消防点検とは、集合住宅に住んでいる方はかならず受けなくてはならない安全確認のことです。しかし住まいが散らかっていることから、消防点検を拒否したいと考える方もいるかもしれません。
消防点検を受けないでいると、さまざまなリスクが発生します。
この記事では、消防点検の内容や消防点検を断った場合に起こりうる可能性などについてご紹介します。
目次
消防点検とは?実施される頻度
消防点検とは、マンションやアパートなどの集合住宅に設置された消防機器・設備などの安全性を確認する作業のことです。消防法によって、建物のオーナー・管理者に実施が義務付けられています。
消防点検には2種類あり、半年に1度おこなわれる消防機器点検では建物内の消防機器の位置や動作をチェックします。居室内に立ち入ることはなく、廊下や共用部分で確認作業がおこなわれるのが一般的です。
1年に1回実施される消防総合点検では、消防機器点検の内容に加えて、居室内の消防機器の確認もおこないます。作業時間は1部屋あたり10分前後です。
消防点検の実施者
消防点検は、集合住宅のオーナーや管理者が業者に依頼をするケースが多いといえます。点検ができる業者には、消防用設備士や消防設備点検資格を持った人物が在籍しており、有資格者が消防機器の安全確認をおこないます。
消防点検を断るとどうなる?
消防点検の実施義務は、マンションやアパートのオーナー・管理者に課せられたものです。居住者には義務がなく、点検日に居留守を使ったり日付をずらしたりする人も、少なくありません。
しかし消防点検を受けないことで、さまざまなリスクが生じます。
たとえば、万が一火災が起きた際、「消防点検を受けなかった」という事実から責任を問われる可能性がゼロではありません。また、消防点検を受けないことで、近隣の住民の不安感が高まることも考えられるでしょう。
断れない可能性も
多くのマンションやアパートが、国土交通省の「マンション標準管理規約」に沿った契約書を用意しています。マンション標準管理規約には、「管理に必要な事柄において、居室への立ち入りを居住者が拒否をしてはいけない」という旨が書かれています。
消防点検は管理に必要な事柄に該当するため、立ち入りを拒否すると規約違反として罰せられることも考えれるでしょう。
自分だけではなく近隣住民の安全を守ることにも繋がるため、消防点検は受けましょう。
消防点検でチェックされる場所
消防点検でチェックされる場所は建物によって異なります。マンションやアパートであれば、次の内容は共通して確認がおこなわれます。
- 消火設備
- 警報設備
- 避難設備
- 消防用水
- 誘導灯
- 非常警報設備
- 連結送水管
居室内で確認される内容としては、ベランダの避難設備と非常警報設備にあたる煙感知器がチェックされます。
煙感知器は居室内の複数箇所に設置されており、押入れやクローゼットの中にあることも。物で溢れかえっていると確認ができないため、消防点検の前に片付けを済ませておきましょう。
消防点検でゴミ屋敷がバレるリスク
消防点検によって、これまで隠していたゴミ屋敷がバレてしまうことがあります。ゴミ屋敷が発覚すると、どのようなことが起こるのでしょうか。
火災リスクが高い家として管理者に報告される
業者が消防点検をおこなった場合、オーナーや大家に結果報告をします。ゴミ屋敷の部屋は、「火災リスクが高い部屋」として報告されるでしょう。
そうなればオーナーや大家にゴミ屋敷であることがバレてしまいます。
自治体の指導が入る
オーナーや大家にゴミ屋敷がバレた後も掃除をしないでいれば、住まいの自治体や役所に通報される可能性があります。
通報が入ると担当者はゴミ屋敷に赴き、ゴミを片付ける旨を指導する流れが一般的です。担当者が頻繁に家に訪れるようになれば、近隣住民にもゴミ屋敷であることがバレてしまうでしょう。
更新の拒否をされることも
オーナーや大家がゴミ屋敷状態の家を歓迎することは、ほとんどありません。片付けを怠ることで、契約更新を拒否される可能性もあります。
契約更新がされなくても、大家・オーナーによって強制退去をさせられることは少ないですが、歓迎されていない住まいに居座り続けるのは、居心地の良い環境とはいえないでしょう。
消防点検でゴミ屋敷がバレないようにするには
「消防点検でゴミ屋敷がバレないようにしたい」と考えている方が選択できる方法は、消防点検を断るか片付けるかの2つです。
消防点検の拒否はリスクが高く、契約違反として罰せられる可能性もあるためおすすめしません。片付けをすることで、住まいの安全性も保て快適な暮らしが実現します。
ゴミ屋敷を片付ける方法
ゴミ屋敷を手早く片付けるのに有効な方法は「捨てる」ことです。物の数と収納スペースの割合が合っていないことは、住まいがゴミ屋敷化してしまう大きな原因といえます。
あきらかなゴミや使う予定のない物、見てもときめかない物は、消防点検の機会に捨ててしまいましょう。
物が減ることで部屋がすっきりすれば、消防点検もスムーズにおこなえます。
人に手伝ってもらうことも検討しよう
ゴミ屋敷のレベルによっては、1人での片付けは困難に感じるかもしれません。1人での片付けが難しいと感じたら、人に手伝ってもらうことも検討してみましょう。
友人や家族など、顔見知りを家に呼ぶことを躊躇してしまう場合は、お片付け業者に依頼するのもひとつの手です。
お片付け業者の中には不用品の買取をおこなうところもあります。業者に依頼する費用の準備ができない場合は、分割払いに応じてくれる会社を優先的に選ぶと良いでしょう。
神奈川県横浜市のゴミ屋敷の片付け事例
便利屋サービス21では、ゴミ屋敷の清掃のお手伝いも承っています。ここからは、便利屋サービス21が神奈川県横浜市で片付けのお手伝いをした事例について、ご紹介します。
悪臭クレームからお片付けを決意【神奈川県横浜市青葉区】
こちらのご依頼主様は、ゴミから個人情報を盗まれた経験があることから、ゴミを捨てることに恐怖心を抱くようになってしまったそうです。
しかしアパートの管理会社から悪臭のクレームが入ったことにより、お片付けを決意。短時間でキレイな空間を取り戻しました。
【事例の詳しい内容はこちら】
https://www.benri-consul.net/post_jisseki/1635
人生の再スタートをきるためのお片付け【神奈川県横浜市港北区】
引きこもりがちだった御子息さまがアルバイトを始めたことで、気持ちをより切り替えるためにお部屋の清掃をご依頼いただいた事例です。
仕事で疲れて帰って来た後、すっきりしたお部屋で過ごすことで、暮らしの充実感も増すでしょう。
【事例の詳しい内容はこちら】
https://www.benri-consul.net/post_jisseki/1306
消防点検をきっかけにゴミ屋敷を解消しよう
消防点検は集合住宅に住んでいれば、避けて通れない存在です。入室拒否をせず、消防点検の実施日がわかった時点で、部屋の片付けをしましょう。
便利屋サービス21では、急ぎのお片付けご依頼も承っております。まとまった費用が用意できない方は、分割払いも可能です。不用品の買取も対応いたします。消防点検前にお部屋を片付けたい方は、お気軽にご連絡ください。
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