便利屋サービス21コラム

2024.4.30

ゴミ屋敷で火災が起きやすい4つの理由!火災発生の責任は誰が負う?

ゴミ屋敷には多くのゴミが放置されており、一度引火すれば火が燃え広がりやすいことから綺麗に片付いている家よりも火災が起きやすいと言えます。
ゴミ屋敷で火災が発生すれば、自分はもちろんのこと、近隣住民の命までが危険にさらされるうえに、住む場所を失ったり刑事責任を問われたりしかねません

しかし、計画的にゴミの片付けを行い、火の元となる物を置かないなどの適切な対策を取っていればゴミ屋敷の火災リスクは大幅に下げることが可能です。

今回の記事では、ゴミ屋敷の火災の原因や起きた際のリスク、防ぐための具体的な対策について詳しく解説します。
さらに、自力でのゴミ片付けが難しい場合に業者依頼するメリットについても解説しています。

現在ゴミ屋敷に住んでいる方や、家族や親族がゴミ屋敷に住んでいる方はぜひご覧いただき、ゴミ屋敷の火災を防ぐための対策を講じるのにお役立てください。

ゴミ屋敷で火災が起こる具体的な原因とは?

ゴミ屋敷が火災になる原因はさまざまであり、知らないうちに火災リスクを抱え込んでいるケースも少なくありません
特にゴミ屋敷は火が広がりやすい特徴を持っているため、ゴミ屋敷に住む方はもちろんのこと、家族や知り合いがゴミ屋敷に住む方も火災の防止に注意する必要があります。
身を守る適切な火災対策を考えるためにも、まずはゴミ屋敷で火災が起きる具体的な原因について知っておきましょう。

原因1:火の不始末による火災

ゴミ屋敷の1つ目の火災原因として挙げられるのが火の不始末です。
燃えやすいゴミが部屋中に溢れていれば簡単に燃え広がる可能性があるため、たとえ小さな火でも取り扱いには注意しなければなりません。

特に、以下の3つは日常生活に溶け込んでいる物だからこそ油断が生まれやすく、不注意によって火災の原因になりやすいと言えるでしょう。

【ケース1】たばこの不始末
総務省消防庁の「令和4年版消防白書」によると、令和3年に起きた約35,000件の火災のうち、約3,000件はたばこの不始末が原因だと判明しています。
一般的な火災原因としても多く見られますが、燃えやすいゴミが散乱している環境ではより一層注意しなければなりません。
日常的に寝たばこをしている方や、水場が機能せず消火活動が難しいようなゴミ屋敷に住む方はたばこの火を消さずに放置してしまうことだけは避けるようにしましょう。

【ケース2】暖房器具からの出火
火災の原因となる暖房器具が、石油ストーブです。
灯油と間違ってガソリンを給油したり、ストーブ内部に入れる灯油缶のキャップが閉まってなかったりすると火災が起きる可能性があります。
ストーブの上に干していた洗濯物が落下し、それに引火して火が大きくなるケースも少なくありません。

また、火災とは無縁そうな電気ストーブも火災の原因となります。
東京消防庁によると、電気ストーブの前面10センチ以内に燃えやすい物があれば、ストーブ本体に触れていなくても発火する可能性が示唆されています(※1)。
安全そうに見えて実は石油ストーブと同様に火災リスクが高いため、近くに物を近づけずに使用しましょう。

参考(※1):電気ストーブ等の火災に注意しましょう!

【ケース3】ガスコンロの火が引火
ケース1で紹介した「令和4年版消防白書」によると、たばこや焚き火などの次に多い火災原因としてガスコンロが挙げられています。
出火する理由として圧倒的に多いのは「消し忘れ」で、次にコンロや食材を熱しすぎることで火があがる「過熱」や、可燃物の接触が続きます。

古いコンロだと自動消化機能がついていないことも少なくありません。
何かを加熱したまま別の部屋にいかないことを徹底し、出火を防げるようにしましょう。
特に玄関横にキッチンがあることが多いワンルームや1Kの部屋では、コンロから火が上がると逃げ場を失う恐れもあるため注意が必要です。

原因2:コンセントから発火するトラッキング火災

ゴミ屋敷で発生しやすい火災として、コンセントから発火する「トラッキング火災」も挙げられます。
コンセントとプラグの間に溜まったチリやほこりが湿気を吸うと電気の通り道ができ、そこから放電が起きることで火が発生します。
積み重なったゴミによってコンセントの掃除ができなかったり、常にほこりが舞っていたりするゴミ屋敷は特にトラッキング火災が起こりやすい環境と言えるでしょう。

定期的に換気して湿度を下げたり、コンセント周りだけでも綺麗に片付けてほこりが溜まらないよう工夫したりすることで火災のリスクを抑えられるようにしましょう。

原因3:太陽光によって発火する収れん火災

太陽光が鏡やレンズの反射、屈折によって一箇所に集中すると、その熱によって発火する場合があります。
この現象によって起こる火災を「収れん火災」と呼び、件数自体は少ないものの、燃えやすい物が多いゴミ屋敷に住む方は十分対策しなければなりません。
実際は鏡やレンズに近い物の多くが収れん火災の原因になるため、水入りペットボトルや眼鏡、ガラス玉や自転車、車のホイールなどの取り扱いにも注意が必要です。
使用しない鏡などには布を被せたり、外出時はカーテンで遮光したりして、収れん火災の原因をなくせるようにしましょう。

また、消費者庁によると、収れん火災は暑い夏よりも1月・4月・11月に発生しやすいことが判明しています(※2)。
特に太陽の高度が低く、部屋の奥に太陽光が差し込みやすい冬の時期は収れん火災が起きやすいとされているため、気温が高くないからといって対策しないのは危険です。

参考(※2):鏡やガラス玉で起こる「収れん火災」に注意!-日差しが部屋の奥まで届く冬場に発生しています

原因4:放火による火災

放火による火災は毎年約2,000件発生しています。
特に外までゴミがはみ出しているゴミ屋敷は悪目立ちしやすいことから、放火犯のターゲットにされる可能性も考えられます。

また、ゴミ屋敷から発生する悪臭や害虫問題が近隣トラブルを引き起こし、深刻な恨みを買うことで、結果的に放火という形で怒りが爆発するケースも否定できません。
他にも、大量のゴミをどう扱えばわからなくなった結果、ゴミ屋敷となった自宅に自分で放火したケースも存在します。
火災を含む、さまざまなトラブルを防ぐためには、ゴミ屋敷問題の早急な解決に加え、近隣住民と良好な関係を築けるよう努めることが重要です。

ゴミ屋敷で火災が起きた事例

ゴミ屋敷での火災は全国で定期的に発生しています。
ここで紹介するゴミ屋敷の火災事例を参考に、ゴミ屋敷火災がどのような被害をもたらすのか見ていきましょう。

【2015年】愛知県豊田市の事例

一つ目は、過去に5回もボヤ騒ぎを起こしていた愛知県豊田市のゴミ屋敷が全焼した事例についてです。
2005年あたりから外にゴミがはみ出ている状況が続き、これまでに二回の行政代執行に加え、近隣住民によって10回も周辺清掃が行われてきたとのことでした。

しかし、最後まで問題は解決せず、近隣住民や行政の協力があったにも関わらず最後は火災によってすべてが消え去る結果となりました。
死者や怪我人が出た報道はなかったものの、隣の住宅がそれぞれ全焼と半焼の被害を受けています。

【2016年】福島県郡山市の事例

二つ目は、福島県郡山市のゴミ屋敷が全焼した事例です。
こちらのゴミ屋敷も一度は行政代執行が実施されていたものの、実はその後も住人の男性によってゴミが集められていたとのこと。
結果的に火災に発展し、約2時間程度で鎮火したものの建物から住人と見られる74歳の男性の遺体が見つかりました。
行政や近隣住民の努力もむなしく、最後まで問題が解決しなかった事例です。

【2021年】青森県平川市の事例

三つ目は、青森県平川市で2週間のうちに2回火災が発生した事例についてです。
火災が起きた住宅の前には以前から枯れた植物やブルーシート、木材や竿など用途のわからない大量のゴミが放置されており、近隣からも「ゴミ屋敷」と呼ばれていました。
実は火災が発生する2週間前にも一度ボヤ騒ぎが発生しており、住民の不安が最大まで達した中での火災となりました。

交通への大きな影響はなかったものの近隣住宅数戸で停電が起きるなど一定の被害をもたらしました。

ゴミ屋敷火災が起こると誰がどんな責任を負うの?

ゴミ屋敷から発生する火災は、単なる物的被害にとどまらず、法的な問題を引き起こします。
ここでは、火災発生時に住人が直面する可能性のある法的責任について掘り下げて解説します。
具体的な事例を挙げながら解説するので、ぜひご覧ください。

火の不始末が原因だと住人が失火罪に問われる可能性がある

万が一火の不始末が原因でゴミ屋敷火災が発生した場合、住人は失火罪に問われる可能性があります。
失火罪は次の三つの要件を満たすと成立します。

過失:火災が起きそうな状況への対策を怠った
焼損したこと:火災の原因(ライターなど)の火が消えても建物などが単独かつ持続的に燃えている状態
公共の危険:火災によって建物が燃え、不特定多数の人々の生命や財産が危険に晒された

たとえば、たばこの不始末や暖房器具の誤った使い方に加え、火災を防ぐための対策を怠った際に失火罪が成立します。
失火罪が成立した時の刑事罰は50万円以下の罰金で、懲役刑が科されることはありません。

過失の程度が重いと重過失失火罪が成立する

失火罪よりも重い罪が「重過失失火罪」です。
失火罪との主な違いは「過失の程度」で、失火罪が適用されるケースよりも容易に火災の発生を予測できるにも関わらず、必要な対策をしなかった際などに適用されます。
ベリーベスト法律事務所岡山オフィスによると、以下のようなケースで重過失失火罪が適用されるとのことです。

  • ガソリンスタンドでたばこを吸った
  • たばこの火を消さないまま捨てた
  • 料理中に火を消さないまま外出した

参考:失火罪と重失火罪の違いは?岡山の弁護士がわかりやすく解説

たとえば、ゴミ屋敷に住んでいて、たばこの火を消さずに寝れば周囲のゴミに引火するかもしれないことは容易に想像できます。
それにも関わらず、たばこの不始末によって火災が起きた場合は、確実な消火方法を取らなかったことが火災原因と判断され、ゴミ屋敷住人に重大な過失があったと判断される可能性もあるでしょう。

重過失失火罪は少しでも注意していれば火災を回避できたようなケースが当てはまるだけに罪も重く、3年以下の禁錮もしくは150万円以下の罰金が科されます。

失火で火災を起こしたら損害賠償しなければならない?

自分の過失によって部屋が火災になった場合、自分に重大な過失があると認められない限りは、近隣住民などから損害賠償を請求されることは原則ありません
これは「失火の責任に関する法律(失火責任法)」によって以下のように定められているからで、ゴミ屋敷の場合であっても同じです。

【民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス】
引用:明治三十二年法律第四十号(失火ノ責任ニ関スル法律) | e-Gov法令検索

逆に、近所にゴミ屋敷が存在し、ゴミ屋敷の住民の失火による火災被害を受ける可能性が高い方は、損害賠償を請求できない可能性が高いので、その前提で対策をしておく必要があります。
事前に火災保険などに加入しておき、スムーズに生活を立て直せるよう備えておきましょう。

ゴミ屋敷火災による3つのリスク

ゴミ屋敷火災の被害を最小限に抑えるには、ゴミ屋敷火災が引き起こすリスクについて知っておくことが重要です。
ここではゴミ屋敷火災によるリスクのなかでも特に重大な物について解説します。
リスクを知ったうえで適切な予防方法について考え、ゴミ屋敷に住む方や、その近隣の方々が火災被害を受けないようにしましょう。

①自分・近隣住民が命の危機に晒される

ゴミ屋敷の火災は、ゴミ屋敷の住人だけでなく、近隣住民にも危険を及ぼします。
ゴミ屋敷には新聞紙や衣類などの燃えやすい物が多くあります。
一度火がつけばあっという間に燃え広がり、結果として近くの家にも燃え移ることも考えられるでしょう。

また、火災原因として多い「寝たばこ」による出火は、主に夜間に発生します。
夜間であることから住人が睡眠中であることが多く、それが避難の遅れに繋がって命を落とすケースもあります。
ゴミ屋敷は部屋のドア付近や廊下に大量のゴミが積み上がっていることが多いため、ゴミ屋敷の完全な解決はできなくても、もしものことを考えて避難経路を確保しておきましょう。

②刑事罰を受ける

ゴミ屋敷で火災が起きた場合、それがたとえ過失によるものであっても刑事罰を受ける可能性があります。
不注意によって火災を起こしてしまうと、多くの場合は「失火罪」か「重過失失火罪」に問われ、前者は50万円以下の罰金、後者は3年以下の禁錮または150万円以下の罰金が科されます。

ゴミ屋敷状態が災いして前科がついてしまうのはあまりに残念なことでしょう。
火災を防ぎ、罪を負わないためにも、ゴミ屋敷は早急に片付けるのがベストです。

③住む場所がなくなる

一度火災が起きれば、住む家に加えて、思い出の品々や大切な持ち物をすべて失ってしまう可能性があります。
大切な家や物を失った喪失感、住む場所が見つかるまでの不安定な生活環境への不安など、心にのしかかる負担は計り知れません

また、それらを取り戻すための経済的負担も大きくのしかかってきます。
安心して過ごせる環境を維持するためにも、さまざまなリスクを抱えているゴミ屋敷状態からは一刻も早く抜け出さなければなりません。

生活が一変してしまう前にできる限りの対策を実施し、自宅のゴミ屋敷化による火災を防止できるようにしましょう。

ゴミ屋敷火災を防ぐ3つの対策

ゴミ屋敷火災は一度起こると大惨事になりかねません。
そこで、ゴミ屋敷に住む方でも始めやすい3つの対策方法をご紹介します。
これらを知っておけば、時間がある時ややる気が出た時にすぐに対策を講じることができますので、ぜひご一読ください。

対策1:ゴミを片付ける

家に放置されたゴミを片付けることは、ゴミ屋敷の火災リスクを下げる最も基本的な対策方法と言えます。
家の中にゴミが溜まっていると、火の不始末によって消火できていなかった火が引火してしまう危険性があります。

また、家の外にもゴミが溢れ出ている場合は、放火されるリスクも高くなります。
全体のゴミを一気に片付けるのは大変なので、最初は少しずつ片付けていくだけでも構いません。
ガスコンロや暖房器具の近くのゴミから片付けていき、火が燃え広がる原因をなくしていきましょう。
自分で片付けきれない場合は片付け業者に依頼するのも一つの手です。

対策2:家にライターやろうそくを置かない

ゴミ屋敷の火災を防ぐためには、火の元となる物を家から取り除くことが非常に重要です。ライターやろうそく、マッチなどは、火災の原因となりやすいため、ゴミ屋敷に住んでいる場合はできるだけ処分するのが賢明でしょう。

ただし、喫煙者の方はライターが必需品かもしれませんし、仏壇にお線香をあげるためにろうそくを日常的に使う方も多くいるでしょう。
そういった場合は、火を使わない代替品を利用することで火災リスクを大幅に下げることができます

たとえば、喫煙者の方は電子タバコに切り替えることでライターを使う必要がなくなり、仏壇にはLEDライト型のお線香を設置することで火を使わずに故人を偲ぶことが可能です。
生活を営むなかで火を絶対に使わないというのは難しいですが、ゴミ屋敷の火災を防ぐという意味ではできるだけ火を家からなくす工夫を凝らすことが必須です。

対策3:暖房器具はこまめに消す

ゴミ屋敷の火災を防ぐためには、暖房器具を適切に使うことも重要です。
特に冬場は寒さ対策として暖房器具の電源を付けたまま就寝し、そのまま火災に至るケースが少なくありません。
使用している暖房器具がタイマー機能付きなら自動的に電源が切れるため、就寝中に使っても火災リスクは多少下がるでしょう。

しかし、灯油ストーブのように灯油が無くなるまで火が消えない暖房だと、周りに積み重なったゴミが落下して引火する可能性があります。
そのため、ゴミ屋敷でタイマー機能がない暖房器具を使用する場合は周囲に可燃物がない場所に設置し、就寠中には電源や火を付けておかないことが何よりも肝心です。

近所のゴミ屋敷から火災被害を受けないためには?

近所にゴミ屋敷があると、悪臭や害虫問題の他に火災による被害を心配する方も多いでしょう。
ゴミ屋敷自体を改善するのは非常に難しいものの、自分や家族、家を守る対策は存在します。
ここでは、近隣のゴミ屋敷から被害を受けないための具体的な対策を紹介するのでぜひ参考にしてください。

火災保険に加入する

近隣にゴミ屋敷がある場合は、火災保険への加入をおすすめします。
仮にゴミ屋敷から火災被害を受けたとしても、保険に加入していれば生活の立て直しがグンと楽になります。

「火災被害を受けたならゴミ屋敷住人に弁償してもらえないの?」

このように考える方もいると思いますが、ゴミ屋敷の火災がゴミ屋敷に住む住人の過失によるものだと、基本的に損害賠償を求めることはできません。
そのため、万が一被害を受けても、火災保険に加入していないと泣き寝入りをする可能性が高くなるのです。

  • 前にボヤ騒ぎを起こしている
  • 玄関前や庭などが以前より散らかっている
  • 行政から何度も注意されているのにゴミ屋敷状態が改善されない

上記に当てはまる家は将来的に火災を起こしてしまう可能性が否めません。
大切な家財や資産である持ち家を守るためにも、少しでも不穏な雰囲気の家が近くにある場合は火災保険に加入しておくことをおすすめします。

住人やその家族に相談する

近隣のゴミ屋敷住人が顔なじみの場合は、直接話を聞いてみるのも有効な方法です。
家がゴミ屋敷化した事情を把握できれば支援の手を差し伸べやすくなるうえに、問題解決を図ることで火災被害を受ける可能性も下げられる可能性があります。

たとえば、その住人が高齢の方で、認知症や体の障害などが原因で物を片付けられない状況にあるとしましょう。
このようなケースでは、本人やその家族と話したうえで、行政の社会福祉課や地域の民生委員、医療機関の力を借りて一つずつ課題を解決していくことが効果的です。

一方、ゴミ屋敷住人の素性がまったくわからない場合は、直接関わるのは避けるようにしましょう。
どれだけ気を遣って話しかけても、些細なきっかけで住人の反発を買うことでかえって大きな近隣トラブルに発展する恐れがあります。
このようなケースでは、行政などに一切の対応を任せるのが無難です。

【やってはいけないこと】ゴミを勝手に片付ける

ゴミ屋敷問題の対処方法として多くの人が考えがちなのが「勝手にゴミを片付けること」ではないでしょうか。
手っ取り早く問題を解決する方法に感じますが、これは住人の財産権を侵害してしまう可能性が高いため絶対にやってはいけません。

「財産権」とは、簡単に言えば「その人の持ち物を守るための権利」です。
道にはみ出ているようなゴミだったとしても、住人が「自分の所有物」だと認識していれば、それは法的には財産と見なされます。
財産を勝手に処分してしまえば住人の財産権を侵害することになってしまうため、どれだけ邪魔な物でも他人が勝手に持ち去ったり、廃棄したりしてはいけません。

ゴミ屋敷の対策は難しい問題ですが、法を犯してしまっては元も子もありません。
火災を含め、ゴミ屋敷によるさまざまな被害が心配でも、まずは適切な相談窓口に助言や改善を求めることから始めるようにしましょう。

自力片付けが困難なら片付け業者への依頼がおすすめ

ゴミ屋敷の住人の中には、病気やストレス、障害などの理由で自力でゴミを片付けることが難しい方も少なくないでしょう。
しかし、そういった状況でも近隣にはできるだけ迷惑はかけたくないはず。

そんな時は専門の業者に片付けを依頼し、短時間でゴミ屋敷問題の解決を図るのがおすすめです。
ここでは業者に片付けを依頼するメリットを解説するので、参考にしてみてください。

ゴミが大量にあっても最短1日で片付く

どれだけゴミが山積みになっていても、熟練のスタッフが効率的に作業を行えば最短1日で綺麗に片付いた家に戻すことができます。
業者には数百、数千件のゴミ屋敷解決実績があるため、「人には見せられない」と思うような状態になっていても、まったく問題なく対応可能です。

「明日ガス点検で業者が来る」
「実家の両親が近々様子を見に来る」

このように、どうしても急いで家を片付けたいという時でも業者はスピーディーに対応してくれます。
予約状況によっては依頼当日の作業が可能な場合もあるため、急を要する時は一度お近くの片付け業者に相談してみてください。

【火災リスクが高い空き家を片付けた事例】

東京都荒川区 片付け事例

「地方にある空き家が何年も手つかずで放置されている」
「解体する前に家のなかを綺麗にしてもらいたい」

東京都荒川区にお住まいのお客様からのご依頼

  • 作業時間:1日
  • 作業内容:空き家の片付け・不用品の回収・清掃
  • 支払い方法:頭金0円の分割払い

東京都荒川区にお住まいのお客様からご依頼をいただきました。
地方に別荘を持ち家があるものの、仕事が忙しいうえに交通利便性が悪いことから何年も放置していたとのこと。
このまま放置していても盗難や火災の被害に遭う可能性が高いと判断し、解体と土地の売却を決めたそうです。

しかし、家の中にはゴミや不用品が散乱しており、このままでは解体ができないとのことで便利屋サービス21に片付けをご依頼いただきました。
壊れた家電や家具を回収し、綺麗に清掃して今回の依頼は完了です。

「不用品の片付けに手こずっていたが、こんなに綺麗にしてもらって大変助かりました」とご満足いただきました。
東京都荒川区でゴミ屋敷の片付けを依頼したい方には便利屋サービス21がおすすめ!

大切なものは残してもらえる

業者は決して無作為にゴミを捨てているわけではありません。
必ず依頼者の要望を丁寧にヒアリングし、どのようなものを残したいか、どのようなものを処分して良いかをきちんと確認したうえで作業を進めています。

そのため、どれだけゴミが山積みでも、亡くなった家族の形見や、想い出の詰まった品、大切な書類や証書など、依頼者の大事な物を見逃すことはありません。
不用品はスピーディーに処分しつつ、心の支えとなる物は確実に残してくれるので安心して依頼できますよ。

分割払い・後払いを利用すれば依頼費用を抑えられる

ゴミ屋敷の片付け依頼をするには決して安くない費用が発生しますが、支払い方法を工夫すれば金銭的な負担は抑えやすくなります。
特に役立つのが、「分割払い」と「後払い」です。

これらの支払い方法は便利屋サービス21でも提供しており、特に分割払いは最大60回まで分割できるので、一度に大きな出費をすることなく業者へ依頼ができます。
自社ローンによって多くの方が審査に通りやすくなっているので、急に片付けが必要になった方や、なかなか費用を準備できない方は一度ご相談ください。

まとめ:ゴミ屋敷の火災リスクを下げるにはゴミを片付けるのがベスト

ゴミ屋敷火災は、火の不始末だけじゃなく、トラッキング火災、収れん火災、放火などさまざまな原因で発生します。
ゴミが大量に積み重なった環境ではたとえ小さな火種でも一瞬にして燃え広がるため、一度火が上がればもう手の施しようがありません。

火災は自身だけじゃなく近隣住民の命までも危険にさらし、人生を一変させてしまいます。
たとえ責められない原因によって自宅がゴミ屋敷化した場合でも、火災で人の命を奪うことは許されません

ゴミ屋敷が原因で取り返しのつかない事態になるのを防ぐためにも、できることから始めるのが重要です。
まずは火の元となる物の取り扱いに注意し、手がつけられそうならゴミの処分も進めていきましょう。

自力でのゴミ片付けが難しければ、プロの片付け業者に頼るのも一つの手です。
支払いの負担を軽減できる方法なども活用しながら一刻も早くゴミ屋敷状態から抜け出し、安全な暮らしを取り戻せるようにしましょう。

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便利屋サービス21は、関東1都7県でゴミ屋敷清掃、不用品買い取り、遺品整理など幅広いサービスを提供しています。
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ゴミや不用品でお困りの方、実家の片付けに悩んでいる方、遺品整理でお悩みの方など、さまざまなニーズに対応可能ですのでぜひお気軽にご相談ください。

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