社会情勢の変化により自宅で過ごす時間が増えた昨今、断捨離に目覚めた人は多いかもしれません。
不用品を処分すると確かに家の中は整うものの、精神的にもスッキリするとは限らないのです。
・断捨離したのに片付いた気がしない
・まだ捨てられるのでは?とモヤモヤする
・どこまで処分すればいいかわからない
この記事では、上記のような悩みを持つ人に知ってほしい内容をまとめました。
最後まで読めば、断捨離のコツがわかります。
これから不用品を処分する予定があれば、ぜひ参考にしてください。
断捨離してもスッキリしない4つの理由
いらない物を捨てたはずなのに、なぜかモヤモヤしている。
あなたにもそんな経験はありませんか?
まずは断捨離してもスッキリしない理由を解説します。
1.何となく断捨離している
第一に、断捨離の目的が定まっていないことが挙げられます。
実行に移す前に、下記の3つを明確にしましょう。
・なぜ断捨離したいのか?
・断捨離した後にどうなりたいのか?
・どうすれば問題を解決できるのか?
断捨離してもスッキリしないのは、気持ちの問題かもしれません。
最初に目標を決めておかないと、着地点が見えないのです。
「新しい本棚を置くためにスペースを確保する」というように、具体的なゴールを掲げましょう。
2.広く浅く断捨離している
断捨離には想像以上に時間がかかります。
片付ける範囲を絞らないと効率が悪く、作業が進んでいるように感じられないかもしれません。
そこで断捨離する場所に優先順位をつけ、気になるところから着手するのがおすすめ。
少しでも目に見える成果を得られると継続できるはずです。
「広く浅く」ではなく、「狭く深く」が成功の秘訣といえるでしょう。
3.収納スペースの余白が少ない
きっちり隙間なく物を収納すると、片付いているのにスッキリしていない印象になります。
要するに、余白なき収納は詰まって見えるのです。
たとえば食器棚を想像してください。お皿やコップなどが隙間なく並べられていると、何となく圧迫感が漂いませんか?
隙間を残すのはもったいないと思うかもしれません。しかし余白が視覚に及ぼす効果は絶大だと心得ましょう。
4.断捨離の停滞期に突入している
断捨離はダイエットと似ています。
つまり序盤は順調でも、徐々に体重が落ちにくくなる現象と格闘しなければなりません。
断捨離でいえば、捨てられない物や保留にした物が溜まっていく段階です。
焦って不用品を処分すると、「やはり捨てるべきではなかった」と後悔する可能性があります。
疲れたら作業を中断するのも有効な手段でしょう。時間をおいている物・いらない物を判別してください。
断捨離で達成感を得る4つのコツ
続いては、断捨離を通じて達成感を味わう方法を紹介します。
片付けてもスッキリしなかった人、これから断捨離する人は参考にしてください。
1.大きな物から処分する
机や収納ケースなど、存在感のある物から処分しましょう。
その物があった場所にぽっかり空間ができるため、物理的にスッキリします。
単純な方法ですが、心理的な効果は極めて大きいはずです。
小さな物を捨てるより、大きい物を捨てるほうが効率アップにつながる。
これは断捨離において重要なポイントゆえ、覚えておいて損はありません。
2.不用品が大量にある場所から着手する
物の大きさではなく、不用品の量に注目する方法もあります。
たとえばクローゼットの洋服を捨てるだけで、デッドスペースが減るのではないでしょうか。
しばらく袖を通していない衣類は、あなたが想像しているよりも大量にあるはずです。
クローゼットは家の中でも大きな面積を占める場所ゆえ、空間ができるとスッキリした印象になるでしょう。
3.きれいな状態を維持する
先ほど「断捨離はダイエットに似ている」とお伝えしました。ここでもそれが当てはまります。
手間ひまかけて部屋をスリムにしたのに、いつの間にか無駄な物が増えている。
誰しもこんな経験があるのではないでしょうか?
不用品とは、いわば空間にまとわりつく贅肉です。リバウンドしかけていると気付いた時点で、すぐに手を打ちましょう。
解決策はいたって簡単です。
物に住所を与え、使ったら定位置に戻す。そして本当に必要な物しか買わないようにする。
当たり前のことを実践するだけで、整理が行き届いた状態を保てます。
4.断捨離に期待しすぎない
よほどゴミが溜まっている場合は別として、断捨離した後に大きな変化はありません。
強いていえば、探し物をする時間が減って心にゆとりができるでしょう。
断捨離に大きな効果を期待すると、満たされない気持ちになる可能性が高いのです。
もし物を捨てても気分が晴れないなら、原因は精神的な部分にあると考えられます。
悩みやストレスに起因している可能性もあるため、日常生活を振り返ってモヤモヤの源を特定してください。
断捨離に終わりはない
結論として、断捨離は繰り返し行わなければなりません。
ライフステージの変化とともに必要なアイテムも入れ替わるため、生きている限り不用品は増え続けるからです。
たとえば、あなたの人生を振り返ってみてください。
幼少期から現在に至るまで、さまざまな物を買っては捨ててきたのではないでしょうか。
・子ども時代に遊んでいたおもちゃ
・学生時代に読んでいた小説
・若い頃にお気に入りだった洋服
これらはほんの一例であり、今までに手放した所持品は山のようにあるでしょう。
したがって断捨離に終わりはありません。不用品が発生したら、定期的に処分すればよいのです。
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