「物が多くて遺品整理が進められない……」
「どうすれば遺品整理ができるようになる?」
大切な人を亡くした悲しみと向き合わなければいけない遺品整理は、とても大変な作業です。
物が多いとさらに大変になり、遺品整理が進められなくて悩む方も少なくありません。
本記事では物が多い遺品整理を進めるコツと、捨てられない物への対処法について解説します!
本記事を読めば、物が多くて進まなかった遺品整理が進められるようになります!
目次
自分で遺品整理を進める5ステップ
まずは自分で遺品整理を進める手順を解説します。
遺品整理を自分で進めるには、この5ステップで進めるのが効率的です。
- 作業道具を準備する
- 遺品・不用品を仕分けする
- 遺品を分配・供養・売却・処分する
- 不用品が多い場合は業者に処分を依頼する
- 部屋をキレイに掃除する
怪我の防止や作業の効率化のために、まずは軍手、段ボールなど必要な道具を準備しましょう。
それから遺品・不用品を「保管する物」「形見分けする物」「処分する物」などに仕分け、必要に応じて供養や処分していきます。
最後は掃除機や雑巾がけなど部屋をキレイに掃除しましょう。
5ステップについて詳しくは、以下の記事で解説していますのであわせてご覧ください。
▶自分で遺品整理を進めるためのポイントを解説!失敗を防ぐコツとは?
物が多い遺品整理をスムーズに進める4つのコツ
物が多い遺品整理は、作業しても終わりが見えずにモチベーションが下がったり、探し物が見つからなかったりと非常に大変です。
そんな物が多い遺品整理をスムーズに進める、4つのコツについて解説します!
その1:事前に計画を立てる
遺品整理はとりあえず始めるのではなく、事前に計画を立てましょう。
物が多い遺品整理の場合、一度に全部終わらせるのは非常に困難です。
あらかじめ計画を立てて、何回かに分けて行うことでスムーズに進められます。
以下のような順番で考えていくと計画が立てやすくなります。
- 部屋の退去日や家の売却日など動かせない日程を確認する
- 遺品整理を終わらせる目標日を設定する
- 自分や他の相続人が作業できる日程、車が使える日を確認する
自治体のゴミ収集日とゴミを持ち込めるゴミ処理センターの営業日・時間を確認する - 片付ける場所の順番を決める
片付けの場所は物が少ない場所から始めるのがおすすめです。
しかし、複数人で片付けられる日がある場合は、その日に物が多い場所や、大型の家具・家電の移動が必要な場所の片付けをするようにしましょう。
その2:事前に相続人全員に確認をとる
遺品整理の前には事前に相続人全員に確認をとりましょう。
遺品は相続人全員に相続する権利があります。
そのため、勝手に処分したり誰に形見分けするのかを決めてしまったりすると、後々トラブルになる可能性があります。
相続人全員で一緒に遺品整理をできると、その場で確認しながら進められるので非常にスムーズです。
スケジュールを合わせるのが難しい場合は、形見分けでほしい物や、処分した物について後からクレームを言わないことなどを事前に確認しておきましょう。
その3:処分する物の基準を明確にする
物が多い遺品整理では、1つずつ処分するかしないか悩んでしまうとなかなか進められません。
複数人で遺品整理をする時に、処分する物の基準が人によって違うとトラブルの原因にもなります。
そのため、処分する物の基準を明確にしておきましょう。
例えば、以下のような物は遺品の中でも比較的処分しやすい物です。
- 賞味期限が過ぎている食品や開封済みの調味料など
- 故人があまり着ていなかった服
- 相続人がすでに持っている家電で、発売から5年以上経っている物
まだ使える家電は捨てるのがもったいないと思うかもしれませんが、リサイクルショップで買い取ってくれる目安は大体発売から5年以内の物です。
そのため、発売から5年以上経っており、自分たちで使用しない家電は思い切って処分した方が良いでしょう。
処分の基準に悩む場合は、逆に「何をとっておくか」を決め、それ以外は処分するという方法もあります。
何を取っておくか決める際は、ぜひ本記事下部の『遺品整理では捨ててはいけない物もあるので注意!』を参考にしてみてください。
その4:無理をしない
遺品整理を進めるうえで非常に大切なのが、無理をしないことです。
遺品整理は大切な人が亡くなった悲しみに向き合わなければいけないため、時に大きなストレスとなります。
体調不良や精神的な不調にもなりやすい作業です。
辛い時に無理してしまうと、大きな怪我をしたり、うつ病などになってしまったりするケースもあります。
決して無理をせず、休憩を挟んだり、人や業者に頼ったりするようにしましょう。
遺品整理では捨ててはいけない物もあるので注意!
遺品整理をする時には、捨ててはいけない物があるので注意しましょう。
遺品整理で捨ててはいけない物は、主に以下の11種類です。
遺言書 | 個人の遺志として相続などの際に法的効力をもつため |
通帳・カード | 手続きのため |
印鑑・印鑑登録証明書 | |
身分証明書 | |
年金手帳 | |
土地権利書 | 名義変更の手続きのため
遺産として相続の分配対象に含むため |
現金 | 遺産として相続の分配対象に含むため |
有価証券・保険証券 | |
美術品・貴金属など高価な物 | |
請求書 | 未払いがあった場合は相続人が支払う必要があるため |
レンタル品 | 返却手続きや未払い代金の支払いを相続人がする必要があるため |
上記以外にも、以下の3つもすぐには処分せず、それぞれ確認してから処分した方がトラブルになることを回避できます。
- 想い出の品(写真や手紙など)……遺族や故人の親しい友人などで欲しい人がいないかどうか
- スマートフォンやパソコン……重要な情報や未解除のサブスクリプションがないかどうか
- 鍵…高価な物や重要な書類、想い出の品などがしまわれている場所の鍵ではないかどうか
捨てられない物への対処法
遺品整理をしていると、故人への思いや「もったいない」という思いから、捨てられない物が出てきます。
しかし、保管場所にも限りがあるため、捨てられない物全てを残しておくことはできません。
そんな場合のために、捨てられない物への対処法を解説します!
① 寄付する
未使用な物やキレイな物は、寄付するのがおすすめです。
処分ではなく寄付することで「もったいない」という気持ちを消化しやすくなります。
NPO法人や老人介護施設などでは、衣類や日用品などの寄付を受け付けているところがあります。
寄付を受け付けている品目や受付方法はそれぞれ団体で異なっているので、寄付する前にホームページで確認したり、問い合わせたりすると良いでしょう。
参考に、寄付を全国から受け付けているNPO法人を3つご紹介します。
寄付先 | 寄付できる物 |
ワールドギフト | 衣類、キッチン用品、文房具、タオル、食器など |
日本救援衣料センター | 衣類 |
セカンドライフ | 衣類、バッグ、文房具、本、生活雑貨など |
② 不用品買取を利用する
まだ使用できるけれど相続人が使用しない物は、リサイクルショップなどの不用品買取を利用するのもおすすめです。
不用品買取を利用すれば、買い取ってもらった物をリサイクルショップから必要な人が購入し、その人の元で活用してもらえます。
物を処分すると処分費用がかかりますが、不用品買取を利用すれば、逆に買取金額が受け取れるのもメリットです。
ただし、不用品買取は業者によって買い取ってくれる物品や、買取が店舗持ち込みのみか、出張買取してくれるかなどに違いがあります。
店舗持ち込みのみの場合、店舗まで不用品を運ぶ手間や、車両代などの費用もかかるので注意しましょう。
③ データとして保管する
写真や手紙、故人がよく着ていた服、プレゼントの品など想い出の品は、写真に撮ったりスキャナーで取り込んだりしてデータとして保管すると良いでしょう。
データにすれば保管するためのスペースが必要ないので、より多くの思い出の品を保存できます。
データとして保管する際の注意点は、データの保存先です。
ハードディスクやUSBなど自分の手元で保存する場合、ハードディスクやUSBが破損してしまうとデータも消えてしまいます。
その点については、GoogleドライブやiCloudなどオンライン上に保存する方が安心です。
地震や火事などの天災があっても被害が少なくすみます。
しかし、オンライン上に保存する場合、保存サービスを提供している企業の運営方針やミスによってサービスが終了したり、データが消えてしまったりする可能性があります。
どちらも長所・短所があるため、特に大事な物はバックアップを取って別の保存先を準備するなどの対応をしておくと安心です。
④ 供養する
たくさんの思いが詰まっている物や、人形・ぬいぐるみなどそのまま処分するのに抵抗がある物などは、処分ではなく供養するという方法もあります。
供養は神社やお寺で行ってもらえます。
お焚き上げ供養とも呼ばれ、遺品を火で燃やすことで浄化する儀式です。
魂や念がこもっている遺品に、感謝を伝えるという意味もあります。
供養できる物は神社やお寺、宗教の流派などによって違うことがあります。
いつもお世話になっているお寺などがない場合は、近くの神社やお寺に問い合わせるか、遺品整理士など遺品整理の専門家に相談すると良いでしょう。
自力で遺品整理をするのが難しい場合は専門の業者に依頼がおすすめ
物が多い遺品整理は、時間も労力も使い、精神的にも疲れる大変な作業です。
自力で遺品整理をするのが難しい場合は、無理せずに専門の業者に依頼するのがおすすめです。
業者に遺品整理を依頼するメリット・デメリット
業者に遺品整理を依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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業者に遺品整理を依頼する大きなメリットは、時間・労力をかけずに遺品整理ができることです。
デメリットとして自分のペースで遺品整理を進められない点もありますが、専門家がアドバイスをしてくれるため、一人で進めるよりも気持ちの整理もつきやすい傾向があります。
また、供養の方法や不用品の正しい処分方法など、遺品整理で悩みやすいポイントも専門家のアドバイスですぐに解決できるので、長期間悩まずにすみ、ストレスも減らせます。
遺品整理を業者に依頼する場合の費用相場
遺品整理を業者に依頼する場合、費用相場は以下の通りです。
1R・1K | 30,000~80,000円 |
1DK | 50,000~120,000円 |
1LDK | 70,000~200,000円 |
2DK | 90,000~250,000円 |
2LDK | 120,000~300,000円 |
3DK | 150,000~400,000円 |
3LDK | 170,000~500,000円 |
遺品整理の費用内訳は、主に「人件費」「車両代」「供養代・処分費用」「梱包費」などです。
遺品の量が増えるとこれらの費用も上がってくるため、支払金額も高くなります。
物が多い遺品整理は、費用相場の中でも少し高めになると考えておいた方が良さそうです。
遺品整理を業者に依頼するなら便利屋サービス21がおすすめな3つの理由
遺品整理を業者に依頼するなら、便利屋サービス21がおすすめです。
「業者なんてどれも同じじゃない?」
そんな風に思う方のために、おすすめな3つの理由を解説します!
遺品整理の専門アドバイザーが在籍!
便利屋サービス21には遺品整理の専門家である遺品整理士・特定遺品整理士が在籍しています。
遺品整理士とは、不用品の供養・処分方法など法を遵守しながら、ご遺族の気持ちに寄り添って遺品整理を進めることができる専門家の証です。
「遺品整理をどうやってすれば良いかわからない」
「誰かと相談しながら進めたい」
上記のように遺品整理についてお悩みなら、是非一度ご相談ください。
実際に便利屋サービス21で承った遺品整理のご依頼をご紹介します。
「片付けに手を付けられないまま、時間だけが過ぎていってしまう」
「亡くなった父の思いを大事にしながら遺品整理を進めたい」
- 作業時間:1日
- 作業内容:実家の遺品整理・片付け
都内在住で、栃木県佐野市にあるご実家の遺品整理が進められないことにお悩みのお客様からのご依頼です。
教員というお仕事柄、休日も忙しいことが多く、お客様のお休みが取れたタイミングでご一緒に遺品整理をさせていただきました。
亡くなられたお父様が大切にされていた本を手に取り、時折涙を流すお客様。
思い出話を交えながら、本の魅力も伝えてくださいました。
お客様のお父様を想う気持ちに、スタッフも心温まる時間を過ごさせていただきました。
【栃木県佐野市で遺品整理にお悩みなら、便利屋サービス21がおすすめ!】
リフォームや不動産売却の相談もできる
便利屋サービス21ではリフォームや不動産売却の相談も可能です!
遺品整理の後に考えなければいけないのが、家自体をどうするのかということです。
誰も住まないまま空き家として放置するのは、火災や害虫・害獣の発生など大きなリスクがあります。
そのため、以下の3つの選択肢からどうするかを考える必要があります。
- 定期的に管理をする
- リフォームして住む、もしくは賃貸に出す
- 売却する
便利屋サービスでは「定期的な清掃などの管理」「リフォーム」「売却」の全てでお手伝いできます。
まだどうするか悩んでいる方も遠慮なくご相談ください!
空き家を放置するリスクや、管理方法などについては以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
▶空き家を自力で清掃する手順を解説!業者に依頼した場合の費用相場も
頭金0円で後払い・分割払いが利用できる
「すぐに遺品整理を進めたいけれど、費用の準備が間に合わない」
「分割払いで少しずつ支払いたい」
上記のようなお悩み、ご要望の声をよく耳にします。
便利屋サービス21なら、頭金0円で後払い・分割払いが可能ですので、安心してご利用いただけます!
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遺品整理に関するよくある質問
遺品整理に関するよくある質問にお答えします!
亡くなった人の物は処分した方が良いですか?
亡くなった人の物は、そのままにせず、遺品整理・処分した方が良いでしょう。
その理由は主に3つあります。
1つ目は、亡くなった人の財産や必要な手続きを把握するためです。
財産は相続人で分配するので、正しく把握しないと後々トラブルになる可能性があります。他にも年金や不動産など必要な手続きがありますが、遺品整理をしないと、これらの財産、必要な手続きを把握するのが難しくなります。
2つ目は、害虫・害獣の発生のリスクや犯罪に巻き込まれるリスクなどを下げるためです。
物がたくさんある空き家は、害虫・害獣が発生しやすい環境です。
また、放置された空き家だと思われると放火や不法投棄などの犯罪に巻き込まれやすくなります。
3つ目は、気持ちの整理をつけるためです。
遺品整理をして故人の想い出と向き合うことで、気持ちの整理をつけることができます。
遺品整理を終わらせれば「遺品整理をしなくちゃ」というプレッシャーからも解放ます。
遺品整理は誰がするべきですか?
遺品整理は基本的に相続人が行います。
妻や子どもなど法律で決められた相続人だけでなく、遺言書で指定された相続人が行うケースもあります。
ただし、相続放棄する場合は遺品整理をしないようにしましょう。
遺品整理をすると、遺産を管理する意思があるとみなされ、相続放棄ができなくなってしまう可能性があります。
また、相続放棄するには遺品整理をしないだけでなく、自分が相続する遺産があると知ってから3ヶ月以内に相続放棄の手続きが必要です。
参考ページ:
【相続の放棄の申述 | 裁判所】
遺品整理にはどのくらい日数がかかりますか?
遺品整理を業者に依頼した場合はほとんどの場合1、2日で終わります。
自力で遺品整理をする場合は遺品の量によって大きく異なります。
一般的にはワンルームだと約1週間、一軒家だと約2〜3週間といわれていますが、一年以上かかる人も少なくありません。
まとめ:物が多い場合の遺品整理は無理しないことが大事!難しい時は業者に頼ろう
物が多い場合の遺品整理は以下の4つのコツを押さえてスムーズに進めましょう!
その1:事前に計画を立てる
その2:事前に相続人全員に確認をとる
その3:処分する物の基準を明確にする
その4:無理をしない
物が多い場合の遺品整理は身体的にも精神的にも非常に負担が大きいので、コツの4番目にある通り、無理をしないことが大事です。
自分で遺品整理をするのが難しい時は、業者に依頼することをおすすめします。
便利屋サービス21では24時間365日、無料でご相談・お見積りが可能です。
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