「放置している空き家のネズミ対策はどうしたら良い?」
「無人の実家に立ち寄ったら、天井から何かが走る音がした…もしかしてネズミ?」
空き家はネズミにとって繁殖しやすい環境であり、放置すれば爆発的に個体数が増えていきます。
そのままネズミ対策を怠っていると、空き家の資産価値が下がるだけでなく、近隣にも迷惑をかけてしまうかもしれません。
この記事では、空き家のネズミ対策を放置するリスクと具体的な対策、駆除方法についてまとめています。
目次
空き家に出るネズミの種類
空き家を含めて民家に出るネズミを「イエネズミ」と呼びます。
イエネズミは主に3種類で、それぞれ好んで住み着く場所、好む餌が異なります。
ネズミの性質を理解して、空き家に出るネズミをどう駆除するか考えましょう。
クマネズミ
クマネズミとは高い場所を好むイエネズミの一種で、壁を伝って家屋へ侵入するほど身体能力が高いのが特徴です。
年に5〜6回繁殖し、1回の出産で5〜6匹のネズミを産むなど繁殖力が非常に強いのが特徴です。
植物性の食べ物を好み、自宅にある米袋などを破って食べてしまうなどの被害を引き起こします。
ドブネズミ
ドブネズミはイエネズミの中では体が大きい雑食のネズミです。
無闇に捕まえようとすると噛みついてくるなど、人間を恐れず攻撃してくるほど攻撃的な性格をしています。
ドブネズミは湿った場所を好んで生息し、空き家の下水や床下など湿気が多い場所に好んで巣を作ります。
ドブネズミはイエネズミの中でも特に不衛生な環境を好むため、体表に様々な雑菌をつけており非常に不衛生な害獣です。
ハツカネズミ
ハツカネズミはイエネズミの中では最も小さいですが、好奇心旺盛な性格をしています。
小さな隙間をすり抜けられるほど小さいので、侵入経路を塞いでも家に入ってきてしまう厄介なネズミです。
名前の由来通り生後1ヶ月で繁殖行動を始めるため繁殖力が非常に強く、1匹見つけると瞬く間に子供を作って家を傷めてしまいます。
また、体が小さいため分電盤などへ侵入して火事を引き起こすなど、小さくても侮れない害獣です。
空き家のネズミ対策を怠るリスクとは
空き家のネズミ対策を怠ると、以下のようなリスクが生じます。
リスク1:ネズミが持つ菌で家が汚染される
ネズミは不衛生な環境を好んで生息することから、体にさまざまな菌を付着しています。
代表的な菌はサルモネラ菌や腸チフスなどで、どの菌も人体に有害です。
ネズミ対策をせずに空き家を放置していると、汚染された家の片付けをする人が健康的な被害を受ける可能性があります。
また、売却を考えている場合もその前に消毒作業が必要になり、余計な費用がかかってしまいます。
リスク2:ネズミに噛まれて怪我をする
空き家の片付けをする際に、ネズミに噛まれて怪我をするリスクがあります。
ネズミは先述したように不潔な生き物で、唾液を介して感染症にかかるリスクがあるので要注意です。
代表的な感染症が「鼠咬症(そこうしょう)」で、リンパ節の腫れや発疹を引き起こし、治療をしないと10%の確率で死に至る危険な病気です。
仮に病気に感染しなくても、細菌により傷口が化膿して腫れ上がるなどのリスクがあります。
空き家にネズミがいる可能性が少しでもあるのなら、事前にネズミ駆除が必要です。
リスク3:配線や柱をかじり資産価値が下がる
ネズミは一生歯が伸び続ける「げっ歯類(げっしるい)」であり、硬いものを噛むことで自らの歯をけずる習性があります。
空き家に棲みついたネズミが歯を削るために利用するのが、自宅にある柱や配線です。
柱や配線は住宅の重要な構造物であるため、損傷した場合は大きく資産価値が下がってしまいます。
筆者の実家近くにも、ネズミの大量発生により倒壊しかけたお家があります。
所有者の方はいずれ売る予定だったようですが、面倒で放置している間にネズミによって柱が弱り、シロアリも発生したことで柱が崩れてしまいました。
このようにネズミがいる家は倒壊のリスクもあるので、絶対に対策を怠ってはいけないのです。
リスク4:ネズミによって損傷した箇所の修繕費用がかかる
空き家がネズミによる被害を受けた場合、その箇所を修繕する費用がかかります。
ネズミによって資産価値が低下した物件はそもそも売れにくいです。
そのため、事前にネズミによって損傷した箇所を修繕してから売却に出すのが一般的です。
仮にネズミによる自宅の損耗を隠して売れたとしても、後ほどその事実が発覚すれば契約不適合責任を問われる可能性があります。
※契約不適合責任とは引き渡された物件に瑕疵があった場合に、売主が買主に対して追う責任です。
仮に賠償責任が生じた場合、事前の修繕費用よりも高い額を請求される可能性があります。
売却するなら修繕が欠かせませんが、修繕の費用も高額になりやすいのがネズミ対策を怠るデメリットです。
リスク5:漏電による火災の危険性が高まる
また、ネズミの侵入により火災が発生するリスクが高まることも忘れてはいけません。
過去には飲食店で分電盤にネズミが侵入し、基盤に接触したことで火災が起きた事例があります。
また、配線をネズミがかじり、そこから漏電して火災が起きる事例も年に数件発生しています。
(【参考】動物が原因 で出火した火災事例について – 消防防災博物館)
ネズミを放置していると資産である空き家が燃えて消失し、売り物にすらならなくなるかもしれません。
そればかりか、延焼により近隣にも被害を及ぼしてしまうリスクがあります。
リスク6:近隣にネズミが移動して苦情になる
あなたが放置している空き家にネズミが発生すれば、近隣にも害獣被害を拡大させるリスクがあります。
ネズミが餌を探して近隣の住宅へ侵入して食べ物を荒らしたり、配線をかじってしまうリスクは大いにあるでしょう。
ネズミの発生源が空き家だとわかれば、近所の方からクレームを受けてトラブルになったり、行政へ通報されてさらに大事になるかもしれません。
以上が、空き家のネズミ対策を怠るリスクです。
たかがネズミと思いがちですが、ネズミの発生により健康面、経済面での被害が発生しうること、また近隣にも迷惑をかける可能性があることを把握しておきましょう。
空き家にネズミが発生する原因
そもそも空き家は人がいないので、エサは少ないはずです。
なのになぜ、空き家にネズミが発生してしまうのでしょうか。
その原因を3つ紹介します。
空き家に食べ物が残ってしまっている
空き家に食べ物が残っていると、そのニオイに釣られてネズミが侵入し、そのまま棲みつく可能性があります。
また、空き家の手入れをする際に食べこぼしたものなども、ネズミの餌になってしまいます。
カップラーメンや保存食などの日持ちするものを、空き家にそのまま置いていませんか?
空き家に食べ物を持ち込んで、食べこぼしたり、そのまま放置したりしてないでしょうか。
食べ物があればネズミだけでなくゴキブリ、ハエなどの害虫も発生しやすくなります。
空き家をすぐに片付けられないのなら、最低限食べ物だけでも処分するようにしましょう。
空き家のゴキブリ対策についても知りたい方は空き家にゴキブリが繁殖する理由と対策|放置リスクや駆除方法も紹介をご覧ください。
人がおらずネズミが巣作りをしやすい
人の出入りがない空き家はネズミにとって、子育てしやすい環境です。
ネズミは基本的に薄暗く不衛生な環境を好むため、換気も手入れもされていない空き家は、非常に住みやすい環境といえます。
また、人の出入りがないことで駆除される心配がなく、巣を作るのに最適な環境です。
ネズミの巣にされないようにするには、人が出入りして家を衛生的に保つのが一番です。
頻繁に出入りが難しいようなら、早めに空き家を片付けて売却、解体するなどの対策をとりましょう。
ネズミが侵入しやすい
空き家へのネズミの侵入経路は排水口、壁や窓の隙間などです。
排水口は通常排水トラップに水が溜まる仕組みになっており、ネズミや害虫が入り込めないようになっています。
しかし、空き家の場合は水道を使わないので排水トラップが空になっており、ネズミが侵入しやすいです。
また、窓の閉め忘れや壁の隙間の修繕などもされないため、ネズミにとっては入り込みやすい環境です。
ネズミの侵入を阻止するには定期的な通水や侵入経路を塞ぐ対策が必要となります。
まずは確認!空き家にネズミがいるか確認する方法
空き家にネズミがいるか確認するには、以下3つの方法があります。
ネズミが巣を作りやすい場所をチェックする
ネズミは種類によって好んで巣を作る場所が違います。
- クマネズミ…屋根裏や天井裏、押入れの奥や天袋、壁の中
- ドブネズミ…床下、水場、キッチンや家電の裏
- ハツカネズミ…家具の隙間
基本的に薄暗く、狭いところを選んで布やビニール袋を持ち込んで巣を作るので、空き家の狭い場所を重点的に確認してみましょう。
鳥の巣のように布やビニールが不自然に集まっている場所があれば、ネズミの巣の可能性が高いです。
1つでも巣があれば空き家にネズミが棲みついている可能性が高いので、業者を呼んでネズミの駆除や消毒作業をしてもらう必要があります。
この方法の難点は、ネズミを目撃する可能性があること、また、巣にネズミがいた場合に噛みつかれてしまい怪我をするリスクがあります。
ネズミが怖い方は業者に依頼して、ネズミの巣を探してもらった方が良いでしょう。
ネズミがいた痕跡を確認する
空き家にネズミがいた痕跡があるか確認し、ネズミが棲みついているか判断する方法もあります。
ネズミの姿を見ずにネズミがいるか判断できるので、ネズミが怖い方には最もおすすめの方法です。
柱などの固い木材をチェックし、かじった後がないかチェックしてみましょう。
(-ε´-チッ
小さいネズミがたまに出る
通路の壁穴を開けて襖の裏側など
かじった後を発見(°ㅂ°💢)
これは大分前だなぁ💧
ころも来る前かも( > <。)穴はコーティングで塞ぎ(4枚目)枠の黒い部分は塗り直し
さぞ楽しかったでしょうね(´-ω-`)💢
(๑˙ϖ˙๑ )♪カリカリカリコリコリコリカリカリカリ♪ pic.twitter.com/Ck3J9s5IFC— 梨子(なしこ) (@chipn_riko) April 5, 2020
ネズミのかじったあとは、このように木がボロボロになっているのが特徴です。
また米袋や食料がある場合は、袋が破られて中身が食べられていないか確認するのも有効です。
その他、異臭やフンを見つけたり、空き家にいる間に天井や壁の裏から「ダダダッ」と何かが走る音がしたりする場合も、ネズミがいると判断できます。
ネズミとりを仕掛ける
ネズミとりを仕掛けて、ネズミが空き家に住んでいるか確かめる方法もあります。
ホームセンターなどで粘着シートを購入し、床やタンスの隙間などの近くに設置しておきましょう。
1週間程度放置してもう一度様子を見に行き、ネズミがシートに貼り付いているか確認します。
この方法はネズミを目視する必要があるので、苦手な方は抵抗がないご家族へ頼んで確認してもらうのがおすすめです。
なお、捕まえたネズミが生きていた場合は逃さず駆除する必要があります。
生き物を殺すのに抵抗がある方はネズミの駆除業者を呼んで、ネズミがいるかどうかの確認と駆除を任せた方が良いでしょう。
空き家にネズミが発生した場合の駆除方法
空き家にネズミが発生した場合の駆除方法は4つあります。
①殺鼠剤を使用する
引用:Amazon
空き家にネズミがいる場合は、殺鼠剤を使用して駆除できます。
殺鼠剤とはネズミ用の毒餌で、空き家に設置しておけばネズミが餌と間違えて持ち帰り、巣ごと駆除できる薬剤です。
巣に直接撒くタイプもありますが、ネズミとの接触リスクを考えると、毒餌タイプをおすすめします。
殺鼠剤はドラッグストアやAmazonなどの通販サイトでも購入できるので、設置してしばらく放置し、ネズミがいなくなるか様子を見てみましょう。
②超音波発生装置で追い出す
引用:Amazon
ネズミを殺すのに抵抗があるなら、超音波発生装置を使うのも良いでしょう。
超音波発生装置とは文字通り超音波を発生させ、ネズミを追い払う機器です。
ネズミは超音波を嫌う性質があり、これを利用して空き家からネズミを追い出すことができます。
ただし、市販の超音波発生装置を設置しても、完璧にネズミを追い出せるとは限りません。
ネズミが音に慣れてまた戻ってくる可能性もあるので、完全にネズミを追い出したいなら業者への依頼をおすすめします。
③LEDストロボライトで追い出す
引用:Amazon
強い光を発するLEDストロボライトを使い、ネズミを追い出す方法もあります。
ネズミは夜行性で明るい場所が苦手で光を避ける性質があり、それを利用してネズミを追い払います。
ただし、LEDストロボライトも超音波と同様に、効果が一時的になる可能性が高いです。
ストロボライトをたいている間は追い出せても、消灯すると空き家にまた戻って来てしまうでしょう。
空き家の片付けをする際の一時的な対策としては有効ですが、持続性が低い点に注意してください。
④ネズミの駆除業者に依頼する
最もおすすめの方法は、ネズミの駆除業者へ依頼してネズミを駆除してもらう方法です。
ネズミ駆除の業者はネズミの侵入経路や生態についての知識があり、素早くネズミが空き家にいるかを特定できます。
また、ネズミの種類に合わせて駆除薬を用いて処置し、その後の消毒作業まで任せられます。
空き家にネズミが再発生しないための侵入対策も依頼できるので、ネズミを完全に駆除したい方は専門の駆除業者へ依頼しましょう。
ネズミが出たら終わり?発生前の対策が大事
「ネズミが出たら終わり」という言葉がありますが、これはネズミが一度発生すると爆発的に増え、家を汚染して痛めてしまうからです。
空き家のネズミ被害を防ぐには、ネズミを発生させないようにするしかありません。
具体的に、ネズミが発生しない対策方法を紹介します。
対策①空き家に残った不用品や食べ物を全て処分する
一番大切なのは、空き家をネズミが棲みつきやすい環境にしないことです。
空き家に残った不用品や食べ物はすべて処分して、家に何もない環境を作りましょう。
もしも食べ物が残っていればネズミは餌場と認識し、空き家の中に巣を作り始めます。
空き家に残った段ボールや紙類は餌の材料になるので、早急に片付けておいてください。
また、不用品類もネズミにかじられて損傷する可能性があるので、早めに片付けて必要なものは自宅で保管しておきましょう。
対策②ネズミの侵入口を塞いでしまう
ネズミを発生させないために、ネズミが侵入する経路を塞ぎましょう。
ネズミが侵入しやすい場所は排水口や換気扇、壁や窓の隙間です。
排水口からの侵入を防ぐために、排水口の蓋の上に重しになる物を置きましょう。
また、空き家の窓が全てしまっているか確認して、頻繁に出入りしない場合は雨戸も閉めます。
完璧な対策がしたいなら業者を呼び、ネズミの侵入口を塞いでもらう処置を依頼するのがおすすめです。
パテなどを使用して親友経路を塞いでくれるので、ネズミが侵入するリスクを最小限にできます。
対策③ネズミの忌避剤を撒いておく
引用:Amazon
ネズミが侵入しやすい場所や通り道になりそうな場所に、忌避剤を撒いておくのもおすすめです。
忌避剤にはネズミが嫌う成分が配合されており、ネズミが侵入するのを防いでくれる薬剤です。
ドラッグストアやホームセンターでも売られているので、購入して空き家においておきましょう。
対策④巣作りされやすい場所を減らす
ネズミが棲みつかないようにするには、巣作りしやすい場所を減らすのも大切です。
ネズミは家具の裏や家電に棲みつくことが多いので、空き家に家具や家電を置かないようにしましょう。
すぐに家具や家電を片付けられない場合は、壁から10センチ以上離れた場所に家具や家電を移しておいてください。
対策⑤定期的に換気や通水をおこなう
最低でも月に1回は空き家を訪れて、換気や通水をしましょう。
定期的な換気をすることで湿気を払い、ネズミにとって住みにくい環境を作れます。
また、通水によりネズミが排水管を伝って自宅へ侵入しにくくなるので、侵入対策としても有効です。
換気や通水を怠った家はネズミがいなくとも痛むのが早くなるので、空き家をすぐに売らない場合は定期的に通ってメンテナンスをしてください。
対策⑥早急に片付けて解体してしまう
空き家のメンテナンスが難しい場合は、早急に空き家の家財を片付けて解体するのが良いでしょう。
ネズミ対策を十分にせずに空き家を放置すると、物件が傷んで資産価値が下がるだけでなく、近隣に迷惑をかける可能性も高いからです。
空き家が遠方で手を入れる時間がない場合は、空き家の片付け業者に依頼して家財を処分し、更地に戻しておいた方が良いでしょう。
ネズミ対策は不用品整理とネズミ駆除ができる業者へ依頼しよう
ここまで空き家のネズミ対策について説明しましたが、ネズミ対策と空き家の片付けはセットで行わなければなりません。
ネズミだけを駆除してもまた空き家にネズミが侵入し、棲みつく可能性はあるからです。
ネズミ対策と空き家の片付けを自分で行おうと考えている方もいると思いますが、プロの視点からはおすすめできません。
ネズミは生まれてから2〜3ヶ月で大人になり、爆発的なスピードで繁殖します。
片付けをしている間にまた子供が生まれ、気づいたら空き家がネズミだらけになってしまうリスクもあるでしょう。
その点専門業者へ依頼すれば、空き家の片付けもネズミ対策も数日で完了します。
便利屋サービス21は、空き家の片付けとネズミ駆除や消毒、さらに解体作業やリフォームのご依頼もワンストップでご依頼いただけます。
便利屋サービス21の解体業務については、こちらのページをご覧ください。
業者に空き家のネズミ対策を依頼する場合の費用相場
専門業者に空き家のネズミ対策を依頼する場合の費用相場は以下のとおりです。
間取り | 費用 |
アパート・マンション | 3〜15万円 |
一軒家 | 3〜20万円 |
一般的にネズミ駆除の費用は、間取りと駆除の範囲によって変動します。
間取りが広いほど現地確認する箇所が多く、また対策にかかる薬剤や人でも増えるため依頼費用は高額です。
また、ネズミを完全に駆除するのか一時的な駆除だけにするかによっても費用が変動します。
なお、空き家の片付けも一緒に依頼した場合は、5〜20万円程度の片付け費用が追加されます。
便利屋サービス21で対応した空き家のネズミ対策
空き家の事例ではありませんが、便利屋サービス21で対応したネズミ駆除と片付けの事例をご紹介します。
今回のご依頼者様はさいたま市大宮区に母娘で住んでおり、片付けが苦手なことが理由で自宅がゴミ屋敷状態になってしまったそうです。
室内に充満する生ゴミのニオイでネズミも発生し、衛生面に不安があるとのことでご依頼をいただきました。
弊社スタッフ3名でゴミを運び出し、なんとか部屋を住みやすい環境へ整えることに成功。
同時にネズミの駆除作業と侵入経路であった換気扇への処置を実施、ネズミが動き回ったであろうお家の消毒作業も行いました。
お客様からは「ネズミまで出て、家をきれいにすることが大事だと実感しました。今後はもうお世話にならないように、ゴミを捨てて部屋をきれいに保ちたいと思います」と決意の言葉をいただきました。
空き家のネズミ対策についてよくある質問
空き家のネズミ対策についてよくある質問をまとめました。
ネズミが出る家は縁起が良いと聞きますが、追い出してバチが当たらないか不安です。
ネズミが出る家が縁起が良いといわれるのは、ネズミは未来予知ができるため、不幸が起きる家には棲みつかないという迷信が由来となっています。
そのため、追い出してバチが当たるということはありません。
ネズミは不衛生な害獣で自宅を汚染するだけでなく、火災や物件の損傷などの被害が発生する可能性があるため、早めに追い出した方が良いでしょう。
ネズミを殺すのが怖いです。殺さず追い出す方法は?
生き物を殺すのが嫌なかたは、LEDストロボライトや超音波を使用して追い出す方法がおすすめです。
ただし、追い出す方法は一時的な効果しかなく、またネズミが戻ってきてしまう可能性が高いです。
そのため、自分でネズミを殺せない方は業者を呼び、ネズミの駆除と侵入対策をしてもらうのが良いでしょう。
ネズミ駆除に助成金が使えると聞きましたが、本当ですか?
自治体でネズミ駆除の助成金制度を設けている地域はありますが、個人向けではなく自治体や団体向けのものです。
そのため、個人でのネズミ駆除に利用できる助成金は2024年11月時点ではありません。
ネズミ駆除の費用をなるべく抑えたい方は、3社以上の業者へ見積もりを取って費用を比較してから依頼すると良いでしょう。
また、支払いの負担を軽くする分割払いや後払いの相談に乗ってくれる業者を利用するのもおすすめです。
隣の空き家にネズミが出ました。うちにも被害が及ぶ可能性はありますか?
近所にネズミが発生した場合、あなたの家にもネズミが入り込んでくる可能性はあります。
空いている窓や配管、細い隙間からでもネズミは侵入してくるからです。
近隣でネズミが発生したらなるべく窓や扉を開けっぱなしにしないようにし、ネズミの餌になるような食べ物はしっかり扉が閉まる棚へしまうなどして対策しましょう。
まとめ:空き家のネズミ対策は便利屋サービス21へご相談ください
空き家のネズミ対策は発生する前に実施するのが鍵です。
ネズミが発生した終わりともいわれるように、ネズミが一度発生すると物件が瞬く間に損耗してしまい、物件の資産価値も下がります。
駆除にもお金がかかるので、放置している空き家があるなら、ネズミを発生させないための対策を欠かさず行いましょう。
もしも空き家の手入れが難しく、ネズミ対策もできないような場合は、空き家の片付けとネズミ対策を同時に行うのがおすすめ。
便利屋サービス21では、空き家の片付けや不用品回収だけでなく、ネズミ駆除や消毒作業に対応しています。
さらに、空き家の解体やリフォーム、売却サポートまでワンストップでご依頼いただけますので、ぜひご相談ください。