心情に十分配慮しながら、丁寧なコミュニケーションを取りながらのサポートが可能です。
5.ハウスクリーニングまで依頼できる
ゴミ屋敷の遺品整理が完了しても、長年の汚れが染み付いた部屋をそのまま使うのは難しいでしょう。
特に、キッチンや水回りの汚れは、一般的な清掃では落としきれない場合も。
そこで、多くの遺品整理業者では、ハウスクリーニングのサービスも提供しています。
プロの清掃スタッフが、床や壁、天井、窓などの隅々まで丁寧に清掃してくれます。
キッチンや風呂場、トイレなどの水回りも、専門の道具と洗剤を使って徹底的に洗浄します。
清掃の際は、カビやダニ、害虫の発生源になりそうな場所も入念にチェックし、必要に応じて殺菌・殺虫処理も行ってくれるでしょう。
遺品整理でハウスクリーニングが必要なケースについては、遺品整理でハウスクリーニングが必要な4つのケース!費用相場も解説をご覧ください。
便利屋サービス21で対応したゴミ屋敷の遺品整理事例
遺品整理とハウスクリーニング|古本と衣類で埋め尽くされたゴミ屋敷の片付け事例【東京都練馬区】 – 便利屋サービス21
過去に便利屋サービス21で対応した、ゴミ屋敷の遺品整理事例を紹介します。
一人暮らしの叔父様が亡くなったものの、忙しくて遺品整理ができていないとのご相談でした。
部屋はゴミ屋敷になっており、不用品や古本、ゴミが積み重なっているような状態。
今回は残置物の撤去や不用品の分別と処分、ハウスクリーニングが必要と判断し、作業費用は16万円とお見積もりを出させていただきました。
トラック2台とスタッフ4名でお部屋へ伺い、ゴミを全撤去してクリーニングをし、部屋を元の状態に戻すことができました。
お客様から「ずっと遺品整理のことが引っ掛かっていたので、肩の荷がおりました」と喜びの声をいただいています。
ゴミ屋敷の遺品整理はプロである便利屋サービス21へお任せください!
ゴミ屋敷の遺品整理は、肉体的にも精神的にも大変な作業です。
しかし、故人とその遺品に向き合う大切な仕事でもあります。
経験豊富な遺品整理のプロ集団である便利屋サービス21なら、ゴミ屋敷の片付けから遺品の整理、供養まで、ワンストップでサポートいたします。
遺族の方のお気持ちに寄り添い、故人への感謝の気持ちを込めて、丁寧に作業を進めさせていただきます。
ゴミ屋敷の遺品整理で困ったら、便利屋サービス21にご相談ください。