どうしてダメなの?孤独死があった部屋を自分で片付けてはいけない理由

一人暮らしをする家族と連絡が取れなくなって、部屋を訪れたら亡くなっているのを発見した・・・。テレビドラマのような出来事ですが、自分には関係ない話だとは言えなくなって来ています。そして、自宅であれ賃貸であれ、その孤独死があった部屋は早急に片付けを行わなければならないでしょう。
しかし、間違っても自分で片付けようと思ってはいけません。今回はその理由をご説明します。

孤独死は身近な問題

なぜ孤独死が他人事だと言えないのか、その理由からお話ししましょう。

孤独死とは

孤独死というと、高齢者が病気で亡くなることを考える人が多いと思います。しかし、周りに誰もおらず、死因が定かでないものは全て孤独死に分類されます。
一般社団法人日本少額短期保険協会が民間アパート・マンション入居者に関して調査を行い、2022年 11月に「第7回 孤独死現状レポート※1」を発表しました。このレポートによると、孤独死をした人の年齢は60歳未満が4割となっているため、必ずしも高齢者に限った話ではないと言えるでしょう。

また、孤独死をした人の原因は一位が病死、二位は自殺となっています。一人暮らし世帯が増えている中で、これからも孤独死は増えるのではないかと考えられます。

※1:一般社団法人日本少額短期保険協会「第7回 孤独死現状レポート」
https://www.shougakutanki.jp/general/info/2022/kodokushi.pdf

孤独死を発見しているのは家族とは限らない

先ほどの孤独死現状レポートによると、孤独死を発見した人は不動産管理会社や大家のほか、ヘルパーや宅配業者といった、職業上の関係でその部屋を訪れた人が最も多くなっています。家族や友人などは2番目です。

ただし、男女で比較をすると、女性の孤独死は家族や友人などが発見するケースが男性に比べて10ポイントほど高くなっています。これは女性の方が周囲の人と頻繁に連絡を取ったり、近所づきあいをしたりしているからだと考えられます。また、このことは孤独死が発生してから発見されるまでの時間にも影響しており、女性の方が3日以内で発見される割合が高くなっています。詳しくは後述しますが、発見が早いほど遺体の腐敗が少ないので、遺体もきれいな状態を保てますし、部屋の片付けも楽になると言えるでしょう。

孤独死があった部屋の片付けが自分ではできない理由

孤独死があった部屋は特殊清掃と呼ばれる人が片付けを行うのが一般的です。なぜ依頼をしなければならないのかを考えると、自分ではできない理由が良くわかるはずです。

遺体の腐敗臭が酷い

一般的に、死臭(腐敗臭)は夏場だと2~3日、冬場では5~7日程度で発生します。腐敗が進めば完全に閉め切った部屋からでも臭いが漏れることもあります。死臭には複数の悪臭成分が混じっていますが、その臭いは非常に強烈で、嗅いだだけで体調が悪くなる人もいるほどです。

自分で孤独死のあった部屋を片付けようとすれば、おそらく最初に窓を開けようとするでしょう。しかし、そのような強烈な臭いが外部に漏れてしまうと、近隣で悪臭騒ぎが起きるのは間違いありません。場合によっては倒れる人が出てしまい、救急車や警察が来る事態にもなりかねないのです。

臭いを完全に消すのが難しい

その強烈な悪臭は、一度ついてしまうと簡単には落とすことができません。市販の消臭剤などはほとんど効果がないのです。服などに臭いが染みついてしまったら、残念ですが捨てるしかないでしょう。

近隣に臭いが漏れてしまった場合、外に干している洗濯物などにもしっかりついてしまいます。もし、臭いの原因がどこの部屋なのか分かってしまえば、多くのクレームが来ることは間違いないと考えられます。周辺の住民の方々から白い目で見られてしまい、引っ越しを余儀なくされるかもしれません。

孤独死の部屋の片付けを専門に行っている特殊清掃業者は、市販されていない特殊な消臭・殺菌用の薬剤を使用したり、強力なオゾン発生器などを使用したりしています。このオゾン発生器は通常の換気で2年かかる脱臭を1~2日で行うことが可能です。家庭用のオゾン消臭器も販売されていますが、それとは威力が違うと覚えておきましょう。

遺体に害虫や病原菌などが付着している

人が亡くなると、その体にはウジ虫(ハエの幼虫)が湧いてきます。ウジ虫は口などから入り込み、体内でどんどん増殖していき、その後ゴキブリやネズミなどが寄ってくるようになります。ハエの種類によっては衣類や他の虫などに卵を産み付け、それが人の肌に触れることで皮膚炎を引き起こすことがあります。また、傷口などにウジ虫が寄生し、放置した結果、体の一部が壊死(えし)する可能性も出てきます。この場合、壊死した部分は切除が必要になります

ゴキブリやネズミは病原菌を運ぶ役割を果たしていることは良く知られています。つまり、遺体や遺体から染み出た体液などに触れることは、病気にかかる可能性を大きく引き上げることになるのです。

家具や床などの有害物質に気付かないことが多い

遺体の腐敗が進んでいると、パッと見は良くわからなくても、遺体から出た体液が部屋の床や家具などにも染み込んでいます。そうなれば、害虫や害獣が部屋中を動き回っていることも容易に想像がつくでしょう。腐敗した体液などが遺体の周りだけでなく、離れた場所の家具や床・壁などに付着している可能性も十分にあります。

何気なく触れてしまったことで服や肌に菌がついてしまい、指などから体の中に入ってしまう事も十分に考えられます。業者が部屋の片付けや清掃を行う場合、全身を覆う防護服に顔面を覆うマスクなどの装備をするのは、そのようなリスクを回避するためなのです。

浴室で亡くなった場合は丸ごと交換が必要になることも

その部屋の人が浴室で亡くなった場合、浴槽内はもちろん、排水管にも汚染された水が流れてしまっていると考えられます。浴室は居室よりも温度・湿度が高く、腐敗の進行も速いので、発見した時には悲惨な状態になっていることも少なくありません。

浴槽や壁面の壁の清掃も居室と同じく非常に危険ですが、排水管の中まできれいにするのはさすがに個人では難しいでしょう。また、一般の配管清掃の業者に任せたのでは、業者の人だけでなく、自分たちにも害が及ぶ可能性があることをしっかり認識する必要があります。また、遺体の状況によっては、浴室を丸ごと交換しなければならなくなるかもしれません。

部屋の片付けは特殊清掃を依頼しよう!

孤独死のあった部屋の片付けを個人で行うのはとてもリスクが高いということがお分かりいただけたと思います。無理をせず、特殊清掃を行っている業者にお願いしましょう。

便利屋サービス21では特殊清掃も承っております。24時間・365日ご依頼を受け付けており、ご相談や見積りも無料で行っています。

料金は現金での分割払いが可能で、まとまったお金がない・カードを持っていないという方でも安心してご依頼ください。

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