「ゴミ屋敷ってだらしがない人がなるイメージがあるけど本当?」
「なぜゴミを捨てられないの?」
ニュースなどで目にする機会もあるゴミ屋敷ですが、そもそもなぜゴミを捨てずに溜めこんでしまうのかと不思議に思う人も多いでしょう。
自宅のゴミ屋敷化には、さまざまな原因があります。
この記事では、ゴミ屋敷になりやすい人の特徴やゴミを捨てられない原因を解説します。
目次
ゴミが捨てられない原因
片付けられない状況が続けば誰しもが陥る可能性のあるゴミ屋敷。
そもそもゴミ屋敷に住む人は、なぜゴミを捨てられないのでしょうか?
気になる理由をご紹介します。
多忙で体力・気力がない
多忙で家に寝に帰るだけという人の自宅はゴミ屋敷になりやすい傾向にあります。
部屋の掃除や片付けは、心や体力に余裕がある時に行える作業です。
「今はやる気が起きないので、後で綺麗にしよう」
「疲れているからそのうちやろう」
片付け癖がなかったり、疲労が溜まっていたりと、少しずつ片付けを先延ばしし続ければ、部屋はどんどんゴミやホコリが溜まった状態に。
体力や気力がないからとゴミ出しも怠れば、ゴミ屋敷になるのは時間の問題です。
片付ける時間がない
仕事が忙しい方にとって、片付ける時間を確保するのは非常に困難です。
休日を迎えても日々の忙しさによって片付ける気力が湧かず、そのまままた仕事が始まってしまうというケースも多いでしょう。
自宅の片付けは後回しにするほどハードルも高くなります。
毎日5分でも10分でも良いので、少しずつ部屋を片付けることも大切なのです。
捨てることに抵抗やもったいなさを感じる
ゴミ屋敷住人の多くはゴミや不用品に対してもったいなさを強く感じる傾向にあります。
「まだ使える」
「いつか使うかもしれない」
このような考えを捨てきれずにいると、ゴミを捨てることもなかなか困難です。
しかし、ゴミ屋敷にある物はたとえ壊れていなくてもひどく汚れているものがほとんど。
ゴミや不要品の多くを「まだ使える物」扱いし、残し続けていては、いつまで経ってもゴミ屋敷が解決することはありません。
ストーカー被害などによるトラウマ
近年、20〜30代の若い女性も部屋をゴミ屋敷にしてしまうケースが増加しています。
その理由の一つに、ストーカー被害によるトラウマでゴミを捨てられなくなったというものがあります。
悪質なストーカーにゴミを漁られ、住んでいる場所や勤務場所を特定されたりゴミを持って帰られたりすれば、誰でも恐怖を感じるでしょう。
トラウマによってゴミ捨てに恐怖を感じるようになれば、部屋がゴミ屋敷化していくのも無理はありません。
中には業者に頼むのも怖いと感じ、躊躇してしまう人もいるようです。
買い物をするのがやめられない
極端な買い物好きな方も自宅をゴミ屋敷化させてしまうことがあります。
新しい物を買い続けているにも関わらず、古い物の処分や適切な収納を怠ることで部屋中が不要品まみれになってしまうのです。
物屋敷とソフトな呼び方をすることもありますが、片付けられないことで生活に支障をきたしているという意味では業者依頼しないと問題解決に至らないケースです。
潔癖性
綺麗好きなイメージでゴミ屋敷とは無縁だと思われる潔癖性。
しかし極度の潔癖性の中には、汚いゴミを触れないから片付けもできないという方がいます。
ゴミを放置すれば更に悪臭を放ったり、害虫が発生したりするため、片付けへの嫌悪感も増していくでしょう。
自力の解決が難しいと思った時点で業者の力を借りないと、生活環境は悪化していくばかりです。
そもそも部屋が汚いと思っていない
稀に自宅のゴミ屋敷化を特に問題視していない方もいらっしゃいます。
このような方は自宅がどれだけ汚くても不快感を覚えないため、片付けの必要性も感じていません。
しかし、本人は良くても、近隣住民には悪臭や害虫による被害を与えてしまうリスクはあるため、早急な問題解決が必要です。説得が難しいケースも多く、解決が難航することも少なくありません。
ゴミ屋敷と発達障害の因果関係
ゴミ屋敷がなくならない背景には、生まれ持った発達障害が関係していることもあります。
強いこだわりを持っていたり、他のことに気を取られやすかったりと、集中力が続きにくい特性はゴミ屋敷化に拍車をかける場合があります。
片付けを始めても漫画やアルバムなど興味を引く物を見つけた瞬間そちらに夢中になり、本来の目的である片付けを放棄してしまうのです。
また、ASDの方は「ここはこうでないといけない」といったマイルールを守りたがる傾向にあります。
ゴミ屋敷の問題以上に、目先のことを優先してしまうことで片付けが進まず、気づいた時には後戻りできないほど散らかっていたというケースが少なくありません。
ゴミを捨てられない人の心理
ゴミを捨てられない心理というのは、想像以上に複雑なものです。
直したくても直せない、ゴミ屋敷住人を苦しめる心理について見ていきましょう。
【関連情報】
▶ゴミ屋敷に住む女性の心理とは?共通の特徴や心理的な対策も解説
物が溢れている状況に安心する
整理整頓された部屋を居心地が良いと感じる方がいれば、物が溢れている雑然とした部屋のほうが安心するという方もいます。
たとえ部屋にゴミが散らばっていても、住み慣れた環境だからという理由で部屋の状態を放置し続けるケースは多く見られます。
まだ使うと信じている
もう使わないと心のどこかでわかっていても、長く所有した物には愛着が湧いてしまうもの。
ゴミを捨てるのと同時に思い出も捨ててしまうことに対して強い抵抗を感じる方も存在します。
ゴミではなく、全て必要な物だと思っている
たとえゴミでも所有物への執着が強く、ゴミを自分の一部(拡張自己)だと認識しているケースもあります。
天井近くまでゴミが積み上がっているのに捨てる物は何一つないと主張する人もいるのです。
ストレス過多な環境で精神的に問題を抱えている場合も少なくないため、周囲の人のサポートや専門機関に頼ることも時として必要です。
ゴミ屋敷を放置する危険性
ゴミ屋敷は住人自身が取り組む気にならないとなかなか問題解決に至りません。
たとえゴミでも住人が「ゴミでなく必要な物だ」と主張すれば、行政でも私有地にあるゴミを勝手に撤去することは簡単にはできないのです。
しかし、ゴミ屋敷を放置すればさまざまな問題が発生しやすくなります。具体的にゴミ屋敷はどのような問題が起こりやすいのでしょうか?
火災
長期間掃除されていないことから、ゴミ屋敷には尋常じゃないほどのホコリが舞っています。
ホコリは可燃性が高いため、コンセントのプラグ部分に積もるだけでも引火し、火事になる可能性も考えられます。
一度火花が散れば部屋中に放置されたゴミや不要品にも火が移り、あっという間に燃え広がることもあるでしょう。
逃げ遅れれば命に関わりますし、近隣住宅にまで火災の影響を与えかねません。
健康被害
ゴミだらけの部屋で生活していれば、遅かれ早かれ健康を害してしまいます。
どこを見ても汚く、どんな時でも悪臭が充満していれば計り知れないストレスが溜まります。
食品の管理も十分でなければ、食中毒になる恐れも出てきます。
実際にゴミ屋敷の冷蔵庫の中には、腐敗してドロドロ状態になった食品が見つかることも珍しくありません。
害虫・害獣被害
ゴミ屋敷ではハエやゴキブリに悩まされる人が多くいます。
不衛生で目に入るだけでも不快になるゴキブリはもちろん、寝ている時にハエに身体中を歩き回られては熟睡することは難しいですよね。
生ゴミの上を歩く害虫は、人間に有害なウイルスも多く保有しています。
サルモネラ菌やピロリ菌などが口に入れば、最悪入院することもあります。
ゴキブリの糞は汚く悪臭も放つため、臭いが髪に染み付いたり服を汚すこともあるでしょう。
悪臭や汚れ
放置された生ゴミが常温で放置されるとあっという間に腐敗し、悪臭を放つようになります。
ゴミの量が多ければ刺激臭となり、自宅にも関わらず滞在するのが難しくなるほど悪化することも。
慣れた人にとっては嗅ぎなれた臭いになりますが、髪や服にも染み付くので仕事に支障が出ることも多々あります。
家の壁紙や床にも移るので、そのままにしておけば退去時に修繕費を請求されることも考えられるでしょう。
長時間かけて染み付いた悪臭は一般的な清掃で消すことは難しいため、専門業者の消臭・消毒作業が必要になります。
近隣住民や管理会社との関係悪化
自宅で発生した悪臭はわずかな隙間から漏れ出し、共用部や近隣宅にも影響を及ぼします。
気分が悪くなるほどの悪臭が常に充満していれば、窓を開けることもできません。
集合住宅の場合、事態が深刻だと管理人を通してクレームを入れる方もいるでしょう。
このように、ゴミ屋敷は近隣住民や管理会社との関係が悪くなってしまう可能性が高いのです。
放火や不法投棄といった治安の悪化
ゴミ屋敷は地域の治安を悪化させる要因になります。
ゴミ屋敷は、イタズラ目的で放火をされたり、不法投棄を促してしまう原因になりかねません。
共有スペースにまでゴミが溢れかえれば、集合住宅全体の評判にも関わります。
必要に応じて家族や行政のサポートや見守りが必要な場合もある
ゴミ屋敷に陥る人の中には、発達障害や精神疾患など自分で片付けるのはどうしても難しいという方が少なくありません。
病気をしてゴミ屋敷を片付けるだけの体力・気力がない人には適切なサポートが必要です。
ゴミ屋敷を解決し、さらに再発を防ぐためにも家族や行政、地域のサポートや見守りを活用することが重要です。
自力での片付けが難しい場合は専門業者に連絡しよう
ゴミ屋敷の片付けが自力では難しい場合は、すぐにでも専門業者に相談することがおすすめです。
ゴミ屋敷を放置してもメリットは何もありません。
むしろ火事の危険性を高めたり、体調不良の原因になります。
どんな事情があっても、危険と隣り合わせな生活を送りたいと思う人なんていないですよね。
専門業者に相談することで、分割払いができるようになれば費用面の悩みも解消するでしょう。
相談だけでもOKというところも多いので、まずは問い合わせてみることが大切です。
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便利屋サービス21は、ゴミ屋敷の清掃だけでなく汚部屋の片付け、粗大ゴミの回収、ハウスクリーニング、特殊清掃、実家の片付け、遺品整理などにも対応しています。
お客様のご要望やご相談にも真摯にお答えしますので、口コミ評価も高評価を獲得しています。
頭金0円での分割払い・後払いもご利用可能なので、お気軽にご相談ください。
便利屋サービス21の作業実績
・作業内容:ゴミ回収,清掃
・作業日数:2日
・支払い方法:頭金0円の分割払い
ゴミだらけの実家を綺麗にして欲しいというご依頼をいただきました。
大量のゴミが溢れかえった影響で電話線が切れ、実家に住んでいるお父様と連絡が取れなくなってしまったそうです。
幸いお父様は無事だったものの、いつ危険な目に合うかわからないと危機感を覚え、便利屋サービス21にご相談くださいました。
部屋には生ゴミや日用品といったゴミだけではなく、自転車まで放置された状態。
お客様曰く、粗大ゴミに出されていた物を持って帰ってきてしまったそうです。
3名の弊社スタッフが2日がかりで部屋の片付けを行った結果、見違えるほど整理された状態を取り戻すことができました。
スッキリとした状態になり、お客様とお父様にも大変喜んでいただけたようで安心しました。
作業後「依頼して良かったです。ありがとうございました。」と言っていただけて、スタッフ一同嬉しく感じました。
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まとめ
ゴミを捨てられない原因や理由は発達障害やトラウマなど本当にさまざまです。
ゴミ屋敷を放置することはデメリットしかなく、「こんなはずではなかった」と後悔する事態になることもあります。
火災や治安の悪化など、自分だけでなく周囲の人にまで迷惑をかけてしまえばより一層居心地も悪くなるでしょう。
手遅れになる前に専門業者に相談することがおすすめです。