「部屋の掃除ができないのは性格?病気?」
「部屋の掃除ができないのはいけないことだけど、どうしても手がつけられない」
片付いたお部屋に住みたいと願いながら、なかなか掃除ができないとお悩みではありませんか?
その問題を解決するには、部屋の掃除ができない理由を解き明かし、適切な解決策を取る必要があります。
この記事では、掃除ができない人の特徴や心理、理由を解説したうえで、掃除のモチベーションアップのコツや掃除の方法を解説します。
目次
掃除ができない人の特徴と心理状態
部屋の掃除ができない人の特徴や心理状態について解説します。
①完璧主義による先延ばし傾向
部屋の掃除ができない人は完璧主義が故に、物事を先延ばしにする傾向があります。
バリバリ働くキャリアウーマンなど、社会的には優秀と見られる人が実はゴミ屋敷に住んでいたという事例がありますが、その原因の多くが完璧主義です。
完璧主義と先延ばし癖は矛盾するように感じますが、実は完璧主義の人は「100点にならないならやりたくない」という心理を抱えています。
時間がなく部屋の一部しか掃除ができない環境にあると「それならやらない方がマシ」と考えて、先延ばしにしてしまうのです。
②モチベーション不足・掃除に対する苦手意識
単純に掃除へのモチベーションが不足していたり、苦手意識を持っている人も部屋の掃除ができません。
掃除をしなければならない理由がなく、また掃除自体が好きでないため気が進まず、手をつけられません。
気力や体力がなく掃除ができなかったり、そもそも掃除という行為が嫌いな方に多い原因です。
③基本的な掃除方法を知らない
一人暮らしを始めたばかりの方は部屋の掃除の方法を知らず、それが原因で汚部屋になることがあります。
親がキレイ好きでいつも部屋を片付けてくれていた方などに多いパターンです。
今まで実家で親が掃除をしてくれていたので、基本的な家事の手順がわからず、気がついたらかなり部屋が汚れてしまいます。
自宅を汚す人の心理については、ゴミ屋敷にしてしまう人の心理状態とは?放置した場合何が問題なの?もご覧ください。
部屋の掃除ができない7つの理由
部屋の掃除ができない8つの理由を紹介します。
①掃除が嫌いで気が進まない
部屋の掃除ができないのは、掃除が嫌いで気が進まないからです。
人は本能的に自分が嫌だと感じることを避ける性質があり、掃除が嫌いな人が部屋を汚くしてしまうのはある意味当然ともいえます。
部屋が汚いと自覚していても、掃除が嫌いという感情の方が強く働くので、部屋の掃除ができません。
②掃除をする時間や体力がない
仕事や家事育児に追われて、掃除をする時間や体力がない人もいます。
夜勤の多い看護師さんや夜職の女性にゴミ屋敷住人が多いのも、忙しさによる時間と体力のなさが原因となっているケースが多いです。
家に帰っても寝るだけの状態になっていると、当然掃除をする時間はありません。
また、仕事で疲れ果ててしまうと体力の回復を優先してしまい、部屋を整える余裕はないでしょう。
③物が多すぎて掃除に手が付けられない
部屋の中に物が多すぎてどこから掃除をすれば良いか分からず、手をつけられない方もいます。
物が多い部屋はホコリなども溜まりやすくなり掃除をする箇所が増えがちです。
結果的に「掃除を先にすべきか、まず物を片付けるべきか」と判断する場面が増え、最終的に面倒になって部屋の掃除ができません。
④掃除の習慣が身についていない
そもそも掃除習慣が身についていない人も、部屋をキレイに保つことができません。
部屋がキレイな人は基本的に、毎日短時間でも掃除や整理整頓をする習慣ができています。
しかし、部屋が汚い人は掃除を習慣ではなく「汚れたらするイベント」と捉えており、部屋が汚れないと掃除をしません。
そのため、忙しくて掃除ができない期間が長引くと部屋が汚部屋やゴミ屋敷になってしまいます。
⑤掃除が苦手な性格だから
掃除が苦手な性格の人も、部屋を汚くしてしまいがちです。
具体的には以下のような性格の人は、掃除が苦手な傾向にあります。
- 優柔不断
- 面倒くさがり
- 合理的
部屋の掃除は「これを捨てて、次にここを掃除して…」と判断が求められる場面が多く、優柔不断な人はなかなか掃除が進みません。
また面倒くさがりな人は、判断しながら掃除をするという労力がかかる作業をしたがらない傾向にあります。
最後の合理的な人は「汚れたらまとめて家中を掃除すれば良いや」と考えてしまい、いつの間にか部屋の状態がかなり悪くなるケースが多いです。
⑥うつやセルフネグレクトなどの精神的な病気
精神的な病気も、部屋の掃除ができない原因の1つです。
うつ病やセルフネグレクトにより気力が低下し、自分の身の回りの世話ができなくなると、部屋の掃除ができなくなってしまいます。
便利屋サービス21にも、うつ病やセルフネグレクトが原因でゴミ屋敷になったお客様からのご依頼が毎月あります。
この場合は症状が改善するまで部屋の掃除はできないため、福祉や周りの人のサポートが必要です。
片付けができない病気については片付けできない病気7つ|セルフチェックや片付け習慣の付け方も紹介で紹介しています。
⑦発達障害による影響
ADHDやASDなどの発達障害を持つ方も、部屋の掃除ができない方が多いです。
ADHDAの方は集中力に乏しく、衝動的に行動する傾向があるため、部屋の掃除を始めて完了させることができない人が多いです。
ASDの方は強いこだわりから物が捨てられず、部屋に物があふれてしまい手がつけられない状態になることもあります。
もちろん発達障害にもさまざまな特性があるため一概にはいえませんが、発達障害が原因でゴミ屋敷になる方がいるのも事実です。
発達障害とゴミ屋敷の関係性については発達障害(ASD・ADHD)とゴミ屋敷の関係は?対処法も解説!で紹介しています。
部屋の掃除ができないことで生じる6つのデメリット
部屋の掃除ができないことで生じるデメリットについて解説します。
デメリット1:不衛生な環境から病気になることがある
部屋の掃除ができない状態が長く続くとカビが発生したり、換気をしない状況で空気が汚れて気管支炎などの病気を引き起こすことがあります。
また、ゴミ捨てなどを怠っていると害虫が発生して家財を汚染し、感染症のリスクもあるでしょう。
部屋の汚れはただ不快なだけでなく、身体に影響を及ぼす重大な問題です。
デメリット2:急な来客に対応できない
部屋がいつも汚いと、急な来客にも対応できません。
便利屋サービス21にも「ガス点検があるので、急ぎで掃除して欲しい」という依頼がよく入ります。
ガス点検などは先延ばしにもできず、もしも居留守などを使ってやり過ごすと大家から直接注意されることもあります。
また、部屋が汚いと家に人を呼んだりもできず、交友関係が狭くなるリスクもあるでしょう。
デメリット3:状態が悪くなるとゴミ屋敷になってしまう
部屋の掃除ができないことを、大して問題だと思っていない方は多いでしょう。
しかし、部屋の掃除ができない人はゴミ屋敷予備軍であることを忘れてはいけません。
ゴミ屋敷に住んでいる方は部屋の掃除ができない状態が長く続き、いつの間にか家にゴミがたまって快適に暮らせない状態になっています。
「いつかやればいいや」「まだ大丈夫」と考えずに、できるうちに掃除を始めたほうが良いでしょう。
デメリット4:精神的な病気が原因の場合、症状の悪化にもつながる
部屋の汚さが原因で、精神的な病状が悪化するケースもあります。
ものが多く汚れた部屋は快適な住環境とはいえず、家にいてもリラックスできなくなったり、不眠になる可能性があります。
また、部屋の掃除ができない自分を責めて自己肯定感が下がってしまう可能性も否定できません。
デメリット5:退去時の精算費用が高額になる
部屋の掃除ができないからといって掃除を怠ると、退去時の精算費用が高額になる可能性が高いです。
退去の精算費用とは部屋の状態を入居時の状態に戻すために必要なお金で、一般的な居住による劣化などに対しては借主の責任は問われません。
しかし、部屋の掃除を怠って壁紙を著しく汚したり、設備が損傷した場合は借主の責任として退去時にその費用を請求されます。
日頃からまめに部屋のメンテナンスをしておかないと、退去時に高額の出費が発生するリスクがあります。
デメリット6:日常生活の質が低下する
掃除されていない部屋はものが散乱し、ホコリが積もるなど快適な環境とはいえません。
散らかった部屋では家事の動線も確保できないので、何をするにも時間がかかり、必要なものが見つからないこともあるでしょう。キッチンなどが汚いと自炊もできず、外食ばかりでは健康にも良くありません。
綺麗な部屋は健全で質の高い生活の基盤です。
掃除ができないからといって放置せずに、少しずつ部屋を綺麗にする努力を始めましょう。
掃除のモチベーションを保つ5つの方法
部屋の掃除ができない人の多くは「やる気が出ない」と思っているはずです。
そこで、掃除のモチベーションを保つための5つの方法を紹介します。
①掃除前後の写真を撮って変化を実感する
部屋の掃除に対するモチベーションを高めるために、まず掃除前の状態を撮影しておきましょう。
撮影後に掃除を始め、作業が一区切りついたらまた写真を撮影します。
すると、掃除前との変化が目に見えて一気にやる気が出てくるはずです。
この作業を掃除が終わるまで繰り返すと、やる気を途切れさせずに部屋の掃除を続けられます。
さらにやる気を出したいなら、SNSなどで「掃除始めます」と宣言して掃除前の写真をアップし、完了後にアフター写真をアップしましょう。
フォロワーからのいいね!や励ましで、掃除へのモチベーションが上がるはずです。
②小さな目標から始める
掃除のモチベーションがわかない人は、そもそも目標を高く設定し過ぎている可能性が高いです。
ゴールが遠すぎるのでやる気が出ず、掃除を始められません。
最終的に部屋全体をきれいにするのを最終ゴールとして、そこまでの小さなゴールを設定すると良いでしょう。
例えば「今日はキッチンをきれいにする、明日は玄関」というように、1箇所ずつ掃除を始めましょう。
最初から高い目標を設定せず、目標を小さく分割して達成するほうが掃除のモチベーションは保ちやすいですよ。
③達成感を味わう工夫をする
部屋の掃除が苦手な人は、達成感を味わうための工夫を考えましょう。
達成感は脳にとってご褒美のような役割をし、モチベーションをあげる手助けをしてくれます。
掃除で達成感を味わうには、チェックリストを作成する方法がおすすめです。
◻︎ゴミ捨て
◻︎皿洗い
◻︎クイックルワイパーをかける
◻︎掃除機をかける
◻︎棚の整理
タスクを細かく分けてチェックリストにして壁に貼り、完了したら印をつけていきます。
目標が達成していく様子が可視化されることで達成感を得やすくなり、やる気が途切れずに掃除を完了させられるでしょう。
④家族や友人と一緒に掃除する
一人ではどうしても部屋を掃除できない人は、家族や友人を呼んで一緒に掃除しましょう。
自分一人ではだらけがちでも、人の監視の目があればサボらずに掃除を続けられるからです。
誰か頼れる人を呼んで「一緒に掃除をして欲しい」とお願いして、部屋の整理や片付け、掃除を手伝ってもらいましょう。
家族や友達に頼りたくない人は、片付けの専門業者に依頼して片付けを手伝ってもらう方法もあります。
後半で片付けのプロへ頼むメリットにも触れているので、最後までお読みください。
⑤掃除後のご褒美を決める
掃除のモチベーションを高めるには、自分へのご褒美を用意しましょう。
人の脳には報酬系という回路があり、ご褒美があると自然とやる気が湧いてきます。
例えば、部屋の掃除をしたら欲しかった服を買う、少し高いご飯を食べるなどウキウキするような目標を定めましょう。
ご褒美を決めてやる気が出たら、そのタイミングを逃さず掃除を始めてくださいね。
部屋の掃除ができない人が実践できる7つの解決策
部屋の掃除ができない人が今すぐ実践できる7つの解決策を紹介します。
その1:掃除ができないという思い込みを捨てる
まず「私は掃除ができない」という思い込みを捨てるのが大切です。
掃除できないという思い込みがある限りは、「だからできなくても仕方ない」という言い訳ができてしまうからです。
実際に便利屋サービス21にも「掃除ができないんです」という依頼者様がたくさん相談にこられますが、実際一度部屋をリセットしたあとは、ご自分できれいな状態を保っています。
つまり、部屋の掃除ができないのではなく一時的または単に掃除をしたくない気分なだけな場合が多いということです。
掃除ができないのではなく「今できないだけ」と考えて、掃除を始める心の準備をしましょう。
その2:掃除の方法をSNSや動画で学ぶ
掃除の仕方がわからない人は、方法をSNSや動画で学びましょう。
わからないことができないのは当然のことで、掃除のやり方さえ学べばあっさり部屋をきれいにできるかもしれません。
例として、部屋をきれいに保っている人の掃除の様子を収めた動画を紹介します。
この方は毎日の基本の掃除を動画で公開しており、日々の家事の方法を学ぶのに最適です。
このほかインスタグラムなどで家事のアカウントをフォローし、その方法を参考にするのも良いでしょう。
その3:5分だけでも掃除を始めてみる
部屋の掃除ができない理由がやる気なら、まず5分だけで良いので掃除をしてみてください。
人はやる気があるから行動するのではなく、行動しているうちにやる気が出るのが自然だそうです。
これを作業興奮と呼び、掃除をやり始めて手を動かしているうちに気分が乗ってきて、最後まで気分よく掃除を終わらせられます。
まずはゴミを捨てる、目の前のリモコンに積もったホコリを払うなどの簡単な作業に着手しましょう。
1つ作業が終わったらやる気が出てきて、他のところも片付けたくなってくるはずです。
その4:物を減らして掃除の手間を省く
部屋の掃除ができない人は、ものを減らして家事の手間自体を削減しましょう。
ものが多いとホコリなども積もりやすくなり、家事の動線も悪くなるため掃除しにくくなります。
その点ものを少なめにしておけばそもそも散らかりにくく、掃除も目立つホコリを払ったり汚れた場所を拭くだけで済むので効率的です。
ものの減らし方がわからない方は、実は簡単に始められる?断捨離を行うメリットと手順をご紹介!を参考にしてください。
その5:掃除道具の置き場所を見直す
掃除道具の置き場所を変えるだけで、掃除への意識が変わり日々の清掃を楽にできます。
例えば筆者は、スタンド型のクイックルワイパースタンドを購入して廊下に配置し、気がついたらすぐに掃除ができる環境を作っています。
また、アルコールウェットティッシュを各部屋に配置して、汚れが気になった際に拭けるようにすることで、いちいち収納場所まで道具を取りに行き、掃除をする面倒な手間を削減。
このように掃除道具を各部屋に配置したり、動線に沿っておくだけで掃除が楽になります。
よく使う掃除道具は収納せず目につく場所に置くなどして、日々の家事を楽にしましょう。
その6:家事代行を依頼して掃除を代行してもらう
どうしても部屋の掃除ができない人は、家事代行を依頼しましょう。
家事代行とは部屋の掃除や片付けを代行してくれるサービスで、1時間3,000円程度から利用できます。
あまりに汚い部屋だと依頼できない可能性がありますが、汚部屋程度なら受け付けてくれるはずです。
週に1回程度家事代行を頼めば、労力をかけずにきれいな部屋の状態を保てるでしょう。
片付け代行業者のメリットについては、片付け代行業者とは?依頼するメリットや優良業者を選ぶたった3つのコツをご覧ください。
その7:ゴミ屋敷の場合はプロに掃除を依頼する
部屋の掃除ができないばかりか、家がゴミ屋敷になってしまった方は、片付け専門業者へ依頼して部屋をリセットしましょう。
ゴミ屋敷レベルになると自力での掃除はかなり難しいからです。
プロに依頼すればゴミの回収や不用品の処分、掃除まで1日程度で完了します。
部屋が汚すぎてどこから掃除をして良いかもわからないなら、プロに頼んで部屋を正常な状態に戻しましょう。
掃除を習慣化するための環境づくり
部屋の掃除は一度すれば終わりではなく、継続しておこなう必要が有ります。
掃除を習慣化するためにどのようなことをすれば良いか、環境づくりの秘訣を紹介します。
収納の見直しと整理整頓のコツ
掃除を習慣化するにはまず、収納の見直しや整理整頓のコツを覚えましょう。
収納や整理整頓ができなければ必然的にものを放置してしまい、掃除の手間が増えてしまいます。
まず断捨離をしてものを減らして、収納に収まるようにものをしまってください。
整理の際は使用頻度が高いものを手前に置いて、取り出しやすいように工夫します。
ものの定位置を決めて収納できるようになれば、部屋がスッキリして掃除しやすくなるでしょう。
毎日のルーティン化の方法
掃除をルーティン化するためには、スマホのアラームや時間割作成がおすすめです。
毎日掃除をする時間を決めて、その時間になったらスマホのアラームがなるようにしておけば、最初は面倒でも徐々に掃除が習慣になってきます。
また、アナログですが毎日掃除する箇所をきめて時間割のように張り出すのもおすすめの方法です。
これらの方法が面倒な方は、寝る前に15分だけ片付けるなどと決めて、毎日実行してみてください。
続けるうちに掃除をしないと気持ち悪くなり、歯磨きのように1日のルーティンの1つになっていきます。
掃除がしやすい間取りの工夫
毎日部屋をきれいに保つために、掃除がしやすい間取りについても考えましょう。
まず掃除しやすい間取りには、家事を邪魔しない動線が組まれているのが条件です。
例えば、キッチンとリビングに専用のゴミ箱を1つずつ置いておくだけで、ゴミが捨てやすくなりその辺りに放置しなくなります。
また、部屋の中心に空間を広く設けるように家具を配置すれば、掃除機もかけやすいです。
このように、掃除しやすい間取りを考えて家具の配置を変えるだけで、日々の家事が楽になりますよ。
誰でもできる!簡単お掃除マニュアル
掃除が苦手な人にでもできる、簡単なお掃除マニュアルを作りました。
今日から掃除をする際の参考にしてください。
①床のゴミや物を拾う
まず掃除の最初に床のゴミやものを拾っておきましょう。
床やテーブルなどの平面にものがあると、部屋が散らかって見えるうえに掃除がしにくいからです。
ゴミを集めて捨ててから、部屋の掃除をはじめてください。
ゴミ袋は掃除の邪魔になるので、玄関など掃除の邪魔にならない場所へ置いておきましょう。
②天井や棚などの高い場所の埃をはたき落とす
掃除をはじめたら、天井や棚などの高い場所からモップなどでホコリやチリなどをはたき落とします。
最後に掃除機でまとめて吸い取れば良いので、神経質に棚の上のゴミなどを拾い集める必要はありません。
ざっくりで良いので、ホコリを床に落としていきましょう。
③床をクイックルワイパーで拭く、または掃除機をかける
高い部分の掃除が終わったら、床をドライのクイックルワイパーで拭くか、掃除機をかけましょう。
先ほどはたき落としたホコリを吸い取って、床をきれいにします。
余力があればホコリを除去したあとに、ウェットタイプのクイックルワイパーで拭き掃除をするとさらに床がきれいになりますよ。
④散らばっているものを整頓する
最後に散らばっているものを収納棚などに戻して整頓します。
整頓する際はものの定位置を決めておくと、迷わずに片付けられるので、家事が楽になります。
例えばはさみは机の上のボックスへ入れる、ティッシュはリビングのテーブルなど、定位置を決めておきましょう。
定位置を決めればあとは使ったら戻すを徹底するだけで、片付いた部屋をキープできます。
⑤掃除後は床やテーブルに物を置かないよう徹底する
部屋が汚く見える原因は、床やテーブルなどの広い面にものが散乱していることです。
さほど片付いていない部屋でも、床やテーブルにものがないだけでスッキリして、きれいに見えます。
また、ものがなければ拭き掃除も楽なので掃除の手間もありません。
実はまだ半分埋まっているダイニングテーブル
今日、少し物を減らせました
でもまだまだ…『平面に物を置かない』
難しい…写真だと余計にごちゃごちゃして見えるなぁ
焦らずがんばろう#断捨離 #捨て活 #一日一捨 pic.twitter.com/G6O8InCGQB
— coco*引越し後の片付け (@coco_katazuke) January 28, 2022
こちらの方の写真をみていただくとわかるのですが、左半分と右半分で印象がかなり違うはずです。
きれいな部屋を保つためにも、平面をきれいに保つことを意識して毎日少しずつでも片付けましょう。
病気が原因で部屋の掃除ができない場合の対処法
部屋の掃除ができない原因が病気の場合は、無理せず周りの人を頼りましょう。
医療機関への相談
精神的な病や発達障害が原因で部屋の掃除ができない方は、医療機関へ相談しましょう。
医療機関で受ける適切な治療で症状が改善し、自力で掃除できるようになるかもしれません。
また、発達障害も投薬治療で症状を抑えられ、掃除に集中できない問題が解決する場合があります。
病気が原因の場合は、掃除ができないのは自分の性格、やる気が問題ではありません。
適切な治療を受けられる機関のサポートを受けて、まずは自分の状態を整えましょう。
家族や周囲のサポートの受け方
病気が原因で掃除できない場合は、家族や周囲に助けを求めて部屋をきれいに保ちましょう。
家族や友人に定期的にきてもらい、部屋の掃除をしてもらうだけでも状態が改善するはずです。
知り合いに頼むのは気が引ける場合は、家事代行の利用も選択肢の1つです。
週に1回2時間程度だけでも片付けや掃除をしてもらえば、きれいな部屋の状態を保てます。
片付けや掃除の専門家に依頼する
汚部屋やゴミ屋敷になってしまっている方は、片付けや掃除の専門家に依頼しましょう。
専門業者はプロの技術でかなり汚い部屋でも清掃できるうえ、不用品などもまとめて回収してくれます。
また、片付けや収納アドバイザーの資格を持つスタッフから、今後の整頓や掃除についてのアドバイスも受けられます。
便利屋サービス21には、整理収納アドバイザー資格を持つスタッフが在籍し、多くのお客様に片付けのコツを共有してきた実績があります。
不用品回収や買取、ハウスクリーニングにも対応しておりますので、是非一度ご相談ください。
便利屋サービス21で対応した「部屋の掃除ができない方」からのご依頼事例
心の病気と闘う娘のゴミ屋敷を片付け&ハウスクリーニング【千葉県船橋市】
千葉県のお客様より、精神的な病気で部屋の掃除ができない娘様の家を片付けて欲しいというご依頼をいただきました。
精神状態が悪くなり心配して家を訪問したところ、ひどいゴミ屋敷になっていたそうです。
自力での掃除が難しいとのことで業者を探し、弊社を見つけてご依頼いただきました。
迅速な対応をご希望とのことでしたので、ご依頼当日に現場へ急行して現地調査を実施。
築浅のきれいなアパートの中には、不用品やゴミが積み重なっていました。
すぐに見積もりをして了承をいただいたあと、ゴミの全撤去と不用品の処分をし、最後にハウスクリーニングも実施しました。
スタッフ4名で7時間、かかった費用は15万円となりました。
すっかりきれいになった部屋にお母様も娘様の表情も明るくなり、スタッフ一同もほっとした気持ちになりました。
まとめ:「部屋の掃除ができない」とお悩みなら便利屋サービス21へご相談ください
部屋の掃除ができない状態を放置すると、最終的にゴミ屋敷になってしまうこともあります。
ゴミ屋敷にならずとも不衛生な環境は心身に影響を与えるので、放置してはいけません。
この記事では自力で掃除する方法を紹介しましたが、自分ではどうしても部屋を掃除できないと悩む方もいるでしょう。
その場合は便利屋サービス21へご相談ください。
便利屋サービス21はゴミ屋敷の清掃実績を多数持つ、片付けの専門業者です。
不用品の回収や買取だけでなく、ハウスクリーニングや片付けのアドバイスまでお客様に寄り添って対応いたします。