「ペットと暮らすゴミ屋敷…どうにかしたいけど、自力で片付けられない」
「ゴミ屋敷でペットと暮らしていたら、ペットがうつ気味に。どうしたら良いの…?」
ペットと楽しく暮らしていたはずなのに、何かのきっかけで家がゴミ屋敷になってしまう方は意外と多いです。
もちろんゴミ屋敷になったきっかけは、あなたのせいではないかも知れません。
しかし、ペットの面倒を見るのはあなたの責任であり、ゴミ屋敷をそのまま放置するのはあなたにもペットにも悪影響。
この記事では、ゴミ屋敷に住むペットの末路、ゴミ屋敷を今すぐ片付けるべき理由、ペットと快適に暮らすための掃除方法を紹介します。
後半では、ペットと快適に暮らすために気をつけることにも触れているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ゴミ屋敷に住むペットの末路は悲惨
ゴミ屋敷に住むペットの末路は悲惨です。
今、ゴミ屋敷でペットと生活している方には耳の痛い話かもしれませんが、現実的に起こり得る話として読んでみてください。
- 飼い主がペットを残して夜逃げ、ペットが死亡
- 去勢を怠ったせいで飼育崩壊
- 衛生環境の悪さからペットが病気になったが治療せず放置
飼い主がペットを残して夜逃げ、ペットが死亡
ゴミ屋敷でペットと暮らしていたが、あまりの悪臭に近隣トラブルが発生。
家主からも「出て行くように」といわれて夜逃げをした方がいます。
夜逃げで余裕がなかったのでしょうか、その方はペットを置いていなくなってしまいました。
後日、夜逃げに気づいた家主が入室して中を覗いたら、ペットが餓死していたそうです。
去勢を怠ったせいで飼育崩壊
猫好きで野良猫を拾っては自宅で飼育していた方がいました。
しかし、部屋に猫を集めて餌をやるだけで去勢をしていないため、どんどん子猫が生まれて最終的に30匹が1Kにひしめく状態に。
近隣から猫の声がうるさいと苦情があり、家主が部屋を確認したところ、部屋の中は猫だらけになっており、糞尿で汚れてフルリフォームが必要なほど劣化していました。
猫たちは適切な治療なども受けていないため、病気になっている子もいたようです。
衛生環境の悪さからペットが病気になったが治療せず放置
ゴミ屋敷は人間にも健康被害を及ぼします。
人間よりも繊細なペットには尚更悪影響です。
ゴミ屋敷の住民が飼っていた犬がゴミをあさって腐った物を食べ、ひどい下痢に苦しんでいました。
しかし、飼い主はペットを病院に連れて行くこともなく放置し、近所の方が犬の状態に気付いて犬を病院へ連れて行ったそうです。
結果的に住民に犬の世話は難しいと判断され、犬は他の方へ里子に出されることになりました。
以上のように、ゴミ屋敷に住んでいる方はまず自分のお世話ができていない状態です。
忙しい、病気があるなど理由はさまざまですが、その状態でペットを幸せにできるでしょうか?
ペットを愛する気持ちは否定しませんが、ゴミ屋敷で一緒に生活するのはあなたにもペットにも悪影響です。
本当にペットが大切なら、今すぐにでも飼育環境を整えることを考えなければなりません。
ペットとゴミ屋敷に暮らしている人が今すべき3つのこと
ゴミ屋敷でペットと生活している人は、今すぐこの3つを実践してください。
- ペットを実家などに預けてゴミ屋敷を掃除する
- ペットの正しい飼育方法を学び直す
- 病気でペットの世話が難しいなら里親を探す
ペットを実家などに預けてゴミ屋敷を掃除する
一番大事なのは掃除です
ペットを実家などに預けてから、ゴミ屋敷の掃除に取り掛かりましょう。
掃除中は大量のゴミやホコリ、カビが舞うため、ペットに悪影響です。
また、重量のある物を運び出す作業中に、ペットを怪我させてしまう可能性があります。
預ける場所がないという方は、ペットホテルに短時間預けるのもおすすめです。
ペットホテルの単価は一晩で3,000〜5,000円程度なので、ショートステイなら3,000円程度で預かってもらえます。
自分でゴミ屋敷の掃除が難しい方は、片付け専門業者へ依頼し、作業の間はペットと外で過ごすと良いでしょう。
ペットの正しい飼育方法を学び直す
今一度、ペットの飼育方法を学び直しましょう。
ゴミ屋敷でペットと暮らしている方は、ペットのトイレの躾ができておらず、糞尿がその辺に散らばっている状態になっていることもあります。
去勢をしたがらない飼い主もいますが、去勢により防げる病気もあるので、一概に可哀想な行為ではありません。
ペットを飼うには、ペットを快適かつ健康的に飼育するための知識が必要です。
ットの飼い方について書かれたブログや動画を視聴して、ペットの飼育について認識を改めてください。
病気でペットの世話が難しいなら里親を探す
もしも病気などの理由でペットの世話が難しい場合は、里親を探しましょう。
ゴミ屋敷になるほど病気が重いなら、まずはあなたのケアが一番大切です。
ペットにとっても、不衛生な環境で暮らし続けるよりは、新しいお家で暮らした方が幸せかもしれません。
一度飼い始めたペットと離れるのは寂しいですし、無責任な気がしてしまう方もいるでしょう。
しかし、ゴミ屋敷のような環境ではペットの健康や精神面に悪い影響が出てしまいます。
あなた自身とペットの幸せのために、ペットを手放す選択肢も検討しましょう。
なお、ペットを手放したからといってゴミ屋敷をそのままにしてはいけません。
ゴミ屋敷はペットはもちろん、人間の身体と精神に悪い影響を及ぼします。
ゴミ屋敷が原因で起こる悪影響は、次の項目をご覧ください。
ペットと暮らすならゴミ屋敷を即・脱出すべき理由
あなたがペットと今後も一緒にいたいなら、ゴミ屋敷から今すぐに脱出すべきです。
その重要性を理解してもらうために、ゴミ屋敷のままペットと暮らし続けるリスクを説明します。
- 不衛生な環境が原因のペットの怪我や病気
- ペットのおしっこによる悪臭
- 害虫の大発生
- ゴミ屋敷で育ったペットの社会性の欠如
- 多頭崩壊につながるリスク
- 高額の原状回復費用
- 動物愛護法違反で処罰を受けるリスク
不衛生な環境が原因のペットの怪我や病気
ゴミ屋敷は生ゴミや長年掃除されていないため、非常に不衛生な環境です。
不衛生な環境から感染病になったり、皮膚病になるペットもいます。
また、ゴミ屋敷は周囲がゴミだらけで遊べるスペースもほぼないため、ストレスにより鬱になってしまうケースもあります。
人間だけでなくペットにとっても、ゴミ屋敷は有害な環境です。
ペットのおしっこによる悪臭
ゴミ屋敷に住んでいる方は、ペットのトイレについても無関心になりがちです。
ペットシーツを交換せず部屋中で糞尿をさせ、そのまま放置していませんか?
犬や猫の糞尿はニオイが強く、放置すると発酵して悪臭の原因となります。
悪臭は自分の部屋を住みにくい環境にするだけでなく、隣家にもニオイが届き、クレームを引き起こす可能性があります。
害虫の大発生
ゴミ屋敷はそもそも害虫にとって、繁殖しやすい環境ですが、ペットを飼っていることでさらに状況が悪化する可能性があります。
室内に置いてあるペットの餌に害虫がたかったり、排泄物のニオイに惹かれて、ハエが集まってくるためです。
害虫が発生すると不快なだけでなく、害虫の体についている雑菌による細菌汚染も心配です。
人間もペットも害虫によって健康被害を受けるリスクがあるので、早急に害虫が発生しないような部屋にしなければなりません。
ゴミ屋敷で育ったペットの社会性の欠如
ペットを飼育するうえでは、小型犬であっても適度な運動や部屋に遊べるスペースの設置が必要です。
ゴミ屋敷は周囲がゴミだらけで狭く、また住民が無気力状態に陥っているケースが多いため、散歩に連れて行ってもらえないケースが多いです。
ゴミ屋敷はペットにとって非常にストレスがたまる環境であり、その結果人に噛み付いたり、無駄吠えが始まることがあります。
もしも人を噛んでしまったら最悪殺処分になりますし、無駄吠えが原因で近隣から苦情が入り、退去を勧告されるかもしれません。
あなたが部屋を片付けなければペットのストレスが顕在化し、最終的にペットと一緒に暮らせなくなるリスクがあると自覚しましょう。
多頭崩壊につながるリスク
家をゴミ屋敷にしてしまう方の中には、アニマルホーダーと呼ばれる人がいます。
アニマルホーダートはある種の収集癖で、動物を周囲に集めておくことを目的に飼育する人です。
アニマルホーダーは潜在的にペットへの関心は薄く、必要な去勢や避妊手術をしません。
結果的にペット同士が交尾して繁殖し、ペットの世話をしきれず捨ててしまったり、悪臭や騒音から周辺の住民とトラブルになってしまいます。
また、多くの賃貸物件ではペットの多頭飼いを認めていないケースが多いため、家を退去させられてしまう人もいます。
高額の原状回復費用
ゴミ屋敷は換気されておらず、掃除もしないため、劣化が早まります。
さらにペットを飼育していると、抜け毛やおしっこなどが壁や床の腐食を早めるため、物件の劣化度合いが加速します。
ペットを飼育して適切な手入れをせず物件を劣化させた場合、その責任は部屋の借主が追わなければなりません。
筆者が以前担当していた現場で、猫を30匹広めの1Kで飼育しており、多頭崩壊して飼い主が夜逃げした家があります。
その物件は壁や床がボロボロになっており、柱なども腐食していたため、スケルトンリフォームが必要な状態になっていました。
その際に必要な費用は300万円にものぼり、結局連帯保証人に支払いをしていただきました。
このようにペットを飼育しているゴミ屋敷は、通常のゴミ屋敷よりも退去後の状態が悪くなっていることがほとんどです。
退去時にかかる費用が莫大な金額になることもあるので、今のうちに片付けを済ませましょう。
動物愛護法違反で処罰を受けるリスク
ペットをゴミ屋敷で飼育すること自体が、法律違反になるリスクもあります。
「動物の愛護及び管理に関する法律」の第二条「基本原則」では、以下のような条文があります。
『動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。
2 何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。
条文にある通り、ペットと暮らすための環境を整えていないこと自体が法律に違反しているのです。
また、ゴミ屋敷の住民の方は自分に手一杯になってしまい、適切な給餌や給水を怠っている場合があります。
これは同法での虐待に該当し、5年以上の懲役または500万円以下の罰金の刑事罰をうける可能性がある行為です。
ペットと快適に暮らすためのゴミ屋敷の片付け方
ペットと快適に暮らしていくためにゴミ屋敷を片付けようと決意した方のために、適切な片付け方を紹介します。
- ペットを一時的に家族や知人に預けておく
- 掃除用具を揃える
- ペットシーツなど燃えるゴミを袋に詰める
- 不要な燃えないゴミを集める
- 掃除する部屋から家具や物を運び出す
- ホコリなどを掃除機で吸う
- 雑巾と洗剤で徹底的に拭き掃除する
- 家具や物を収納に戻す
- 消臭剤を撒く
ペットを一時的に家族や知人に預けておく
まず、ペットを一時的に家族や知人に預けましょう。
ゴミ屋敷の掃除中はホコリやカビが舞い散るうえ、犬に影響のある洗剤などを使用します。
ペットのための掃除でかえって悪影響を与えないように、信頼できる人へペットのお世話を頼んでください。
預けられる人がいない場合は、ペットホテルを利用しましょう。
小型犬であれば一泊3,000円程度で預かってもらえます。
ただし、ペットホテルの利用には狂犬病やワクチンの証明書が必要です。
接種させていない、または証明書がない場合は、犬を別の部屋へ隔離するなどして掃除を進めましょう。
掃除用具を揃える
次に、ゴミ屋敷の片付けに必要な掃除用具を揃えましょう。
最初に掃除用具を揃えておけば、途中で必要な用具を買いに行って集中力が散漫になるリスクを減らせます。
具体的には、以下のような用具を買っておいてください。
- ゴミ袋
- ゴム手袋
- マスク
- トング
- 雑巾
- はたき
- 中性洗剤
- 油汚れ用洗剤
- 消毒スプレー
- 掃除機の紙パック
- ペット用消臭剤
上記の用具は100円均一でも手に入ります。
特にゴミ袋は大量に消費するので、多めに買っておきましょう。
ペットシーツなど燃えるゴミを袋に詰める
まずはペットシーツ、不要なチラシなど燃えるゴミを袋に集めていきます。
ひたすら袋に入れて縛り、いっぱいになったら玄関近くへ置いておきましょう。
玄関近くにゴミ袋を置いておくと、あとでゴミ出ししやすくなります。
通路を完全に塞ぐ前にごみ収集場へ持っていくことを忘れないでください。
次に、生ゴミなどをトングでつまみ、ゴミ袋へ詰めましょう。
生ゴミから汁が漏れる可能性があるので、ゴミ袋を二重にすると安心です。
不要な燃えないゴミを集める
可燃ごみを片付けたら、次は不燃ごみを集めましょう。
中身が入ったペットボトルなどは中身を捨て、軽く濯いでからごみ袋へ入れてください。
万が一ションペット(小便を入れたペットボトル)がある場合は、トイレで尿を捨て、洗ってからゴミ出ししましょう。
その他プラスチック製品など、燃えないゴミを袋にまとめたら、ごみ収集場へ持っていきます。
ゴミ出しの日がうまく合わず、ゴミ袋で通路を塞いでしまうような場合は、不用品回収業者を呼ぶのがおすすめです。
筆者もゴミ屋敷を掃除した際に狭い部屋がゴミ袋で塞がれた状態になったので、業者を呼んで回収してもらいました。
回収のみであれば費用もさほど高くないので、おすすめの方法です。
掃除する部屋から家具や物を運び出す
部屋中のゴミを捨て終わったら、次は掃除する部屋を決めましょう。
リビングを掃除するなら、リビングから家具や物を運び出して廊下などに置いておきます。
重い家具はそのままで構いませんが、ものがないほうが掃除はしやすいです。
特にゴミ屋敷は長年の汚れが蓄積しているので、清掃しやすいように物を運び出すのがおすすめです。
部屋が空っぽになったらはたきを使い、高い位置に積もっているホコリなどを払い落としましょう。
ホコリなどを掃除機で吸う
ホコリを床に払い落とし終わったら掃除機で吸い取りましょう。
高い位置から掃除を始めれば、床に掃除機をかけるだけで簡単にホコリや小さなチリを掃除できます。
ホコリの量がかなり多いはずなので、掃除機の紙パックを交換しながら吸い取りましょう。
雑巾と洗剤で徹底的に拭き掃除する
ホコリを掃除し終わったら、雑巾と洗剤を使って徹底的に拭き掃除をしましょう。
拭き掃除により、生ごみの汁による汚れなどを清掃できます。
頑固な汚れの場合は洗剤を拭きかけて10分程度放置し、その後拭き取ると比較的落ちやすいです。
洗剤で拭き掃除が終わったら水拭きをし、最後に消毒スプレーをかけて仕上げに乾拭きしましょう。
家具や物を収納に戻す
部屋の掃除が終わったら、先ほど運び出した家具や物を元に戻します。
家具が汚れている場合は、部屋に戻す前に先ほどの洗剤で拭き掃除しておきましょう。
また、物を収納に戻す際は使用頻度でしまう位置を決めてください。
よく使う物を手前に、あまり使わない物を奥にしまえば、取り出す際に物が散乱しにくくなります。
消臭剤を撒く
ペットの糞尿のニオイは強烈なので、掃除だけでは取りきれない場合があります。
クロスなどに悪臭が染み込んでいる場合もあるので、消臭剤を撒いておきましょう。
犬を飼っている筆者のおすすめの消臭剤は「Peletty(ペレッティー)」です。
動物病院でも使われている消臭剤で、消臭だけでなく殺菌効果も持っています。
特にニオイがきつい猫の尿にも対応できると評判なので、ぜひ使ってみてください。
ペットと快適に暮らすためのチェックリスト
ゴミ屋敷を脱出したあとも、ペットと快適に暮らすためのチェックリストを作りました。
ペットと幸せに暮らすために必要なことなので、ぜひ日々の暮らしの参考にしてください。
- 床に物を置かない
- ゴミ袋を放置せずにすぐに捨てる
- トイレトレーニング
- 去勢や避妊
- ペットの消臭対策
①床に物を置かない
ペットと暮らす上で、床に物を置かないルールを徹底しましょう。
ペットは食べて良いものと悪い物が判別できないので、異物を誤飲したり、ペットが食べると害になる物を食べてしまうかもしれません。
ゴミ屋敷に住んでいたペットはゴミを漁る癖がついている子が多いので、基本的に床やペットが届く場所には誤飲の原因になるようなものは置かないでください。
なお、猫はジャンプ力が高いので、いたずらされそうなものは収納棚に入れておきましょう。
②ゴミ袋を放置せずにすぐに捨てる
ゴミ屋敷に住んでいたペットは、ゴミ袋の中をあさる悪癖がついています。
そのため、ゴミ袋をその辺りに放置してはいけません。
ゴミはゴミ出しの日の朝に集め、すぐに収集場所へ持っていってください。
ゴミ出しの習慣がない方は、スマートフォンのカレンダー機能を利用する方法がおすすめです。
実は筆者も昔はゴミ出しを忘れることが多々あったので、この方法でゴミ出しを習慣化しました。
カレンダーにゴミの日を入力し、通知をONにしておくとゴミ出しの時間にお知らせしてくれます。
③トイレトレーニング
ゴミ屋敷に長年住んでいたペットは、トイレで糞尿をする習慣が身についていません。
せっかく部屋を綺麗にしても、ペットが粗相をするとイタチごっこになってしまいます。
まずはペットのトイレの場所を決めて、ペットシーツや猫砂を設置しましょう。
猫は綺麗好きな動物なので、清潔な砂を敷いたトイレを置いておくと、自然とそこで排泄するようになるケースが多いです。
犬は自分の尿の匂いがする場所でトイレをしたがるので、トイレの設置場所を以前粗相した場所にするのがおすすめです。
どうしてもトイレの場所を変えたい場合は、犬の尿を少しつけたトイレシートを用意し、トイレにしたい場所へ置きます。
その後おやつなどでトイレに誘導し、おしっこができたら褒めておやつをあげましょう。
正しい場所におしっこをしたらご褒美があると認識させれば、決まった場所でトイレができるようになります。
④去勢や避妊
多頭飼いしており、去勢や避妊をしていない場合は、手術を検討してください。
もちろんペットの健康状態によって手術できない場合もあるため、病院で相談しましょう。
去勢や避妊をかわいそうだという人もいますが、実は病気を予防する効果もあります。
例えば、メスの避妊手術によって乳がんや子宮の病気はかなり抑制できるそうです。
また、オスも同様に去勢により前立腺系の病気の予防ができます。
猫の多頭飼いで手術費用の捻出が難しい方は「どうぶつ基金」による『さくらねこ無料不妊手術』を検討してみてください。
提携している動物病院にて、無料で猫の不妊手術が受けられます。
⑤ペットの消臭対策
ペットと快適に暮らすためにペットの消臭対策にも気を遣いましょう。
ペットと住んでいると掃除していても、アンモニアやペット自体のニオイがしてしまいます。
先ほど紹介したペット専用の消臭剤「Peletty(ペレッティー)」のような製品をを日常的に使うと、ニオイがほぼ気にならなくなります。
また、金銭的に余裕があるなら富士通の脱臭機「プラズィオン」もおすすめです。
部屋に置いておくだけで、動物のアンモニア臭をほぼ感じない程度に消してくれます。
加湿機能がないシリーズなら、2万円程度で手に入るので、ペットのニオイ対策として取り入れてはいかがでしょうか?
また、定期的にシャンプーをするだけでもペット臭は軽減できるので、お手入れもできる範囲でしてあげましょう。
自宅でシャンプーをする方法は以下の動画がわかりやすいので紹介します。
⑥ペットと遊ぶ・散歩の時間
ゴミ屋敷を片付けたら、部屋にはペットと遊ぶ十分なスペースができているはずです。
1日のうちペットと遊んだり、散歩に行く時間を作ってあげてください。
ペットはあなたが大好きなので、一緒に遊んであげるととても喜びます。
あなた自身も、ペットと遊んで喜んでいる様子を見たり、颯爽と歩いている愛犬の姿を見れば気持ちが明るくなってくるはず。
「2度とゴミ屋敷に戻らないぞ」というモチベーションを与えてくれるので、ぜひペットとの時間を大切にしてくださいね。
今すぐペットのためにゴミ屋敷を掃除したいなら片付けの専門業者がおすすめ
今すぐペットのためにゴミ屋敷を掃除したいなら、片付けの専門業者を頼りましょう。
- 最短当日にペットと快適に暮らせる環境を手に入れられる
- ペットと暮らしやすい部屋作りのアドバイスがもらえる
- ペットの排泄物で汚れた柱や床を特殊清掃できる
最短当日にペットと快適に暮らせる環境を手に入れられる
片付けの専門業者へゴミ屋敷の掃除を依頼すれば、最短当日にペットと快適に暮らせる環境が手に入ります。
ペットと外出して戻ってくるまでの間に、ゴミがすっきり片付いてペットと遊ぶスペースのあるお部屋に戻してくれるでしょう。
さらに、片付けの専門業者はゴミの分別や片付けはもちろん、粗大ゴミまで回収してくれます。
また、ゴミを運び出した後の清掃やクリーニングもお願いできるので、悪臭やこびりついた汚れのないお部屋でペットと再スタートを切れるでしょう。
ペットと暮らしやすい部屋作りのアドバイスがもらえる
片付けの専門業者は、掃除だけでなく整理整頓のプロでもあります。
ペットと今後暮らしていくにあたって、綺麗なお部屋を保つアドバイスをしてくれます。
散らかりにくい収納方法を教えてくれたり、ペットが粗相したときの掃除の方法もレクチャーしてくれたりと、掃除や片付けのことならなんでも質問できる頼れる味方です。
ペットの排泄物で汚れた柱や床を特殊清掃できる
ゴミ屋敷にペットと住んでいる場合は、柱や床にペットの尿や糞が染み付いていることが多いです。
家庭用の洗剤では落としにくい汚れも、プロが使う洗剤や器材を用いて綺麗に掃除してくれます。
ゴミ屋敷を片付けたついでに清掃も頼んでおけば、この先お部屋から退去する際の原状回復費用も安く済むでしょう。
便利屋サービス21で対応したペットのいるゴミ屋敷の事例
【【異臭あり/最短】東京都多摩市の猫屋敷・ペット屋敷の片付けと不用品回収】
便利屋サービス21へ、東京都多摩市のお客様よりペット屋敷の片付け依頼をいただきました。
長年猫と暮らしてきたおうちは猫の引っ掻き傷、タバコのヤニで汚れている状態で、そのまま退去できないとの思いから、便利屋サービス21へご依頼いただいたそうです。
部屋の中には長年放置したゴミ袋が散乱してコバエがたかり、お布団の下にはゴキブリが潜んでいる状態でした。
弊社スタッフがご自宅へ伺い、ゴミ袋を捨てて不用品を全て回収。
害虫の駆除や清掃作業、ヤニ取りなどを行いやっと綺麗なお部屋へ戻すことができました。
お客様からも「ここまで綺麗になり安心しました。本当にありがとうございました」と笑顔で感謝の言葉をいただき、弊社スタッフも非常に清々しい気持ちで帰宅しました。
まとめ:ペットのためにゴミ屋敷を脱出したいなら便利屋サービス21へご相談ください
ゴミ屋敷は人間にもペットにも悪影響しかなく、このままではペットと暮らし続けることはできません。
あなたはきっとペットに愛情を持って、現状をどうにかしようとこの記事を読んでいる優しい人のはず。
自力でゴミ屋敷を掃除できない状態なら、ぜひ片付けの専門業者へご依頼ください。
ペットと暮らし続けられるようお部屋を整えるのはもちろん、ペットと暮らしやすい部屋づくりのアドバイスもいたします。
また、今まとまったお金がない場合でも頭金0円の後払いや、60回までの分割払いもご利用いただけます。
ペットのためにゴミ屋敷の片付けを検討されている方は、ぜひ便利屋サービス21へご相談ください。