家の近くにゴミ屋敷があると、景観が悪くなるだけでなく悪臭や衛生環境の悪化などさまざまな悪影響があります。またゴミ屋敷から火災が起きることも多く、防災面でも不安です。そこで本記事では、これまで数々のゴミ屋敷の片付けに対応してきた便利屋サービス21が、近くのゴミ屋敷をなんとかしたい場合の対処法を詳しく解説します。
誰に相談すれば良いのか困っている人は、ぜひ本記事をご覧ください。また逆効果になってしまう対処法や、やってはいけない行為も紹介します。
近くのゴミ屋敷を片付けてほしいときの対処法
近くのゴミ屋敷を片付けてほしい場合の対処法は主に以下のとおりです。
- ゴミ屋敷の家主の家族や知り合いに相談する
- 集合住宅の場合は大家や管理人に相談する
- 自治体に通報する
- 実害がある場合は弁護士に相談する
行動に移す場合は、上から順を追って試してみましょう。それでも改善されない場合は、自分が引っ越すのも1つの手です。
ゴミ屋敷の家主の家族や知り合いに相談する
まずはゴミ屋敷の家主の家族や、知り合いに相談してみましょう。家主ではなく、周りの人物に声をかけてみるのがポイントです。この理由については後ほど解説します。
また相談する際は口頭ではなく手紙がおすすめです。匂いや衛生面などで困っている事実と、家を片付けてほしいといったことを端的に伝えましょう。
集合住宅の場合は大家や管理人に相談する
マンションやアパートといった集合住宅の場合は、大家もしくは管理人に相談してみましょう。集合住宅には利用規則が設定されているため、規則に違反するレベルのゴミ屋敷であれば管理会社側で何らかの対応を取ってくれるはずです。実際、「周辺住民に迷惑をかけない」という規則に違反したとして、管理会社が借主との契約を解除した事例もあります。
自治体に通報する
ここまでの対応をしても効果が見られない場合は、お住まいの自治体に通報しましょう。自治体には、ゴミ屋敷に関する条例が設けられている場合があります。そしてその条例に違反する場合、以下の手順で自治体が強制的にゴミ屋敷を片付けてくれるケースがあります。
- 自治体によるゴミ屋敷の調査
- 自治体から家主に対して片付けの催促
- 必要に応じてゴミ屋敷の片付け支援や指導を実施
- 指導に従わなかった場合、ゴミ屋敷の家主の名前を公表
- 改善されない場合、居住者に代わって自治体が片付けや整理整頓などを行う
細かい手順や対応内容は自治体によりさまざまですが、おおむねこういった対応が取られる場合が多いです。なお人が住んでいないゴミ屋敷に対しては、平成26年に制定された「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、行政が強制的にゴミを撤去する場合もあります。
実害がある場合は弁護士に相談する
ゴミ屋敷の匂いや景観、不快感などは客観的に評価できないため、原則として法律上訴えることができません。ゴミ屋敷に関する法律も、2022年現在ではまだ整備されていないのが現状です。警察も民間人同士の紛争に介入しないという「民事不介入の原則」があるため、ご近所トラブルには関与しません。
しかし自分の敷地内にまでゴミがあふれてきている場合や、ゴミ屋敷が原因の火災で被害を受けたといった場合は家主を裁判で訴えられる可能性があります。状況に応じて慰謝料を請求することもできるため、まずは弁護士に相談してみましょう。
近くのゴミ屋敷に対してやってはいけない行為
ではここから、近くのゴミ屋敷に対してやってはいけない行為を紹介します。具体的には以下の3つです。
- 家主に直接クレームを言う
- 感情的にクレームをつける
- 勝手にゴミ屋敷を片付ける
これらの行為をしてしまうと、かえって関係がこじれたり逆にこちらが訴えられてしまう場合もあります。よりスムーズにゴミ屋敷を解決するためにも注意しましょう。
家主に直接クレームを言う
家主に直接クレームを言うのは、できるだけ避けた方が良いでしょう。なぜなら、家主も自宅がゴミ屋敷になっていることは重々承知しているケースがほとんどだからです。社会とのつながりが途切れて孤独を抱えていたり、身体が思うように動かず掃除ができなかったり。さまざまな理由で不本意ながらも自宅をゴミ屋敷化してしまう人がいます。
そのため、そんな人に対して「片付けて」と言っても無視されてしまうことがほとんど。最悪の場合、逆上されてこちらが怖い思いをするかもしれません。そのため、片付けてほしいという意図を伝える場合は家主の家族や周辺の人物に相談するのが一番です。
感情的にクレームをつける
感情的にクレームを言うのも避けましょう。対面して話しながら感情的になると、脅迫や恐喝として受け取られてしまいかねません。この場合こちらが加害者になってしまう可能性があるため、冷静に対応することを心がけましょう。片付けてほしいと伝える場合は、要点だけをまとめた手紙を出すのが一番です。
もちろん、ゴミ屋敷が改善されないからといって家主に嫌がらせをすることはもってのほかです。
勝手にゴミ屋敷を片付ける
一番やってはいけないのが、ゴミ屋敷の物を勝手に捨てたり片付けたりすることです。ゴミのように見えても、あくまでそれは他人の所有物です。所有者の同意を得ず勝手に処分した場合、刑法第261条の「器物損壊罪」に該当するおそれがあります。
ゴミ屋敷の家主から捨てた物の弁償や慰謝料の支払いを求められる可能性もあるため、勝手に片付けるのは絶対にやめましょう。
ゴミ屋敷の片付けなら「便利屋サービス21」にお任せ
ゴミ屋敷の解決は意外にも先が長く、複雑です。ご近所トラブルに発展するおそれもあるため、自分や家族の家がゴミ屋敷になりそうな場合は、早めに片付けすることをおすすめします。業者に依頼する場合は、ぜひ「便利屋サービス21」にご相談ください。
便利屋サービス21はこれまで、数多くのゴミ屋敷を解決してきた実績豊富な専門業者です。不用品を処分するだけでなく、ハウスクリーニングや害虫駆除など一連の作業にも対応いたします。お見積もりや出張費、キャンセル料等はすべて無料です。まずはお気軽にご相談ください。
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